岩崎将史です。
前回のコロナについての記事は大きな反応を頂きました。
第2フェイズの戦いも2週間目になり、いよいよ中盤戦です。
第2フェイズの戦いが理解できていない人はこちら
2ndフェイズの戦いに今の所、成功している日本
この種の対応は完璧というものはありません。
そんな中でまずは、想定よりかなり日本は検討したと僕の理解しています。
上のツィートのグラフの通り、欧州各国に比べて先に感染者を出していった日本ですが、その後のピークをなだらかに押さえ込む事に成功しています。
未だ蔓延する検査推奨論
マスメディア、というよりかTV報道は「なぜ希望者に検査させないのか?」という論調が多いみたいですね。
我が家では母親しかTV情報番組をみないので、直接見たわけではなく、タイムラインを見たり母親の話を聞いている限りですが。
マスコミでは
TV報道に関しては、こんな感想を持っています。
多くの希望者に検査を行ったらどうなるか?というのは当初より専門家の多くが語っていましたし、実際にそれを行った韓国やイタリアの状況が伝わってくるようになって、流石に少し落ち着いてきているかと思います。
国会でも
そんな中、昨日も国会では民主党議員が厚生労働大臣に「日本の感染者数が少ないのは検査が不十分だからだ」という議論を仕掛けていたようです。
多くの人が検査に殺到するとどうなるのか?
ここの議論をわざわざ書くのもどうかと思いますが、未だ勘違いしている人が僕の周りにもいるようですので、こちらのコピペを引用しておきます。
とりあえず検査増やせって喚いてる人向けの説明
Q.感染者が一番多く訪れる場所はどこ?
A.検査センター
Q.感染者がたくさんいるところに健康な人が行ったらどうなる?
A.感染する
Q.感染してるかどうかわからない人が検査センターに行ったらどうなる?
A.感染する
Q.健康な人もみんな検査センターに詰め込んだらどうなる?
A.みんな感染する
Q.感染してることがわかるならいいじゃん?
A.検査センターで新たに感染した場合、その時の検査では絶対に陰性になる。100%の確率で見逃される
ちなみに韓国がやった失敗がまさにこれで、韓国でパンデミック起きてる主原因もこれ。韓国は検査が多いから感染者も多いという意見は(彼らの思惑とは別の意味で)正しい。だから韓国と同じことやれって主張してる奴らはちょっと頭冷やしてほしいQ.じゃあどんな人が検査しに行けばいいの?
A.政府が新型コロナの症例を元に判断基準を公開しているのでちゃんと従いましょう
ってのがありました。
重篤者や治療が必要な人への対応は別にして、ほとんどの人が軽症で治るという中、軽症者が医療施設に殺到するのは止めた方が良いという意見が多いです。
「希望者がいればしっかり検査する」と言っていた韓国やイタリアの状況を状況を「検査厨でしたが考え方を改めました」という人が僕の身近でもいましたので、かなり理解は浸透してきているように感じます。
医療体制が崩壊しなければ死亡者数は最低限に抑えられる
まずは初動のピークアウトは押さえられました。
これに失敗したのが韓国とイタリアのようです。
日本が早期に感染者を出しながら、対応できる医療リソース内に重篤者数を抑える作戦がそれなりに功を奏していることが分かります。
あの孫正義さんまでも
多くの人が検査数よりも重篤者数と死亡者数を抑えるべきという事は理解しはじめて来た中で、昨夜のソフトバンクの孫さんのツィートが話題になっていました。
流石に諌めるアカウントが続出し慎重なコメントがありました。
運用方法によると思いますが、拡散の現況になるようなアクションであれば控えて頂きたいです。
数々のオカルトまで登場
不安に絶えられなくなっている人もいるのでしょうか?
僕の友人、知人達からは「これ見てくれ」とメッセージが結構きます。
何でもコロナウイルスの棘を丸くする石だとか、部屋中のウイルスを吸着させるだとか、顔にかけると花粉やウィルスを防いでくれるだとか様々な物が出回り始めているようです。
これを真面目にフェイスブックの実名アカウントで投稿している人もいます。
その方がどう考えようと自由ですが、全力でお付き合いする関係にはなりたくないものです。
色々と批判されながらも
「判断が遅い」「突然過ぎる」「やり過ぎだ」と様々な意見や報道がある中、第2フェイズの序盤は各国に比較して相当に優秀な対応が出来ていると思います。
スピードはともかく広まる事自体は数字上ほぼ確実です。
まずは医療関係者を最優先で守りながら、重症患者に対応するリソースを毀損させないことを望んでいます。
WHOに先かげて歴史的緊急事態
本日、やっとWHOがパンデミックの宣言をしました。
中国への配慮がひどい、対応が遅いと各国から突っ込まれ揶揄される中、いよいよ欧州で本格的に広まったため宣言を出さざる負えなかったという感じでしょうか。
それに先駆けて日本は緊急事態の宣言をしました。
これについは未だに批判も多いですが、各種制限や自粛要請にプラスに働き、現時点での抑制効果になっていると考えています。
年寄りのみ行動制限をすればよいのか?
まだまだ僕のタイムラインでも見られる意見で多いのが、
若者の移動制限や休校させるのはおかしい。
重篤率は年寄りが圧倒的に多いのだから年寄りだけ制限させるべきだ
という論を張っている人がいます。
これもここで細かい事を書くと本題からズレますが、学校は全世帯の子供が集まりますので伝搬数や速度で言えば、大人の世界の比ではありません。
僕自身は70歳を超えた両親と同居していますので、実感としても初動の緊急処置としては適切だったと考えています。
先のツイートにもあるように休校要請を拒否した自治体から次々と重篤者が発生。
慌てて自治体が休校を決めるという事が続いています。
10日の延長は妥当か
目処のなる第2フェイズ初動の2週間を迎え、10日間の対応延長が決まりました。
これを受けて僕が受けていたコンサート関連の仕事も3月は全てキャンセルとなりました。
そして先程、娘が通っているヤマハ音楽教室も、本来は16日移行でレッスン再開の予定でしたが、さらなる休校延長との連絡を受けたようです。
僕はいよいよ中盤戦へ入ってきたと認識しています。
とはいえ、このままでは経済が限界
とは言え、このままありとあらゆるイベントが休止や中止。
外出も禁止で、休校も続くでは、社会が成り立たなくなってしまいます。
そろそろ第3フェイズに向けてどうしていくべきかを考えたいです。
一昨日、久しぶりに外食にでました。
びっくりするほどお客さんがいない状態です。
- イベント・コンサート、スポーツ大会などの中止や延期
- 飲食店、スポーツセンター、各種教室やセミナーなどの営業休止
現実問題として、これらを数ヶ月に渡って続けていくことは困難です。
具体的には4月から始まる新学期の開始や、新年度の営業ができない事態になれば、かなり社会の様子や構造は変わってしまいますし、変えていかなければならなくなります。
そろそろ次のフェイズへの準備を
戦いは、まだ第2フェイズの最中です。
このまま気を抜かずにいけば3月に起こっていたであろう上記図のピークアウト、つまり医療崩壊は防ぐことができそうな気配を感じており、そう祈っています。
まずはショック療法的に全国休校や行動制限をすることにより対応できました。
が、このまま数ヶ月も継続するというのは現実的ではありません。
そろそろ次のオレンジのエリアである重症化防止の第3フェイズはどうしたら良いのか?というが議論されて良いように思います。
いつからと区切るものではなく常に視野に
上記の厚生労働省の図を見ても分かる通り、どこかのタイミングでスパッと第3フェイズである重症化防止に移行するわけではありません。
そこはグラデーションで状況推移に適応しながらとなります。
日本が最も早く第3フェイズへ移行する
僕自身は何か絶対的な正解を持っている訳ではありませんが、最初のツィートのように日本が一番早く第3フェイズへの移行を実行できる機会を持てる国だと考えています。
清潔好きな日本人
一般的には日本人は相当に清潔好きな人が多い部類だと思います。
まずは文化的には握手やハグは行わず、お辞儀や会釈という文化が中心でした。
そして清めるという精神的な意味もあり、帰宅したら靴を脱ぐ、こまめに手を洗う、毎日風呂に入るという週間があります。
食事も基本的には箸を使いますし、皆で料理を取り合う鍋や大皿料理なども取り箸は別に用意されています。
夏場に湿度が高く最近が繁殖しやす日本にておいて、こういう週間を身に着けた生命としての個がより生存してきたという結果だと僕は理解しています。
そうした環境要因が結果論として、文化や宗教、風俗のベースになります。
世界に先駆けて準備と工夫を
こうした歴史的、社会的に背景がありますので、おそらく日本が世界で最も早く第3フェイズの対応をすることになります。
まだもう少し先になりそうですが、その準備をしていくべきだと考えます。
日本人は風俗風習もあり、それなりに重症者数を押さえながら、ある程度の許容せざる負えない拡散数と付き合いながら、これからの時代の生き方に適応できると思います。
感染者、重篤者、死亡者が出ても投げやりにならない
経済が収縮する中で、感染者数や重篤者数が出てくると、
このまま困窮するなら、発症するか死ぬか分からない物の為の防衛は止めて、バーンとイベントやろう!
死ぬ人は死ぬ、それだけのこと。
という意見もちらほら見られますし、増えてくると思います。
僕はこんな感想を持ってツィートをしました。
この辺りは美学の問題なのでもう他人を説得することは無理だと考えています。
戦争体験はありませんが、相場でも前者のタイプの話しは沢山聞きます。
今の体力がある時点で損切りし、下がり切った所を狙えばよいのに、
もう、こうなったら一戦必勝。
負けたら死ぬまで!
みたいに覚悟して、成功確率低い勝負を挑み見事に打ち…みたいな。
第2〜第3フェイズ戦いの中で、被害が出てくると、
医療崩壊するかなんてやって見ないと分からないじゃん!
とキレてこれまでの努力が水の泡にならないようにと願っています。
そのためにも経済対策を緊急に
そうならないためにも、まずは経済対策が必須です。
というツィートもしていましたが、やっと一部みたいですが政界からも議論が起こってきているようです。
給付、貸与、減税など色々な方法が議論されていますが、初動としては時間を掛けるとメリットが減るばかりです。
素早い対応を望みます。
解決したときに世界経済は急膨張する
最終的に第3フェイズの峠が見えてきたあたりで、これまでの鬱憤を晴らすために経済は収縮から膨張へ向かうと思います。
そのタイミングは、日本だけではなく世界がどのような状況になっているのか?によります。
日本である程度の解決やウイルスとの適切な付き合いを方を確立したとしても、世界全体の流れが重要です。
直近で、大きな問題になっているのが中国からの部品の供給が止まっていることです。
製造関連を中心に僕の知り合いでもパーツ供給が完全に止まり、4月移行の受注は受けないようにしているとの事でした。
今朝のニュースから春先からPCやテレビの供給不足が指摘され始めました。
そんな中、PCを更新したばかりの僕は偶然奇跡的です。
状況によっては手に入らなかったりパーツの高騰でフルスペックなどとても買えないという事態になっていたかも知れません。
この様に書くと悲観的に捉える人が多いかも知れません。
が実際にはそれだけ需要>供給となっていることですので、色々な意味でプラスと見ることもできます。
第3フェイズに入った中で、どのように社会を回していくのか?
設備投資をどの程度行うのか?
海外からの調達が可能なのか?何をどこまで国内にするのか?
この辺りの采配はとても重要になるかも知れません。
それぞれが次の期間の折り合いの付け方を模索していくことになりますし、先に道筋を見つけられた所が有利になることは間違いなさそうです。
収縮のあとは必ず膨張する
そして、ある程度の解決が世界的に見えた時の経済膨張は物凄い事になるような気がしています。
これまでの鬱憤を晴らすように人々が活動を始め、完全に人手不足、物不足となるかも知れません。
そしてそれまでの供給不足です。
もしかしたら、過去10年間の本来目指したかったインフレや人件費の高騰に繋げられるかもとも考えます。
間違っても資金供給を絞ったり、そこで消費税を上げるような政策は取らなければ…。
どうなるかまだ分からないけど、前向きに次の準備を
そんなストーリーを最有力案として持っています。
が、もちろん一寸先は闇で、実際にどうなるかは誰にも分かりません。
が、僕自身はそんな感じで前向きに捉えつつ、今ある仕事、つながりを大切に着実に進めていくだけです。
3月一杯は既にオーダー頂いている案件でかなり忙殺されそうな気配です。
大変申し訳無いのですが、流石に精神的にも疲れ1日だけ休みを頂きました。
この後は休めそうな気配はないですが、4月移行はほぼ未定。
さて、どうなりますでしょうか。
では、また。