こんにちは、岩崎将史です。
今回はミラーレスカメラのレンズの話。
最新レンズではありません。
散歩や出張、旅行時の便利ズーム「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」についての考察と使用感です。
出張や散歩時にできるだけ身軽に軽快に移動を撮影をしたい

僕は毎日持ち歩くカメラに、これまで次の2つのレンズを付けていました。
- SONY FE 16-35mm F2.8 GM II
- SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
ここ1年ほどはこの組み合わせが多かったです。
外でのレンズの付替えは嫌いなのでボディ2台にそれぞれのレンズを付けて持ち歩いていました。
ですけどね。
散歩や出張時にやはり2台は大変。
カメラバッグには2台を入れておいたとしても、少しふらふらと散策する際には1台だけを首からぶら下げて歩きたい物です。
そこでここ1~2年ほどほとんど使ってこなかった「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」を改めて使って見ようと思いました。
望遠200mm側の描写に絶望したレンズ

これまで「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」を使ってこなかった理由は1つ。
それは画質です。
なんとなくふわっとした大味な描写は純正GレンズやGマスターレンズと比べると物足りなく感じていました。
特に200mmの望遠端は解像度も悪く嫌いです。
ですが、ネットではこのレンズをとても評価する意見が多く見受けられます。
僕の使い方はが悪いのかも?
ということで、改めて今一度積極的に使用して、何かを得ようと考えたのでした。
メインレンズとしてしばらく試してみる
1週間ほど毎日つけっぱなしで色々撮影してみました。
桜スナップ
月が変わったので参拝。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) April 2, 2025
本日は寒さもなく熱田神宮は欧州系の観光客が多かった。 pic.twitter.com/8eNjT3MY7k
2025年4月2日、恒例の熱田神宮月初参拝時の写真達です。



そして場所は違いますが同じ日に50mm F1.2で撮影した写真が下。

当然ながら解像度は上がっていて細かい描写もしっかり。
ただしSNSにアップした際には「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」の太いガツッとした画作りもありなんじゃないかと思い始めています。
メジロのスナップ
明日から3日間、東京出張になるので出勤時に少し手前で降りて山崎川の散歩。名古屋に戻ってきたらもう散ってる可能性が高いかなと。 pic.twitter.com/enr0biAT2d
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) April 4, 2025
この日は桜を見に河川敷を散歩。
メジロがいたので撮影。

そして別日ですが「SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」で撮影したメジロ。

こうやって見比べるとやっぱり純正「SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」の方が繊細で綺麗ですね。
「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」は少し粗い感じがします。
ただし「SONY FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」だと100g程ですが少しだけ重いし、広角標準域をカバーするもう1台が必須です。
1台で軽快さを優先して画質は妥協するか悩ましい。
東京出張
午前中は妻の運転で移動。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) April 5, 2025
私の名前と同名の会社名を発見。 pic.twitter.com/wDfP2jZr2Z
二泊三日の東京出張。
2台のカメラで望みましたが、基本的には「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」優先でトライしてみました。
仕込み終わって恒例の台場近隣散歩。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) April 5, 2025
この季節はチューリップなのね。 pic.twitter.com/QNjW7MRA2s





1台を首にぶら下げて置けば寄りから引きまで全部撮れてしまうのはやはり便利。
ただしF値が暗いので夜の撮影には向かない。
ということで、夜はα7RVとFE 16-35mm F2.8 GM IIにて撮影。

ボディが高解像度のα7RVだったということもあるかと思いますが、GMレンズはやはりクリア感が出ます。

デストロイドモードのお台場ユニコーンガンダムもくっきり。
翌日は再びα9IIIに「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」にて。
録音も事故なく完了。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) April 6, 2025
日中は完食なしで屋内缶詰だったので夕飯は膨大なカロリーを接種。 pic.twitter.com/LvWonK8WUE

イベント収録業務後に夕飯で入ったハンバーガー店「クア・アイナ アクアシティお台場店」。
日が落ちると店内は暗かったのでフラッシュを使用。


F値の高さをカバーする明るさは確保できます。
ただし解像感は、まあ良くはない。
ギリギリ妥協できるのか出来ないのか悩ましい感じです。

こちらは1週間前に撮った鰻丼定食の写真。
SONY α7RV に単焦点レンズ「FE 50mm F1.2 GM」ですので、解像感に差が出て当たり前。
単焦点ですし金額差もありますので、差がでないと困ります。
とはいえ、日常お散歩レンズにももう少し精細感を求めたい。
SNS投稿には十分な画質?

SNSの投稿用途であれば特に問題になるようんが画質ではありません。
インスタグラムは基本が横1080ピクセルの超低解像度ですし。
ただしこうしてブログに掲載すると差が気になります。
純正GレンズやGマスターレンズと比較すると、粗いなぁと。


このブログ冒頭でも使用した上記2つの写真はレンズにSONY α7SIII + SIGAM 28-70mm F2.8 Contemporary (ボディーはα7SIII)ですが、くっきりシャープです。
自分の日常の通勤や散歩の持ち歩きレンズをどうするべきか。
撮れ高優先でいくのか軽快さ便利さを取るか、望遠は諦めるか。
夜や屋内ではフラッシュで工夫
このレンズの不安要素としては明るくない絞りF値というのがありますよね。
F5.6が望遠側で最も明るい値になります。
広角側はF2.8と明るいですが解像感は若干あまい気がするので絞り目で色々試してみました。
その結果F8~11位が一番良いという感想です。
ただしその場合はかなり暗くなります。
シャッタスピードを上げれば明るさは解決しますが手ブレが心配になります。
レンズ手ぶれ補正が搭載されていないので機種のネガティブポイントの1つですよね。
ISO感度は必要以上に上げたくないですし、そもそも屋内暗めな場所でF8まで絞るとISO上げてもという感じです。
そこで屋内撮影にはフラッシュ積極的に活用していくことにしなした。
ストロボとも呼ばれる機器ですがここではメーカーの呼称に合わせてスピードライトと書きます。

以前はProfotoのA10を使っていましたが、数ヶ月前に純正フラッシュを購入。
結論から言うと僕にはProfotoよりも純正が良いです。
様々な理由がありますが、それはまた別の記事で書こうと思います。
この純正のコマンダーと小型のスピードライトはサクサクで使いやすいので、今週はこちらを常にカバンに入れて試していました。
画質以外の不満点
「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」には他にもいくつかの軽い不満点はあります。
使うのを辞めようとと言うほどではありませんが、購入を考えている人は知っておいた方が良いとは思います。
レンズキャップが外れやすい

使っていて気になるのがレンズキャップの脱落です。
移動中や収納時に外れてしまうことが多いのです。
純正レンズに慣れているので微妙に暑さやツマミの感覚が違う私の慣れの問題だとは思いますが。
ズームロックスイッチが煩わしい

移動中はズームロックをするようにしています。
こちらのスイッチでロックするのですが、撮影時にはかなり煩わしいです。
急に撮りたい対象が出現してカメラを抱えてズームリングを回そうとしても回らない。
スイッチの位置的に目視せずに感覚だけで速やかにロック解除というのが難しい。目視してロックを外しているので、時間を常に1~2秒ロスをしている感じです。
他のレンズにもロックスイッチはありますので、微妙な位置の違いなどの慣れの問題だと思いますが。
ロックは常にしていないと直ぐに鏡胴が伸びで望遠状態になってしまいます。
これは格好悪いし歩きにくくなるのでロックは必須です。
フォーカスのオート・マニュアル切り替えスイッチがない

被写体の位置によってはオートフォーカスでは狙いきれない場合が多々あります。
純正レンズではれば大抵はAF/MFスイッチがレンズに搭載されていますんどえ、直ぐにマニュアルフォーカス切り替えます。
「tamron 28-200mm f2.8-5.6 di iii」はこのスイッチがないんどえ、ボディのカスタムキーにアサインしました。
カスタムキーが1つ占有されてしますので、少しもったいないなと。
28-300mや50-300mmとの違いが気になる
惜しい部分はありますが、お散歩や旅行持ち歩きレンズとしては私が持っている中では、今のところベストかと感じ始めています。
そう考えると気になるのが同じTAMRONの、
- 28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD
- 50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
の2本です。
少しだけ長くなっても300mmまでを確保し、さらにレンズ内手ぶれ補正も搭載されている「28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD」。
さらに少し大きくなりますが、画質が格段に上質になる50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD。
こちらは広角側を失いますが「FE 16-35mm F2.8 GM II」と組み合わせるなどにはとても良さそうです。
一方で小型の単焦点2本くらいで賄えるのでは?その方が画質も良いのでは?という考え方も。
はてさて切りがありませんね。
僕の思考の変遷と結果はブログにしていきます。
というわけで今回はこの辺で。
ではまた。