こんにちは、岩崎将史です。
もう昨年の話になるので声楽ソプラノ・コンサートの録音と映像制作のお仕事について。
今更ですがブログに残しておきます。
お仕事自体は既に完了していたのですが、VLOGの編集をする時間が全く取れず。
先日、やっと時間が取れて公開できました。
ということで、合わせてブログも書きます。
ソプラノ、ゆう子さんからの相談
事の始まりは2023年後半だったか2024年初頭でしたか、ゆう子さんからのメール。

さん
日本でコンサートをするのだけど、
もう最後かもしれないし記録に残しておきたい
ゆう子さんは私の音大生時代の同級生。
声楽学科でした。

それは楽しみ。是非やらせてモ〜
会場はゆう子さんの出生地元である愛知県の豊橋市。
「穂の国とよはし芸術劇場 PLAT」です。
マス工房を巻き込んでの収録
ゆう子さんには2つのプランを作成して見積提案。
- カメラマン1名のシンプル映像。金額安め。
- カメラマン2名でそこそこカット多めの映像。金額普通。
どちらのプランとも録音はガチのフルスペック。
そこは私およびフルハウスの仕事ですので妥協でいない、と言うことで。

Yuko Boverio
さん
映像的に良い方が良いけど予算が工面できるか…
そんな時に丁度、マス工房の益田さんからも別件での相談が、

増田雅則さん
今年のIntberBEEでの展示物用に
クラシック音楽の録音をマス工房のマイクでして欲しい
丁度良い話ではないですか。
ソプラノ声楽コンサートの録音を、新たに交渉などしなくても良い。
少し録音費用をサポートしてあげる、その代わり録音と映像を自由に使えるという形になるように両者の中を取り持ちました。
お互いにそれぞれ安くできる、正に Win-Win です。
SIGMA(シグマ)の超望遠ズームレンズ、60-600mmを借りてみた
映像は初めてのホールということで、安全牌で超望遠を用意することにしました。
友人より借りたSIGMAの60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sports。
以前より試してみたく「600mmあれば絶対に足りるでしょう」ということで。
週末に活躍するかもしれないレンズ調達。 pic.twitter.com/koDGLd7MUR
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) July 10, 2024
評価結論としては「写りは最高。でもクソ重過ぎる」。
これYouTubeとかで肩に担いでフィールドワークしている海外の女性カメラマンとかいたんですけど、絶対無理…
私には…
酸素吸入器が響き渡る会場内
音声マイクは下記のラインナップで仕込みました。
- 吊りマイク 4本
- ステージマイク 2本
- スポットマイクにソプラノ1本、サックス1本、ピアノ2本
基本はマス工房のマイク「model 359II」を設置。
ただし、吊りマイクは無指向性2本を吊りたかったので、B&K4006を2本。
ピアノは見た目上の理由から、天板の中にマグネットで仕込みたかったので、DPA4021を2本にしました。
それ以外はマス工房のマイクです。
昨日は大学時代の同級生 Yuko Boverio さんの凱旋コンサート。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) July 13, 2024
録音と映像収録してきました。
リハーサル時の少しだけ写真撮ったのでアップ。
マイクは合計10本。
映像カメラも10台。
今日はそのデータの吸い出しと整理中。
とりあえずMac読み込み終了予想時間は8時間
#スタジオフルハウス名古屋… pic.twitter.com/b9zLfWDxzj
本番で重大な問題が発生しました。
お客様に酸素吸入器を付けられている方が1名。
途中から入場されたのですが会場中に「シュー、シュー」というダースベーダーの呼吸音の様な吸入音が溢れていました。
そのお客様の客席位置はほぼ最前列の下手側。
客席最後列でカメラを操作していた私にも常にかなりの大音量で聴こえていました。

これは収録音声にも、かなり入ってしまっていると
思われるモ〜
フルハウスのスタジオでミキシングと映像編集
収録音声データはフルハウスに持ち帰ってスタジオでミキシングとマスタリングを施しました。
先の酸素吸入器のノイズは、果たして…
マス工房マイクの指向性の凄さに正直、驚きました。
ほとんど吊りマイクとステージマイクだけでミックスしています。
それなのに気にならない。
映像も私自身でFinal Cut Proで編集しました。
動画編集あるある。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) September 3, 2024
トランスコードに時間かかるので移動中も後部座席で。 pic.twitter.com/O3qdNlhBrM
動画編集者あるある。
書き出しやエンコードなどは時間かかるので、移動中も車両内でMacBook Proを開きっぱなしでした。
Voyagers Ensemble International の YouTube チャンネルで順次公開
完成した動画はDropBoxにアップロードしてイタリアのゆう子さんへ案内。
順次アップされていってます。
他の曲も今後、アップされると思います。
上記の「Voyagers Ensemble International」YouTubeチャンネルにて。
VLOG動画
私の方は収録の様子をVLOGにしてみました。
こんな感じでコンサートの録音、録画、映像制作なども行っています。
もし「依頼したい」という方、「1度話を聞いてみたい」という方は是非ご連絡ください。
私の会社(株)フルハウスのお問い合わせフォームよりメールお問い合わせを受け付けています。