こんにちは、岩崎将史です。
今年、まほろば遊さんの5枚目のCDをフルハウスのスタジオでレコーディングして頂きました。
CDは今年の2月にプレス製造も終えて、3月の遊さんのコンサートで発売開始しています。
僕の方から「動画作りましょうよ」と声を掛けさせていただいいて、やっと編集が終わって1曲できました。
何曲かスタジオでレコーディングを撮影しているので、出来次第、順番にアップしていきたいと思います。
1曲目の動画がこちらです。
まほろば遊|広い河の岸辺
今回のCDは全曲、阿部篤志さんのピアノと遊さんのみのデュオ。
音楽的な部分は完全にお二人にお任せの作品ですので、少し録音について書きます。
フルハウスでのレコーディング
フルハウスでは、ピアノの部屋とは別の部屋(ブース)がありますので、ポップス系の時はこんな感じで、それぞれの部屋に別れて同時に演奏します。
ピアノのマイクにはピアノの音だけ。
ボーカルのマイクにはボーカルの音だけを綺麗に録音できるので、あとで音量などのバランスをお好みで調整できます。
クラシック系、声楽の時は同じ部屋で録ることの方が多いです。
理由は声楽の方のほとんどは、ヘッドフォンを使っての音出しになれていないのと、音楽の成立のスタイルとして、お互いに生の音を聴き合いサウンドを作り、コンサート本番も生の音だけで演奏するジャンルだからです。
ボーカルにマイクを使うジャンルはクラシックではない、と言うことですね。
もちろん、クラシック曲をやる際にもシチュエーションによってはマイクを使う場合もなくはないです。
クラシック音楽が成立した1900年以前にはなかったような規模の大きさのホールとか、シチュエーションが当日のクラシック音楽成立時とは大きく異なる場合。
クラシックの考え方は、今度、声楽家の学生の動画を撮らせていただく事になっているので、それが完成させた時に、も少し詳しく書こうかなと思います。
遊さん&阿部さん、デュオでのレコーディング
録音的にはデュオスタイルの場合、あんありやる事はなくて、適切なポジションにマイクを建てたら、歌とピアノの音量バランスを決める。
そして、リバーブという部屋の残響成分を少し加える。
スタジオの場合、どのような音でも作れるように、どちらかというとリバーブは少なめの設計にしてあります。
あとで響きを足す事はできるけど、引くことはできないのです。
最近は引く機能を持ったプラグインソフトもありますが、サウンド的には音楽的ではない。
EQとか音を変える系の処理は特にしない。
必要と感じたら、その前にマイクやプリの組み合わせを変える。
ざっと、こんな感じで、あとは録音ボタンを押して演奏者にお任せするのみです。
今日は、この辺で。
また、次の動画も準備中なので、ミックスとかマスタリングについても触れてみようかと思います。
CD販売サイト
あ!毎度の事ながら、CDはフルハウスWEBショップで購入できます。
では、また。