こんにちは、岩崎将史です。
作編曲、サウンドプロデュース業を、株式会社フルハウスという会社でやってます。
音大でも教えたりもしています。
この前に続いて声楽の新しい動画が出来ました。
「さくら横ちょう」について
日本歌曲「さくら横ちょう」です。
作詞は加藤周一、作曲は中田喜直による戦前の作品で、詳細は引用にて。
「小さい秋みつけた」などの作品で知られる作曲家の中田喜直(1923-2000)が、この詩集から4つの詩を選んで作曲し、昭和37年に「マチネ・ポエティクによる四つの歌曲」として発表しました。この「さくら横ちょう」はその中の二曲目で、加藤周一の詩による歌です。日本歌曲としては非常にモダンな雰囲気の歌です。
ブログ番組「クラシック名曲アルバム」
なお、同じ詩には別宮貞雄(べっく・さだお、1922-)の曲による昭和26年発表の歌があり、両方とも傑作ですが、この中田作品の方が声楽的に歌いやすく出来ており、声楽愛好家の発表会等でよく歌われています。
meikyoku.exblog.jp2009年元日開局。Youtubeにあるクラシック音楽の動画・録音を紹介。1日1曲、
コンクール録音と同じ手法で録音
現役音大生の声楽家、岡安菜月さんから依頼を受けて、コンクール用の録音をしましたが、その時と同じ手法で録音しています。
- 録音テイクは一発録りで、一切の編集はなし
- 調整は各マイクのボリュームとリバーブ(残響)の付加のみ。
- ピアノの調律はなし
と言った感じです。
コンクール録音の場合、編集やテイクの繋ぎなどは禁止されていますので、歌唱したそのままの音声を提出する必要があります。
当たり前ながらリズムや音程なども直してはいけません。
そのため、録音家として僕の方で音楽的にできることは何もなくて、演奏者の力量が全てです。
コンクール録音の場合のピアノ調律
ピアノの調律は、CDなど作品として発表するときは必須にさせて頂いてます。
が、今回のようなコンクール用の録音などで調律を入れていると、スタジオ代よりも高くなってしまいます。
ですので、コンクールの場合、調律を入れない方が多いです。
今回も同様にあえて入れずに録音と撮影をしています。
他の動画に比べると少し燻んだ感じになってはしまってはいますが、違いわかりますかね??
コンクール用の録音に調律入れるか悩まれる方は、参考にしてみてください。
あっという間に終わる録音セッション
2分半の短い曲ですので、録音はあっと言うまに終了です。
この曲が何テイク歌ったかは覚えていませんが、3テイク録音したとしても15分ほど。
一番、上手くできたテイクを選びます。
そのあとのミックスも、各マイクのバランスを調整するだけですので、15分もあれば完成します。1曲30分ほどで提出用のマスター音源ファイルの完成するという流れです。
もし調律を入れた場合、90分〜2時間ほど調律に時間かかりますので、調律の方が時間必要です。
スタジオ録音動画「さくら横ちょう」
それでは動画です。
お互いの間の感じ方、タイミングの合わせ方などは、クラシック音楽の醍醐味。
商業音楽だとどうしても効率性を求めて一定のテンポでクリック(メトロノーム)使ってというのが多くなってしまいますからね。
また次の動画もできたらアップします。
今回はこの辺で。
では、また。