こんにちは、岩崎将史です。
先週になりますが、3月18日はとある企業様のテーマ曲のレコーディングでした。
元曲はCMなどで使えるようにポップスアレンジの歌物ですが、
「BGM用に上品にバイオリンとピアノでレコーディングしたい」
との事でした。
今回の仕事では、すごく凄く嬉しかった事がありまして、仕事を振って頂いた方がピアニストなのですが、大学時代の同級生だったんです。
じゃ〜ん、松永有希子さん。
最近は主にジャズ・ピアニストとして色々なところで演奏されています。
そしてバイオリンは安田祥子さん。
安田さんとは初対面です。松永さんと色々演奏活動をなさっているようです。
「安田祥子 & 由紀さおり」さんの安田祥子さんとは全く関係ありません。
同性同名です。
ちなみに、昔、「安田祥子 & 由紀さおり」さんにはTV番組等で編曲を担当させて頂いた事があります。
直接、評価とお礼を頂いて嬉しかった。
さて、話を戻しまして、
ヘッドフォン付けての録音は初めてなんです〜
と仰っていました。
クラシックは電気的な音響を使わない音楽です。
当時はそもそもそんなシステムはなかったし。
ですのでこの日は、少しスタジオの空気やヘッドフォンに慣れて頂いた方が良いだろうと、本番テイクの前にリハーサルをして頂きました。
リハーサルテイクもプロツールズというレコーダーを回していましたが、演奏は素晴らしく何の問題もなし。
「このリハーサルテイクでも全然OKですよ〜」
という感じでした。
そんな時は、しばらくリハーサルをします。
レコーディングはしていくのですが、リハーサルとして録音してそれを聴いてもらってを、何回か繰り返して。
だんだん音になれてき、演奏と録音される音のイメージが奏者のなかで繋がってきます。
そんな感じで、リハーサルとして1時間程で4テイクほど録音。
こんな感じで、ピアノとバイオリンを別の部屋で同時に演奏して録音しています。
写真だとわかりにくいですが、奥の部屋にピアノがありまして、演奏している様子がなんとなくわかるでしょうか?
ドアは防音のガラスドアですので、アイコンタクトはできます。
でも音は完全にセパレートして録音できます。
リハーサルという感じで進めてましたが、4テイク目で
このテイクでほぼ良い感じじゃない?
となりました。
4テイク目を採用して、もう一度みんなで聴きます。
その上で、ちょっとだけ気になる所があったので、その部分だけ録音しなおし。
パンチインという手法です。
それで完成〜🎵
バッチリ素晴らしい録音となりました。
その後、ミックスダウン。
ピアノとヴァイオリンのDUOですので、録音時ににミックス的な調整はほとんど済んでいます。
さっとマスタリングEQを加えてマスターレコーダーへ録音、CD-Rにプリントして完成の運びとなりました。
録音1.5時間。ミックス&マスタリングで30分弱、2時間程のレコーディングセッションとなりました。
192Khz32Bitという超ハイレゾリューションで録音してますので、サウンドクォリティーもバッチリ。
とても良い作品が完成しました。
では、また。