こんにちは、岩崎将史です。
今回のブログは完全に個人的な趣味の回。
以前からやりたかった事があって、やっと実現することができました。
それは『手持ち花火のHDR動画作成』です。
手持ち花火のHDR動画
完成したVLOG動画がこちらです。
MacBook ProやiPhoneなどのHDR対応のLatinaディスプレイの人は、おそらく動画の解像度がHDRという赤い表示になっていると思います。
手持ち花火のような輝度のダイナミックレンジが広い被写体にはSDRよりHDRが映えるはず。
以前からそれは確信していて実験してみたかったのですが、中々家族で花火をやるタイミングがなく。
「今年の夏休み中にはやるぞ」という目標を立てていました。
花火といえば花火大会だが
花火といえば大きな打ち上げ花火。
そんな映像も録ってみたいのですが、何しろ近年は各自治体の花火大会は予算縮小で規模を年々縮小していました。
僕が10代の頃から鑑賞に訪れていた花火大会も縮小に次ぐ縮小の中で、新型コロナ発生と共に中止。
打ち上げ花火の上がる花火大会と言えば、かなり数が限られてしまっています。
そうなると困るのが移動や場所の問題。
子供3人を連れてというのは中々、現実的ではなさそう。
ということで、大きな花火大会も良いけど自宅前での手持ち花火をしんみりと撮影してみました。
花火撮影のカメラ設定
今回の撮影は僕が毎日持ち歩いている2つのカメラ。
- SONY α7IV
- SONY α7SIII
僕にとっては花火の撮影は初の試みでしたが、流石は最新の2機種のカメラ。
少し基本的な所を押さえるだけで、簡単に綺麗な映像を撮ることができました。
ピクチャープロファイルの設定
まずピクチャープロファイル。
今回はHDR動画を作りたかったので、PP10のHLG一択。
色域もHDR仕様ということでHybrid Log GummaのBT.2020のデフォルトのままです。
露出調整
絞り(IRIS)は夜間ということで各レンズの最小値に設定しました。
α7IVにはFE 50mm F1.2 GMレンズを付けていたので、F.12に。
α7SIIIにはFE 16-35mm F2.8 GMレンズを付けていたのでF2.8。
で、それぞれを固定。
シャッタースビー度は今回は30fpsにしました。
フレームレートを30fps(正確には29.97fps)にしていたので、夜間ということで限界最遅値に。
ただし、50mm F1.2の方は十分に明るかったので、シャッタースピードは適宜早くした記憶もあります。
最後にISOのみをマニュアルでコントロールするようにしました。
液晶にヒストグラムを表示させつつ、白飛びしないように、かつ現実と画面のニュアンスが最も近くなるところに設定していきました。
SONYのカメラはヒストグラム表示にすると、水準器が表示されないんですよね。
今回はジンバルは使わずに手持ちでの撮影でしたので、水平維持にはめっちゃ気をつかいました。
同時表示を実現して欲しい…。
必須ですよ。
あとヒストグラム自身も白飛び直前の100%の最後のバーだけ色を変えるとか、オーディオシグナルのレベルメーターみたいに見やすくできないですかね。
SONYカメラの表示の問題ですが、まだその先も余裕ありそうに見えて実は100%どん突きしてたって場合が結構あるんですよね。
ピント合わせ
ピント合わせについて。
今回のようなシチュエーションではマニュアル・フォーカスは僕の力量では全く現実的ではありません。
子供たちは常に予期せぬ動きを繰り返しますからね。
当然ながらコンティニュアス・オートフォーカスでフォーカス・ポイントはスポットフォーカスに設定。
フォーカスポイントの位置だけ最初の1~2分だけ色々試行錯誤しました。
最終的に花火を持っている手に合わせるのが一番安定していました。
花火本体だと明るさも一定ではないですし、火花事態が常に動いているので合ったり迷ったりでした。
写真と動画を交互に切り替えての撮影
今回は動画撮影もしましたが、同時に写真も撮っていきました。
モード切替が便利なα7系。そしてZV-E10は…。
写真モードとカメラモードを頻繁に切り替えながら。
それこそワンカットづつ切り替えていました。
切り替えてもそれぞれの設定は残っているので、特にストレスはなかったです。
ZV-E10だと、この様にはいかない。
マジでモード設定の切り離し機能は付けて欲しかった…。
今年の5~6月頃は真剣にZV-E10を持ち歩いて使う試みをしましたが、今は挫折。
α7系になれちゃうとやっぱり操作系、そして何より画質の差が大きすぎて…。
今はZV-E10はデシケーターに入りっぱなしです。
子供たちとの記録を残す
今回公開している写真や動画は花火本体ばかりですが、当然子供達も沢山撮っています。
というかそれがメインでした。
あくまでも家族の記録用なので公開はしませんが。
子供たちが成長し切る前に撮れてよかったです。
出来る限りイベント事は記録を残していこう。
というこで、今回はこの辺で。
ではまた。