岩崎将史(まさふみ)です。
今年のはじめに手掛けた作品がYouTubeに上がっていました。
こうしたクライアントワークは「僕が作りました!」って公表できる事がまず無いのですが、今回は「是非に」という感じでしたので紹介します。
サンシャインKYORAKUイメージキャラクター「ゼブラ子」
サンシャインKYORAKUには「ゼブラ子」というイメージキャラクターがいます。
その2代目として、2021年の春より濱本 咲良さんが就任しました。
濱本咲良さんTwitter:https://twitter.com/sakumin0331
初代「ゼブラ子」さんは2013年に就任。
その時に、オリジナル楽曲を3曲ほど編曲やレコーディングなどの音楽プロデュースを担当させて頂きました。
今回は2代目「ゼブラ子」さんバージョンとしてその時の楽曲を新たに生まれ変わらせました。
こちらの動画で少し聴くことができます。
曲が始まる位置に合わせてあります。
制作は2021年4月に向けての制作
制作の開始は2021年の明けてからでした。
4月の活動開始に向けての制作開始。
2015年に1度、制作した楽曲3曲のリニューアルです。
通常とは逆のボーカルレコーディングからのスタート
通常の制作手順はアレンジが終わってバック演奏のレコーディングを終えてから歌の録音です。
ですが、今回は敢えて最初に歌の録音から始めました。
理由としては諸事情で関係者のスケジュール調整が難しくボーカル録音1日で全てを終わらさなければならなかったからです。
予めゼブラ子さんの希望のKEYを伺って、簡単な打ち込みバックトラックを準備していましたが、中々そうはならないのが面白いところ。
事前に1度キー合わせのスケジュールが取れれば完璧ですが、万が一バックトラックを作り込んでしまった後にKEYを変えたくなっても後の祭りです。
実際にスタジオで歌ってみたら「もう少し高いほうが良かった」なんて事はつきものです。
ボーカル録音はディレクションが大切
僕の録音時の主な仕事はレコーディング・ディレクションといって、歌手が歌いやすい環境を作り適切に進行し、ベストなテイクを収録することです。
そしてYouTubeでのプロモーション用に動画も少し押さえて欲しいという事で、撮影しつつ盛り上げます。
録音中に撮影した一コマ。
この1日で無事にレコーディングを終え、
LOGIC pro X での編曲とギター&ベースの演奏発注
今回のプロジェクトは基本はMIDIシーケンスベースのいわゆる打ち込みでの制作。
ただしギターだけは生演奏が良いのでギタリストに発注しました。
ギターの打ち込みって凄く時間が掛かります。
細かい演奏のニュアンスを再現しようとプラグラミングすると何時間あっても足りないという感じ。
それだけ頑張ったとしても、サッと録音した生演奏には100倍以上劣ります。
だったらその分の僕の奪われる時間を時給換算したら、ギタリストに発注して録音してしまった方が、
- 早い
- 安い
- とても良い
です。
その辺りの考え方については、昔にブログにも書いています。
ギターはオンラインでの作業オーダー
8年前の初代でもお願いした小川圭介さんにお願いしました。
本当は僕のスタジオ「フルハウス」に来ていただきたかったですが、中々にスケジュールなどの都合も難しくコロナの影響もあります。
ネットでギター抜きのオーディオファイルを送ってギタートラックのダビングを自宅で行って頂きました。
ギタートラックのファイルだけを送りなおして頂いて、コチラで合わせ込む感じでした。
ベースは「加藤梨菜MasaPバンド」の棚橋さん
そうベースも1曲だけ生演奏にしました。
オールドロックな曲があって、これも打ち込みで再現するより本物の方が良いに決まってます。
ベースの打ち込みはスライドやらビブラート、ミュートの感じなど中々に面倒です。
ということで我らが棚パッチにお願いしました。
残りの2曲はシンセベースのアレンジが合う感じですので、打ち込みのままにしておきました。
録音後はミックスとマスタリング
全ての楽器のレコーディングが終了したら、ミキシング作業とマスタリング作業をおこない納品完了。
僕こうしてYouTubeに上がっているのを発見することができ嬉しい限りです。
ゼブラ子さん頑張ってください。
ではまた。
僕が運営する会社「フルハウス」では、この様なご当地ソングなどの制作のお手伝いもしています。
是非お問い合わせください。