こんにちは、岩崎将史です。
先日、フルハウスにて録音、僕がマスタリングさせて頂いた動画のご案内です。
crescent beesの新曲動画
クレセントビーズというボーカルグループで、僕がCDのプロデュースさせて頂いていてた、「うたまろ」の「コボリツトム」君達が結成した4人のグループです。
先日、スタジオ「フルハウス」にて、弊社山田が録音&ミックスしてまして、僕がマスタリングをさせていただきました。
レコーディングの様子を山田が動画撮影&YouTube作ってくれました。
彼らのライブやイベントも今年は増えると思いますので、是非是非チェックしてあげてください。
今日は、少し録音の様子を紹介。
4人同時に録音
多人数ボーカルグループの録音は、僕がディレクションなどイニシアチブを取れるレコーディングセッションでは、可能な限り同時に多人数で録音するようにしています。
「誰がどんなニュアンスで歌っているか」
をお互いに聴きながら歌い方を作り上げていくとが、とても重要だと考えているからです。
ただ、この録音の仕方をするプロデューサーやディレクターは以外に少なく、多くの多人数アイドルグループの録音にも関わってきましたが、このような録音方法に対応できるプロデューサーやディレクターは、これまでに3名しか出会ったことがありません。
4人の歌をリアルタイムに同時に聴き分けて、的確なジャッジをしながらテイク管理をしていく。
普段からやっている音楽現場の僕にとっては当たり前のことですが、以外に他のディレクターさん達は、1人づつ順番に被せて録音していくスタイルが多いです。
でも、同時に録音した方が、音楽的に流れを組み立てられるし、なによりも、、、、
スタジオ料金が安くなる
「スタジオ料金を安く押さえられる」
これが大きいです。
1人1時間で数テイクづつ録音していったとして、8人いたら8時間掛かります。
そして、何人か録り終わった後に、
「あそこの歌い方のニュアンスは、この人に合わせた方が〜」
ってなったら、またそこだけ全員呼び戻して録音しなおし。
同時に録音したら1時間で「完了」です。
スタジオ代、8倍の差は大きいですよ。
さらに音楽的にもより良くなりますし。
手作りアイソレーションボードが大活躍
動画にも写っていますが、弊社手作りの「アイソレーションボード」がこのような同時録音では大活躍します。
それぞれのマイクに別の人の声が入り込まないように、しっかりと遮音します。
面白いのは、重たいので移動は2人で両側か持ち上げて運ぶのですが、そうするとこのボードを挟むので、会話ができなくなります。
「おろして〜」とか「もうちょい右」とかが、見つめ合いながらのアイコンタクトになると言う(笑)
昨年は、別のスタジオが、
「うちも欲しい」
と言うことで、納めたことがあります。
それは流石に、DIYではなく設計だけして、建具屋さんに綺麗に造作してもらいましたが。
今日は、ここまでですが、やっと年度末の繁忙期とそれらの残務処理を乗り切りつつあります。
多分、またこまめにブログも書けそうと思いますので、お楽しみに。