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4人で同時に2曲録音

プロデュースの仕事
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こんにちは、岩崎将史です。

とある歌謡曲CDの編曲とサウンドプロデュースのお手伝いを2曲頼まれてまして、今週はその録音でした。クライアントが作詞作曲をしたものを楽譜にして、編曲を加え録音をしてCDにするのをお手伝いする、という仕事です。

今回は、オーケストラパートのアレンジを事前に打ち込みで準備おきました。それらを聴きながら、ドラム、ベース、ピアノ、バイオリンを同時に録音することにしました。

録音メンバー

メンバーはひさびさに岩崎将史プロジェクトのメンバーが集まることができました。ギター&ベースに望月雄史、ドラムに岩崎知弘、そしてバイオリンは名フィルの小泉悠さんにお願いしました。皆さん、歌謡曲の仕事も楽しんでやって頂ける素晴らしいメンバーです。

ピアノ

ピアノやヤマハのS6。調律はいつもの岡さんにお願いしてバッチリなフィーリングでした。写真、全く油断してました。

ギター

望月雄史。いつも素晴らしい安定感。

 

ドラム

岩崎智弘。本当はドラムは1曲だけの予定でしたが、クライアントが「2曲目も是非、ドラムを!」との急な指示にも関わらず、バッチリ2テイクで仕上げてくれました。

バイオリン

小泉悠さん。

今回はこの4人で同時に録音。

予定どうり3時間で終了

1時間ほどで各楽器にマイクを立ててスタジオセットアップ完了。その後、1曲1時間で1~2回リハーサルして、2テイクほど録音。全部で3時間の作業でした。

みんなでパシャ!っと記念撮影。写ってませんがエンジニアは弊社山田でした。
左端アシスタントエンジニアはハウスの日比野氏。

翌日、プリミックス作業

翌日の朝に、フルハウスにて収録テイクの確認をして、ヴォーカリストに渡すカラオケの作成をしました。どちらの曲もテイク1とテイク2の二つがありましたが、テイク2にしました。僕のピアノだけ、イントロとエンディングがテイク1が良いところがあり、そこだけ1小節づつ差し替えさせてもらいました。それ以外は全員完璧。

収録後のProTools画面
今の録音はテープではなくPCに記録しますので、リズムが少しズレたりしてても編集で直せはしてしまいます。でも、今回はそんな編集が必要な所は1箇所もなくカラオケ完成です。

最高のクォリティ

仮カラオケを送って、クライアントである作曲家も大満足のアレンジ&サウンドクォリティに仕上がりました。

「普段聴いているCDよりも、遥かに凄いサウンドになっている!!」

今回の録音内容を全部打ち込みで再現しようと思ったら、僕が丸1日掛けてこだわってデータ作っても、生演奏の良さには叶いません。そのコストがあれは、サクッと生演奏で録音しちゃった方が絶対に良い、というのが以前よりお伝えしている僕の音楽感です。EDMとかHIP HOPとかは別ですけどね。

オーケストラパートは流石に生録音すると予算激増ですので、今回は打ち込みですが。

さらに、、、

昭和の雰囲気漂う歌謡曲

昭和の雰囲気が漂う歌謡曲。僕が幼少期に聞いた「あのレコード達」の良さを出したいという気持ちが強くありました。「生演奏+アナログ録音」から生み出されていた感動をなんとか、今の時代らしく表現したい、と。

そこで録音フォーマットは迷わず192Khz/32Bitというスーパーハイレゾリューションを選択しました。これはCDの8倍以上の情報量があり、ものすごく解像度が高く録音できるフォーマットです。その分、PCへの負荷が高いため、トラック数の多くなりがちな歌謡曲やポップスでは、ほとんど使用されていないフォマーットです。

スタジオの響きや楽器の微妙なニュアンスまでも魅力的に再現しています。

カラオケデータを東京へ転送

今回CDになる歌手の方は東京で活動しています。そこで、カラオケは音声データにして、サーバー経由のダウンロードでフルハウスから本日お届けします。

このあとの作業としては、

東京のスタジオにて歌のオーバーダビング(被せ)をした後、歌の音声データを頂きます。

そして来週、僕がミックス、マスタリングの作業を施しマスターCD完成、という手筈になっております。

年内にはCDとして発売されるそうなので、またご案内できたらと思います。

→続きはこちら

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コメント

  1. […] 今回の録音時は、どういった作品かは公表できませんでしたが、その時のブログがこちらです。 […]

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