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手取り24万円のサラリーマンが時給1,000円のアルバイトとの差を比較

手取り24万円 vs 時給1,000円 ビジネスの学び
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こんにちは岩崎将史まさふみです。

【疑問】手取り24万円のリーマンと時給1,000円のバイトが一緒?!

昨日、こんなツィートをしました。

僕のTLにたまたま流れてきて反応してしまっただけですが、もともとは有名ブロガーの、

有名ブロガー
有名ブロガー

手取り24万円で1日12時間も働くサラリーマンをやるなら、時給1,000円のバイトをした方がマシです。

というツィートが大元でした。

一応、2001年より54歳年間、会社を経営していますので、手取り24万円がどれほど大変で価値のあることかは分かります。

すぐに反応してしまったわけですが、より具体的に検証してみたくなりました。

大前提として価値観は人それぞれ。でも数字は嘘つかない。

有名ブロガーの元ツィートをディスってるわけではないです。

1日12時間労働というワードがありますので、彼は単純に月給24万円と時給1,000円が等価であると主張しているわけではないのです。
固定給でフルタイム拘束されるくらいなら、ちょっと安いバイトでも時間を限定して、より将来のプラスになるこに時間を使うべき、という趣旨と読み取りました。

そこは理解した上で、あえて数字だけを比べて評価してみます。

【調査】手取り24万円リーマンと時給1,000円バイトの月収比較

手取り24万円のサラリーマンと時給1,000円のアルバイトは、税引後税引き前で比べてますので、同じ条件で比べた一覧表を作成しました。

月収での比較



サラリーマン

アルバイト

給与

310,000

184,000

子供の数

3名

0名

社会保険

健康保険

15,840

8,910

介護保険

0

0

厚生年金

29,280

16,470

雇用保険

930

552

税金

所得税

6,358

4,200

住民税

愛知県民税

3,633

1,850

名古屋市民税

13,617

6,741

手取り額

240,342

145,277


子供の数はサラリーマンは僕と同じ3名にし、アルバイトは0名にしました。
アルバイトも子供を持てば、控除がついて税金が安くなります。
ただし、月給18万円でですからね…。

週20時間以上なので社会保険適応です。
アルバイト契約とはいえどフルタイムなので基本給18万円の社員と数字は一緒。

住民税は名古屋市とし年齢は僕と同世代での計算です。

手取り24万円のサラリーマンの給与は先に僕がツィートしたとおり月給31万円というのが分かります。

こうして比べると2倍とまではいきませんが、大きなさがあります。

次にこれを時給にするとどうなるか比較してみます。
もちろん元ツィート主が言うように、サラリーマン1日12時間アルバイト1日8時間として。

時給での比較

サラリーマン1日12時間アルバイト1日8時間とした時の時給がわかる表にしてみました。

1日12時間の勤務が良いか悪いかは今は別の話とします。
4時間 x 23日で、月92時間の残業ですね…。

月給労働時間労働日数時給
サラリーマン支給額¥310,0001223¥1,123
手取り額¥240,3421223¥871
アルバイト支給額¥184,000823¥1,000
手取り額¥145,277823¥790

かなり差が縮まりました。

12時間を全て勤務時間と考えなくても、例えば、

  • 通勤時間片道1時間かけて、サラリーマンとして1日10時間勤務
  • 徒歩数分の近所でアルバイトを8時間

と考えると、自分の可処分時間をどのていど労働にあてるか?という意味で、同じ土俵で評価して良いです。

アルバイトを12時間で比較

次に近所でのアルバイトを8時間→12時間に増やしたとしたら、を表にしてみました。

時給労働時間労働日数月給手取り
サラリーマン¥1,1231223¥310,342¥240,342
アルバイト¥1,0001223¥276,000¥213,485

やっぱりそれなりには差がありますね。
同じ時間の仕事をするなら、24万円サラリーマンの方がやはり有利です。

サラリーマンを8時間で比較

サラリーマンもアルバイトも8時間だったらどうなるのか?

時給労働時間労働日数月給手取り
サラリーマン¥1,687823¥310,342¥240,342
アルバイト¥1,000823¥184,000¥145,277

という感じで、時給にすると、1,687円 vs 1,000円で、サラリーマンと差がついてきました。
いかに短時間で同じクォリティの仕事ができるかが大切なのかが分かります。

【評価】時間とお金のパフォーマンスだけならサラリーマン有利。さらなるメリットを作るべき

時間とお金だけを比較したら手取り24万円のサラリーマンが、時給1,000円のアルバイトよりも有利です。

が、アルバイトがサラリーマンよりも有利な場合があります。
最初に書いたように、8時間バイトして残りの4時間で何をするか?です。

自分でビジネスを始めると最初はうまく行きません。
それを凌ぐ当座の収入源として8時間の時給1,000のアルバイトと僕は解釈しています。

単純に給与だけでは見えない評価

サラリーマンも同様にメリットが作れると思います。

ボーナスの有無

ボーナスは事業の営業利益に応じて算定されるの通常です。
よほどユニークな経営思想を持っていない限り、大きな営業利益が出たら税金対策と社員の士気高揚の意味からも多くの経営サイドはボーナスを出そうとします。

ボーナスがない会社は、

  • 業績に応じた金額がすでに月の報酬に含まれている
  • どんだけ頑張っても営業利益が増やせない事業形態
  • 営業利益が増えた分を他の事業や役員報酬などに全て回す

などが考えられます。
儲からない事業か儲かっても社員には還元するつもりのない態勢です。
ここが見えていない会社であれば、12時間を会社にフルコミットしてしまって良いのか?だったら少しでも時間を減らして副業なり別のビジネスをした方が良いのでは?とは言えます。

ボーナスはアルバイトにも出せないことはないです。
が、時給1,000円のアルバイトにボーナス支給というのは一般的ではないです。

昇給の有無

ポジションの重要度に応じて給与は変わります。
12時間フルコミットするならば、将来的な昇給が期待できないのであれば、確かにバイトそしてより結果の出せることに時間を使った方がよい、という意見は納得できます。

アルバイトでも昇給は可能ですし、現実に時給5,000円以上のアルバイトもあります。
が、少なくとも最初に時給1,000円だったその仕事を継続したからといって時給5,000円になるとは考えにくいです。
1,000円はあくまでもリスク回避のキープ君です。

福利厚生の充実度

産休、育休、介護休暇、扶養家族のための補助など家族を持った場合の福利厚生は社員の方が多いです。この辺がしっかり整備されているのであれば、社員でいるメリットはバイトとは比較にならないです。

あとは何のかんのいって社会保険は大きいと思います。
24万円社員は毎月4万円ほど払っていますが、同額を会社も払っていますので、8万円弱になります。

休暇

アルバイトのメリットとして好きな時に休めると言われていますが、その分は収入が減ります。

社員であれば有給がとれます。
インフルエンザにかかって一週間休んでも基本給は約束されています。
有給が取りにくい問題は色々と見聞されていますが、ただしく運用されていれば、圧倒的にサラリーマンの方がメリットは大きいと思います。

移動

社員だと転勤があるというイメージがあります、これをネガティブに捉える話も聞きます。
複数に事業所があっても商圏エリアを絞っている企業でれば、自宅から通勤可能なので一概にサラリーマンだから転勤があるとも言えないです。

多いのは間違い無いですが。
僕が「よし会社を東京に移転だ!」ってなったら社員は皆んな転勤ですしね。

副業

ちょっと前までだとバイトは副業ができて、正社員は副業できないと言われていましたが、今は副業推奨が広がってきていますので、バイトは副業できるというメリットは既にないです。

残業をしたほうが業績に繋がり自分の収入にも繋がるのか?
そうでないなら、いかに効率よく定時で終わらせて、残りの時間をより有効活躍するかの判断になります。

【結論】結局は限られた時間のなかで、どれだけ価値あることをできるのか。必要なマインドは一緒。

ということで、数字だけで比べると24万円サラリーマンが有利でした。

それ以外のメリットをサラリーマンが作れるのか、アルバイトの方が作れるのか?は、本人の行動力と会社の雰囲気によります。

中長期でみたら「サラリーマンかバイトか」という雇用形態はどうでもよくて、どちらも「より結果を出せばリターンも多い」状態をどれだけ持てるか、ということになりそうです。

それではこの辺で、また。

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