AppleのオンライストアでMacBookPro16インチをポチりました。
もちろんフルスペック。
カスタマイズなので到着するまでに少し時間がかかります。
先日、とある映像屋さんにそんな話をしたら「Macは高い。ウチは全部Windows」と言われました。
僕の価値観は全く逆で「Windows高い」です。
多くの人は「あれ?」と思うと思います。
僕の考え方を解説します。
PC単体ではWindowsが安い
PC単体ではWindowsが安いのは明白です。
同スペックだけで比較したら2割程度は安い物が手に入るかと思います。
「じゃあWindowsの方が安いんじゃね?」
と個人なら考えます。
WIndowsもがっつり使っている
80年代からDOS/V機を使ってプログラミングもしていたので、「デスクワークには絶対にWindows」と考えIBMのThinkPad (現Lenovo) シリーズを日々の仕事のメインPCとして使ってきました。
今でもスタジオでは毎日Windowsも使っています。
マスタリングの世界的標準ツールである「Sequoia」はWindowsのみです。
これは必ず毎日使っているツールになります。
2001年の起業当初は、全台Windowsでした。
DTMでメインで使ってきたLogicもMac版からWindows版に乗り換えたほど「Windowsの方がコスパが良い」という判断でした。
Windows時代に困ったこと
頻繁にところがWIndowsにしたら問題が頻繁に起こるようになりました。
1年に何回か、PC周りのトラブルやメンテ時間必要になり生産効率が落ちたのです。
音楽やスタジオ機器の場合、PCには様々な周辺機器が繋がっています。
そしてそれらは同時に有機的に繋がっていて同時に作業が進行されます。
- オーディオI/O
- MIDI I/0
- コントロールサーフェース
- DSPボード
などなど。
さらに近年ではDSPボードだけでなく、PC本体のCPUやGPUをフルに使用するアプリも増えていきています。
そしてメインのアプリケーション以外に膨大なプラグインソフトを使います。
これらの組み合わせによるトラブルがそれなりに発生していました。
何かを変えると別の所に不具合が出る
MIDI I/Oのドライバーがアップデートされたので、新バージョンをインストールしたら、オーディオI/Oにバグが発生。
その原因を調べて対応するのに1日〜2日掛かかることもありました。
OSがアップデートされたので、そしたらドライバー動かかなくなったことも。
機種によってマザーボードなどのハードウェア構成も違うので、一部正常に機能が動作しなかったり。
また新PCヘの乗り換えなどでもかなりの時間が必要だったりしました。
正しく改善、運用すれば問題はないのだが…
これらの問題もPCへの興味と知識があれば、何かしらの対応方法は見つけ出せる場合が多いです。
が、兎に角も大切なのは時間です。
Windowsをメインで使用していた頃は、平均で年間に5日程度はPC時代の作業が止まることが多かったです。
それはそれは様々なエピソードが沢山ありましたが割愛します。
損害は馬鹿にならない
一般的なサラリーマンの人件費コストは時給3,000〜4,000円と言われています。
1日3万円として、それに家賃などの販管費を考えると最低でも1日仕事が止まると5~6万円の損害。
5日止まるなら、その分で毎年新品のPCを買えます。
MacにしたらPC問題の対応時間はゼロ
Macに戻してからはPCのメンテなどや不具合対応の時間はほぼゼロです。
10数年の間で合計数時間程度はあったかも知れませんが、1年間でゼロという年が殆どです。
OSのメジャーアップデートだけは必ず買い換えるようにはしていますが。
PCの買い換え移行だけであれば、MacOSなら簡単で、30分後には仕事が始められます。
AdobeのCCに話が及ぶと
最初に書いた映像監督さん。
その後、動画編集の話になりました。
とある映像屋さん「Premier Proを使っているけど、AdobeのCCがクソ」
CCというのはCreative Cloudの略でサブスクリプションで常に最新版が使えるサービスのことです。
う〜ん、こちらも僕の評価とは真逆。
Adobeのオールバンドルを90年代からずっと使っています。
2000年以降は全てのCSバンドルを買い直してきました。
CCになって本当に助かっています。
まず外注デザイナーや社員スタッフでアプリのバージョンが違うことによるトラブルがゼロになりました。
OSのアップデートにも直ぐに対応してくれます。
IllustratorとPhotoshop、Premier Proなどは毎日のように使っていますが、近年特にトラブルに悩まされた記憶はありません。
映像屋さん曰く、
- 超尺でレンダリングして1時間くらいたって止まっていたりするとホント腹たつ
- 勝手にクラウドでアプデされるのやめてほしい
- バグでまたレンダリングし直しとかが多くて、時間がいくらあっても足りない
- CSならアプリのアップデートしなければずっと同じ状態で使えてたのに
ええ〜?!こちらは全然不具合ないです。
他のスタッフに確認しても「全然、問題ないですよ」と。
それは僕らが2000年代に経験してた「Windows使うと問題」そのままだなと。
開発側が検証しきれないハードウェア構成のバリエーション
詳しくを話を聞くとやはりレンダリングやエンコードなどハードウェア構成が大きく影響する部分でのバグが多い様子でした。
同じことを僕らも毎日やっていると思うのですが、そんな事態にはなったことないです。
マザーボードやCPU、GPU、Windowsは下図限りないほどの組み合わせがあります。
おそらくですが開発サイドが検証しきれない所に問題があるのでは?と推察しています。
プログラミング業界にもMacが?
僕はプログラミングをやっていた80年代、90年代初頭は完全にMS-DOS系の時代でした。
Macでプログラミングをやるなんて全くイメージにないです。
僕よりも一回り上のプログラマー世代は今もWindowsユーザーが多いです。
が、近年は状況が変わってきたようで驚きました。
(第一線の人には当たり前なのでしょうが、僕はプログラミングから遠ざかった言えるので…)
もう2年ほど前になりますが、とあるクライアントの社長さんと話をする機会がありました。
名古屋と都内に自社ビルを持ち200人以上のプログラマーを抱えるシステム開発系の会社です。
誰でもしっている大手メーカーのWEBやシステム開発を行っています。
岩崎「プログラマー多いと、会社はやはりWindowsですよね?」
社長「まさか〜。全員Macだよ。Macの方がツールも安定してるし、コンパイルも断然早い」
そうなんですね。
時代は変わるものです。
近年はこういった動画を見る機会も増えてきました。
PCよりもコンテンツに向かい合いたい
何かツールやドライバをアップデートするたびに、確認や検証をする時間があったらコンテンツを作りたい。
バグや不具合で作業をやり直す時間があったら、1曲でも多く曲を作ったりブログ書いたり、動画作ったりしたい…。
そんな気持ちでメイン機はMacにしています。
PCやITオタクではないスタッフも多い中でみると、トータルのコスパは圧倒的にMacです。
他にも理由は沢山ありますが、むっちゃ長くなるので今回はココまで。
新しいMacBookPro16インチ。
到着が楽しみです。
ワクワク。
僕は毎回フルスペックを購入します。
そこまでの性能は必要なくても音楽や映像を扱うなら、このスペックはあったほうが良いですよ。
ブランドPCになるとそんなに変わらないのも多いですが