こんにちは、岩崎将史です。
愛知県・大治町の町政施行50周年を記念したオリジナルソングの音楽・楽曲音源制作に携わりました。
今週、公式に発表になったのでブログ書きます。
大治町町政施行50周年記念ソング「Oh ! はるラブ」「大治町応援歌」
制作した楽曲音源をチラ聴きできるようにインスタグラムのリールでアップしてみました。
「Oh ! はるラブ」「大治町応援歌」の2曲は大治町の公式サイトに全編アップされています。
こちらで聴けます。
ただし私が携わったので2曲だけではなく全部で6曲。
ということでダイジェストを作って5曲の一部聴けるようにしてみました。
6曲作ったのに5曲しかないのには理由があります。
それは後ほど。
先ずは今回の制作がどんな感じだったのかを書きます。
元タカラジェンヌ・まほろば遊さんからのご依頼

今回の制作はまほろば遊さんからのご依頼。
まほろば遊さんのブログ
まほろば遊さんは私のブログでも何度か登場している歌手で元宝塚歌劇団でセンター?って言ってよいのか分かりませんが(多分違うけど良くわからない)努めていました。
私も昔にたまたまNHK BSか何かで90年代の宝塚を放送していたのを見て「良く知ってる人がメイン貼ってるな〜」と感心したことがあります。
2曲を様々なスタイルで編曲(アレンジ)して録音音源化

そんな遊さんからの依頼は、

大治町の歌を2曲作ったので編曲と音源化をして欲しいの
「Oh ! はるラブ」については既に別のアレンジャーに依頼されバックトラック、いわゆるカラオケが既に出来ている。
それに歌を被せて欲しいが、大治町の子ども達にバックコーラスで参加して欲しいので子ども達パートのアレンジ(編曲)をして欲しいと。
「大治町応援歌」については鼻歌だけをiPhoneに録音してあるので、それを音源化して欲しい。

さらには通常の歌のバージョンだけでなく、下記の4つの作成も合わせてご依頼頂きました。
- 2曲の正式に納品できる形式の楽譜。
- 地元の商店で流せるような明るいBGMバージョン。
- 病院の待合などで流せる静かなバージョン。
- 防災無線でのアナウンス時に流すシンプルなバージョン。
- 地元の中学校吹奏楽部に演奏してもらえるバージョンと演奏用の楽譜。
全部得意な内容ですので喜んで引受させていただきました。
本日AMは打合せ。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) March 14, 2024
半年がかりのプロジェクトのスタート?! pic.twitter.com/1swjXuPtIC
編曲作業と録音

編曲と楽譜作成作業はLOGIC Proにて。
DTM打ち込み作業のみでの簡易なラフを作成し、順次、遊さんに送りました。
全てのバージョンが1発OK。
次にそのバックトラック音源に合わせて、スタジオでメインボーカルの録音を行います。

録音時には大治町のマスコットキャラクター・はるちゃんを持ってきてました。
遊さんにはメイン・ボーカルだけではなく、子ども達のコーラス・ハーモニーのパートもガイドになるように歌ってもらい録音。

子ども達に事前に練習して頂けるように、録音した音源を町役場の担当者に送っておきました。

差し入れでレモンマシュマロなるものを遊さんが置いていきましたが…

これが凄く美味しいの♫
との事でしたが私には微妙⋯でした(笑)。
子ども達パートの録音のために現地へ

大治町の子ども達が参加するパートということで現地の公民館?みたいなところへ行ってきました。
録音機材はフルハウスのスタジオから持込み。
子ども達なのでスタジオ録音の様にヘッドフォンでのモニターではなく、スピーカーから出して上げられうようにしました。

子ども達のやる気と遊さんの熱血指導のお陰で良いテイクが録音できました。
フルハウスのスタジオで最終的な仕上げ作業

録音した素材はフルハウスのスタジオに持ち帰り作業を継続。
編集やミキシング、マスタリング作業などを経て完成となりました。

完成した音源の最終確認を遊さんに。
バッチリOKを頂きまして5曲分の音源は完成です。
もう1曲。吹奏楽の編曲作業に取り掛かりました。
吹奏楽バージョンの編曲作業

吹奏楽バージョンの編曲作業も行いました。
大治中学校の吹奏楽部が演奏するということで、部活の現在の編成を確認しそれに合わせました。
とは言え将来的に人員が増えても減っても良いようにオプション的なパートも入れておきました。
編曲と基本の楽譜作業はLOGIC Proで行いましたが、納品は総譜(フルスコア)とパート譜。
納品には浄書と呼ばれる作業が必要で、録音用に使う楽譜よりも丁寧に綺麗に作成されている必要があります。
この浄書作業には、それなりの作業工数が必要になりますが、私は常に複数の案件を抱えているので出来れば他の人に手伝って欲しい。
ということで楽譜制作といえば我がバンド・メンバーの棚橋亮太朗さんです。

棚橋さんは楽譜の販売活動もされているので楽譜浄書作業は得意中の得意。
さらに吹奏楽部の指導もされていてるので、生徒たちの実情に合わせた難易度なども理解されています。
私だと普段演奏を依頼するのが皆さんプロなので生徒には演奏しにくいフレーズや音域もあるかも。
ということで合わせて補作をお願いしました。
私の元の編曲楽譜の意図を最大限汲んで良い楽譜を作って頂けました。
大治町町政施行50周年記念ソングの制作発表会

大治町町政施行50周年記念ソングの制作発表会を行うとの事で、制作に携わった皆さんと大治町役場へ行ってきました。

大治町長へCDのお渡し。
CDは形式的な納品物で非売品です。

町の教育長さんや議長さんなど重役達の前でCDが再生されました。

その後はメディア取材。
遊さんがメディアのインタビューに答えます。

最後は制作スタッフ全員で記念撮影。
私のカメラを町職員にお渡しして撮って頂きました。

大勢の人々が絡む長期間の制作
今回は町や現地の子ども達をはじめ多くの人が関わるプロジェクトでした。
そのため工程のひとつひとつを確実に進めるべくそれなりの制作期間を取りました。
子ども達も事前に練習用のCDを聴いてから録音に望むなど必要ですからね
おかげさまでに無事に終わり、次は吹奏楽部の発表を待つばかりです。
なんでも11月2日に大治町町政施行50周年記念の式典を開催するらしく、そこで吹奏楽部が演奏するとのこと。
私はスケジュール的に行けるか微妙ですが、もし行けたら記念に録音してこようと考えています。
こんな感じでご当地ソングや自治体関連の音楽づくりも日々おこなっています。
もし依頼や相談などある場合は、ご遠慮なくお問い合わせフォームからメールください。
ということで、今回はこの辺で。
ではまた。