今秋、2台のブルートゥーススピーカーをゲットしました。
1台は購入した、BOSEのSound Link mini BT スピーカーII。
もう1台は、とある景品としてゲットしました、こちら
せっかくなので、比較試聴してみました。
BOSE サウンドリンク ミニ ブルートゥース スピーカー2
草野由花子さんのアルバム「China Blue」のミックスで初使用
以前、草野花由子さんのアルバムのミックスで、ご本人が普段聴き慣れているスピーカーと言うことで、使って見ました。
小型な割に音量と低音の再生能力が凄く、持ち運びも楽。スマホやPCなどとケーブル無しで音が出せるということで、ミージュシャン仲間の間で流行っているそうです。
最初に音を出しての印象、
「うわ〜、これはバランス取りやすいスピーカーだわ」
驚く高効率ユニットと低域再生能力
近年はアンプ部がデジタルアンプになり、小さくて軽いにも関わらず音もすごく良くなりました。
フルハウスでもモニタースピーカー用にデジタルアンプをすでに導入しています。
音を出す前は、
「アンプはおそらく優秀だと思うけど、スピーカーユニットはどうかな?」
あまり期待はしていなかったのですが、音を出した瞬間。
「を〜〜、全然、仕事で使えるわ〜♬」
低域の再生能力も、巷の評判どおりです。
ただし、
スタジオでスモールスピーカーに求める音は「低域」ではありません。
ボトムエンドに関しては、ラージスピーカーで確認します。
フルハウスのGENELEC社1033Aは、しっかりと20Hzという超低音までハッキリと再生します。
ですので、そこまで低音の再生能力を小型スピーカーには求めていませんが、それにしても大したものです。
スモールスピーカーに求める性能は「1ウェイユニットならではのバランスの取りやすさ」と「小さい音での再生能力」にあると考えています。
これらをしっかりと要求を満たす性能です。
ボディーの剛性が凄く高いのだと思いますが、ものすごくダンピングが良く雑味を感じません。ドライバーユニットが作る振動をそのまま聴けている、という感じです。
かっちりとしているので、スピーカーに木の鳴りなどのオーディオ的な「味付け」を求める方には、向かないと思います。
ミックス作業で活躍できるスピーカー
今日、試しにジャズボーカリスト・黒木あさ美さのアルバムミックスも8割このスピーカーで作業してみました。最後の2割はニアフィールドとラージモニタースピーカーによる調性が必要ですが、ほとんどの作業は問題なくこなせました。
次に、SoundBank D6をセットして作業してみました。
ZENBRE SoundBank D6
とっても小さいポータブルスピーカー
BOSE「Sound Link ミニ」より少し小振り。
音を出してみると、、、。基本的に低音はないです。
これは悪い意味ではなく、これくらい小型のスピーカーは、そもそも低音を出さないほうが必要な部分の再生には有利です。
バイオリンでコントラバスの音域が出ないのと理屈はほぼ一緒です。
ミックス作業ではイマイチ
実際にこのスピーカー、中高域の再生能力は抜群でBOSEに引けをとりません。
が、、、、トップエンドにめちゃくちゃピークがありますね。
他のどんなスピーカーでも全く問題の感じないミックスでも、ドラムのオーバヘッド、金物などがかなり強調されて持ち上がって聴こえます。
BOSEではEQの必要性は感じず、バランスを詰めたくなるスピーカーだったのに対し、こちらはついつい無駄なEQに手が伸びてしまいそうでした。危険を感じで、ミックス作業にしようするのはすぐにヤメました。
ちなみに両機種とも本体横についているミニジャックからの音声入力での比較です。
ブルートゥーススピーカーとしての比較
こちらもBOSEが良かったです。
iPhone、iPad、MacBookなど、一度登録しておけば自動で繋がります。
すぐに家でもスタジオでも音声を出せます。
ただし、僕のMacBook Pro mid 2012モデルだけは高域にフィルターの掛かったモッサリした音でした。これは、Mac側BTのバージョンなどの問題のような気がします。
機能的には大差ないのでしょうが、大きく違ったのが操作性。
BOSEは電源、ボリューム、端末の切り替えが分かりやすく、端末が何かも音声で読み上げてくれます。
値段見て見てたら、定価で半分以下、アマゾンでの実売価格だと1/6とかですね。そりゃ差があってあたりまえです。
唯一、欠点があるとしたら、このようなポータブルスピーカー全般に言えることですが、左右のユニットが近いので、パンニング(音の左右の定位)の詰めには使えない、ということです。
この値段とサイズで、LRセパレートタイプのスピーカー出してくれたら、買っちゃうと思います。
デスクやPCの左右にちょこんと置いて、、、、。
しばらくはBOSEを持ち歩いて、いろいろな場面で使ってみようと思います。
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