こんにちは岩﨑将史です。
今回は僕にとって初めて演奏動画を作成した楽器、『ライアー弾き語り』動画について解説です。
『瑠璃色の地球』ライアー弾き語り by Chia
その動画がこちら。
シンガーChiaさんによる演奏の動画です。
一般的な楽器と違って録音においてかなり独特な特性がありました。
432Hzでのチューニング
一般的な音楽のピッチは440hzから442Hz前後に合わせます。
ライアーは432Hzと少し低めが一般的なんです。
録音するにあたり、ピッチが低いことは問題ないのですが、中々に大変だと感じた事が2点ありました。
全ての弦を調律する
1つ目は、全ての弦を奏者自身が調律していくこと。
僕も少し試してみましたが、これは大変です。
ギターなどであれば弦は6本。
所がライアーは何本あるのでしょうか。
動画を見ていただくとわかりますが、1台で旋律から伴奏まで賄いますので中々に音域が広いです。
これは大変。
安定性も高くはない
2つ目は調弦の不安定さです。
演奏を続けているとピッチが崩れてきます。
ギターやバイオリンなど弦楽器はすべからくそういう傾向がありますが、ライアーはペグがそれらよりも柔らかく、また弦の数も多いので修正も大変そうだと感じました。
不便さを超える魅力あり
ただしそれらの不便さを超える魅力もありました。
それは倍音によるサウンドの広がりです。
ギターやバイオリンと違い、ライアーは演奏する全ての弦が存在します。
そのために1音弾いた時、或いはハーモニーを奏でた時の共鳴による他の弦の共振も豊富。
ピアノのダンパー踏んだ時の様な独特の広がりと響き感を感じる事ができます。
1ポイントステレオマイクで聴いたままを録音
それら独特の響きを的確に集音するために、ライアーの録音は1ポイントステレオマイクのみにしました。
収録時の日は色々と他の件も忙しく写真を取りそこねたのですが、ライアの弦を均等に録音できるようにマイク2本をABステレオにして平行に設置しました。
使用したマイク
使用したマイクプリアンプ
4つのカメラで変化を
次に映像。
今回は4つのカメラを設置しました。
正面に引きと寄りの2台。
側面のバストアップと寄りは手元を撮れるようにしてみました。
使用したカメラ達
青系の照明で楽曲のイメージと合わせる
照明は楽曲『瑠璃色の地球』のイメージに合うようにブルー系のフィルムを容易。
あまりはっきりと顔などを照らすのではなく、雰囲気を伝えられるように演出してみました。
使用した照明達
演奏動画の作成も気軽にご依頼を
Chiaさんから頂いた写真と合わせて録音、映像データを組み合わせて編集。
YouTube用にアップロードさせて頂きました。
また合わせて60秒の縦動画も作成。
Chiaさんのアカウントにてリール動画投稿されています。
こんな感じで様々な楽器の録音や演奏動画作りも対応しています。
僕のスタジオ『フルハウス』だけでなく、何処へでも行ってます。
興味ある人はブログかフルハウスのお問合せフォームにて連絡ください。
では今回はこの辺で。
ではまた。