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ジャズのアルバムレコーディング

スタジオ・レコーディングの仕事
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昨日はスタジオ「フルハウス」にてジャズヴォーカリスト黒木あさ美さんのアルバムレコーディングでした。

ドラム、ベース、ピアノ、サックス、歌の同時録音セッション、

その様子を、少しご紹介したいと思います。

といっても僕は別の現場が入っておりまして、ProToolsのオペレートはうちのエンジニアの山田君に全てお任せだったんですけどね。

まずはセットアップ

事前の打ち合わせどうりに椅子、譜面台、マイクをセットアップ。ミュージシャンが来るのを待ちます。

こちらが、ドラムの部屋になります。

ミュージシャン登場

そして素晴らしいミュージシャンたちの登場です。

ピアニストのナタリー成田さんとベースの興津博規さん。

楽しいコンビです。興津さんは以前、秋山祐吏美さんの動画にも参加していただきました。

ナタリー成田さんは、ピアノを弾きながら鍵盤ハーモニカでソロを弾くという凄技の持ち主です。

もちろんレコーディングでもピアノと鍵盤ハーモニカ、両方にマイクを立てて同時に録音です。すごいです。

鍵盤ハーモニカは、以前ご紹介した草野さんと同じ鈴木楽器のメロディオンをお使いでした。

僕も欲しいな〜。

ドラムは、おなじみ黒田和良さん、サックス椿田薫さん。

ヴォーカルは黒木あさ美さん、プロデューサーにPrisca Molotsiさんです。

写真をプリスカさんより拝借。こんな感じで、伝わりますでしょうか?

ドラムと歌は、それぞれ別の個室に入って同時に演奏します。

ドラムは他の楽器に加えて音量が大きいので、別の部屋で録音してピアノやサックスなどのマイクに音が被らないようにするためです。

そして、歌は、繊細なニュアンスを他の楽器に邪魔されずに聴かせるために、別の部屋で録音します。

サックスは手作りアイソレーションボードで遮音

サックスはピアノやベースと同じ部屋ですが、透明な遮音ボードを立てて、マイクの音の被りを抑えます。

これが凄く効果があります。パンチインや部分録り直しも問題なし。

この遮音ボードは、DIYで自作しました。というか正確にいうと僕は口だけで、山田君に作らせたんですけどね(笑)

手作りのレコーディングスタジオ

フルハウスはほとんど、DIYで作られているスタジオです。

壁や天井、配管、色々。

僕の制作スタジオとしてスタートしていますので、億万長者でもなくスポンサーがいるわけでもありません。

自己資金でコツコツとしかできませんので、その時に欲しい音や必要に応じて、最低限のコストで出来るように知恵を使って、その都度、必要なものを作る、というスタイルで運営しています。

その分、音に対して徹底的に凝ることが可能だと思っています。

大手メーカーと大工さんが作った画一的なスタジオとは一線を画しているのではないかと(笑)

数時間 × 2回 でアルバムレコーディング終了

昨夜の録音セッションは2日目。

ミュージシャン皆さんが忙しい方ですので、夜に集まれる数時間での録音です。

1日目は僕も参加できましたが、いずれも2テイクほどで完了でしたので、きっと昨夜もサクサクと進んだのではと思います。

録音は、いつも通り192Khz 32Bitというスーパーハイレゾリューション。

CDは年内にはリリース予定とのことですので、決まったらまたお知らせします。

名古屋の音楽制作・スタジオ|フルハウス
名古屋市瑞穂区新開町5-2中村ビル1F
TEL 052-884-7051
HTTP://WWW.FULLHOUSE-MUSIC.CO.JP

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