【音楽活動】楽譜の準備・整理・送り方【ライブ・録音】

音楽活動に役立つ
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こんにちは、岩崎将史まさふみです。

演奏や録音の依頼で楽譜を頂くときに、物凄く困るときがあります。

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楽譜が写メで1ページ毎に添付

先日、こんなことがありました。
メッセージアプリに総勢40ページ分もの画像が貼られていました。

ちょっと分かりにくいですが、FBメッセンジャーに楽譜1ページづつの写メ画像が貼り付けられています。
10数曲分で40ページにも及びました。

1つづつダウンロードするだけでも大変な苦行です。

主催者
主催者

でも仕事でしょ?面倒なこともやってもらわなきゃ

…これは今回の仕事ではありません。
理由を解説します。

なぜダメなのか?

なぜ仕事ではないのか?
それは発注オーダー内容と提供サービスが違ってしまっている上にで、膨大な発注内容オーダーと違う作業が発生するから

演奏家であれば演奏発注、録音家へは録音発注になります。
楽譜を録音やコンサート本番で見やすい形にするのは「写譜屋」「浄書屋」という1つの職業があります。

主催者
主催者

オーダー以外のことも少しはやってよ

僕個人の意見としては10~30分程度で済むことであれば、やってしまいます。
が、そんなものでは済まない、のべ1日以上の工数が必要となる発注オーダー外作業をみかけることが割とよくあります。
主催者は気づいていないのですが…。

どのような発注オーダー外作業が発生するのか?

今回の場合、どのような発注オーダー外作業があるのかを見ていきましょう。

40回のダウンロード作業

1ページづつ1つのJPEG画像ファイルになっています。

メッセージアプリは複数のメッセージ(=写真)を一括でダウンロードすることができません。
40回ものダウンロード作業が必要になります。

クリックして次の写真に切り替え、ダウンロードボタンを押す。
1度のアクションが5秒程度だったとしても、これを40回繰り返したら、200秒。
4分弱となります。

40回のリネーム作業

写メをそのままメッセージアプリに添付したようで、ファイル名が全て「IMG-00000」というファイル名で末尾の数字が違うだけになっています。
これでは、ファイル名を見て何の楽譜だかわかりません。

「ファイル名の変更」という作業を1つづつ行なっていきます。
画像ファイルを開いて何の曲かを確認して、ファイル名を1つづつ入力していきます。
2ページ目、3ページ目になるとファイルが添付されている順番が、曲毎に並んでいるという確証も瞬間に判断しにくいので、前の楽譜写真の続きであるかを1つづつ確認していきます。

1つ15秒でできたとしても、40個のファイル名を変えるのに10分かかります。
30秒かかったら、20分になります。

15曲分のレイアウト編集作業

A4で1Pづつバラバラの画像ファイルでもらっても演奏や録音作業時に扱いづらく、1つ1つの工程で大幅なロスを起こします。
1つのPDFファイルに結合してする、A3で2P分見えるようにするなどの編集作業が発生します。

1曲3〜4分ほどで編集できたとしても1時間ほどの作業になります。

せめてファイル転送サービスの一括ダウンロードで案内頂きたいです。
そしてダウンロードしたら、何の曲の何ページ目かはファイル名を見たら分かるようにすべきです。

メンバー全員が同じ作業をするという無駄の中の無駄

1人が1.5時間ほどの作業が発生しました。
バンドメンバーが5名と録音家1名がそれぞれ同じような作業を個別に行なったとします。
総勢6名ですので、合計9時間の作業工数になります。

10分程度のことであれば、やってしまいますが…。
述べ丸1日かかる作業をリスクなる日々発注されている状況は、日本全体にとっても大きな損失です。

製作として楽譜作成やデータ作成発注ならOK

主催者が演奏発注や録音発注をするということは、下図のような関係になります。

この上下2つの仕事は別物であることは、「製作と制作の違い」でも書きました。

主催者や製作者が行わなければいけない作業を、制作現場に無料で丸投げしていることになります。

なぜ制作ではなく製作なのか?

ミュージシャンは公演毎に変更することができます。
名古屋公演と東京公演では1部現地ミュージシャンを採用して移動や宿泊コストを抑えるということもありますし、1年目のツアーと2年目のツアーでメンバーが入れ替わることもあります。

その度に、各メンバーがバラバラの楽譜を各々がまとめる作業や作成をしていたら無駄が多すぎです。それぞれの人生の時間は有限です。

製作は商品やサーボスとしての公演を作ることです。
制作は当日の舞台を作ること。
同じ人が関わりますが、業務フローとしては明確に違う分類の仕事になります。

ここで述べているのは基本資料の渡し方で、各奏者が個々のために修正を加える楽譜の話ではありません。

主催者が全て行わなければならない?

そうは言っても、全てを主催者本人がやるのは大変だと思います。

慣れていないと時間もより必要ですし、なによりも時間が確保できないと思います。
そもそも、できるスキルがあるなら、こんな事態にはなっていないでしょう。

心配はいりません。

製作プロデュースの業務の1部として「楽譜データの作成」を発注オーダーすれば良いのです。

業務発注した方が綺麗で早くて、総制作費も安くなる

慣れている人に頼めば、1.5時間で作成作業を行い、美しく的確にデータが整理された状態で納品されます。
それを一括でチームメンバーに案内すればOKです。

主催者
主催者

でもお金が掛かるでしょ

もちろん人間が作業をする以上、コストは必要です。
ただし、全体でみれば結果、圧倒的に安くなります

どうして安くなるの?

それだけで諸々の効率があがり、進行が著しくスピードアップします。
リハーサルや録音が短時間で終わります。
短時間で終わるということは、奏者のギャラスケジュールも融通が効きやすくなり、スタジオ代なども安くなります
あるいは同じ時間と金額内で沢山のリハーサルや多くのテイクを録音することもできます。

誰か1人にまとめて頼んだ方が良い?

誰か1人にまとめて頼んでも良いですし、プロジェクトに関わるメンバーに手分けをして作成を依頼するのも良いと思います。

もし楽譜準備、仕込みに「どうしても予算を出せない」ということであれば、演奏者に「◯年で◯回は必ずこの曲をやる。絶対に毎回あなたに依頼をするので、作業してくれないか?」という話もできるかもしれません。

スマホで自分でもできる

主催者
主催者

それでも、もっと制作費を極限まで削りたい

ということであれば、自分でできるようにしましょう。
スマホやタブレットがあればご自身でできます。
PCが使えれば最高ですが。

スマホで紙の楽譜をスキャンして1曲づつのPDFにする

紙の楽譜を1曲づつまとめてPDFにスキャンしたい人向けに下記の過去記事があります。

1曲毎のPDFファイルなので、10曲なら10回ダウンロードですみます。
これくらいなら、個々の対応も現実的です。

10曲以上など複数曲をまとめて案内したい

といっても上記方法では、10曲なら10回のダウンロード作業をしなければなりません。
その場合は、DropBoxやOne Driveなどのクラウドストレージを使います。

そうすると1どのダウンロードで、上画像のように綺麗に楽譜PDFが並びます。

DropBoxについては下記の過去の2つの記事で解説しています。

【まとめ】効率的になり制作費が安くなり時間も少なくてすむ

このようにフォルダにまとまっていると、

  • プリントアウトの場合、2クリックで全曲分を一斉に
  • タブレットなら、1~2分で全曲を楽譜アプリに登録

ができます。
1人1.5時間ほど掛かる作業が、2~3分です。

そしてリハーサルやレコーディング時に「あれ?そんな楽譜もらっていたっけ?」というような事故もなくなり、その対応に終われることも無くなります。


ということで、大量の楽譜を演奏者や録音家に展開する方法について書いてきました。

管理業務を適切に行うことが、適切な時間の使い方やクォリティアップに繋がります。
進行をスムーズにして制作費全体を圧縮することも大きな貢献をします。

是非、有意義な音楽ライフを楽しみましょう。
では、また。

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