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誕コメ感謝と今後の話

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おはようございます、岩崎将史です。

昨日、一昨日の土日は久々休んで家族と過ごしていました。

日曜日は僕の誕生日でしてSNSなどで多くの友人(SNSのみの友人も含め)からメッセージ頂きましてありがとうございました。

この場を借りて御礼申し上げます。

僕は1973年生まれですので、今年が2018年と言うことは、「45歳」?、で合ってます??

自分の年齢を機にすることは年に1度しかなないので数え方がよく分からなくなるという。

今の会社「フルハウス」を作ったのが27歳の時ですので、18年ということになりますでしょうか。

2001年になります。

1990年代の音楽シーンというのは僕にとっては凄く嫌な時代で、

「それって日本の音楽シーンじゃなくて、東京の音楽シーンじゃないの?」

って疑問が常にあって、名古屋でスタジオ作って東海エリアのアーティスト達と制作しながら全国発信していこうよ、と。

初期のHiHopブームや、アコースティックブーム、そしてアイドルブームと名古屋発のそれなりの制作に数多くかかわらせて頂ました。

スタジオって投資額が半端ないので、経営的には超大変でしたが何とか乗り切りつつ、

世の中的には全く無名な僕ながら、一応それなりの仕事をさせて頂きつつ生き延びて来ました(笑)

近年は、毎年20万本は売れるという、とあるキラーコンテンツのシリーズ数作の音楽をほぼ全面担当させ頂いてました。

メーカーとの契約上、一切名前は出さないことになっているので書けませんが、未だに、

「次のBGMにこの作品のこんな曲調のが欲しいんだけど〜」

って依頼でサントラCD送って来て、心の中で、

「あ、これ僕の曲じゃん〜」

というのがあったりします。

ブログにも書かせて頂いてますが、名古屋(正確には三重県ですが)のナガシマスパーランドというテーマパークの音楽を、3年ほど前から担当させて頂いていて、

今では、遊園地内のほとんどのBGMが、フルハウス担当分になっているかと思います。

物凄い量の曲を書いたので、少しづつでも発表していきたいのですが、全然記事書けてません、、、^^;

って感じで、まあ世の中的には名前の出ない仕事を専門みたいになっちゃってますが、、

別に望んでいるわけではないのですけどね〜(笑)

売上ベースでみると作曲編曲関連70%、録音エンジニアリング関係20&、その他10%って感じですが、世の中的には「エンジニア」だと思っている人も多いかと。

どちらにしろ、この年までやってこれたのも、僕の周りの皆さんのおかげです。本当に。

今後の展開として思うのは、大学の講義でも語っているのですが、2000年からの30年くらいの社会変化というのは、おそらく中世から近代に掛けての変革以上の変化が起こっていると考えています。いきなり戦国時代から昭和に飛ぶくらいな勢い。

主にテクノロジーの分野での進歩が著しく、ぶっちゃけ付いてこれる人とそうでない人の格差が、どんどん激しくなっています。

基本的にテクノロジーというのは、あらゆる物事を簡単にしていくので、仕事のスタイルが大きく変わっていく。

今、駅で切符切ってる駅員さんなんていないですからね。学生達に昔の動画みせると新鮮な反応が得られます。

テクノロジーの進歩と共に、必要とされる人のエリアはどんどん移動します。

エンタメ、メディア系なども一緒です。

例えば番組一つ作ろうとすると、ちょっと前までは、出演者がいて、技術として、カメラがいて、音声さんがいて、編集さんがいて、現場を仕切るディレクターさんがいて、全体を統括するプロデューサーさんがいて。

今は、PCとスマホがあれば、1人で全部やって動画の番組持てちゃう事態です。

僕の周りには電車好きなミュージシャンもいますが、ミュージシャンやっていてよかったと思いますよ。

切符切る人はおろか、電車の運転手なんて多分10~20年以内に壊滅だと思います。車と違って自動運転の制御など簡単ですから。

音楽も一緒で、僕は10代の時からそのスタイルで作っていますが、作曲から録音仕上げの技術まで、全てを1人で完結させて当たり前。

そんな感じで、大きく時代が変わる、非常に面白い時代に生きられて幸せだなぁと思います。

と、同時にまだまだ変えていかなければいけない、と。

ぶっちゃけ、CDなどという40年近く前の企画や商品はもう終わっていますし、音楽配信も昨年からはストリーミング1色になっちゃったので、ほとんどのアーティストやレーベルはもう完全にやっていけない「さようなら〜」の時代。

みなさん、それぞれに試行錯誤をしていて、クライアント達とも色々な話を毎日の用にしていますが、確実に言えるのは

「今年からさらに次なる時代が始まっている」

と言うことです。

先週は違法漫画アップロードサイト「漫画村」が世の中的に話題になっていましたが、今後数十年の出版社の存在の意味が問われているのではないかな、と思っています。

(漫画村のような権利無視での違法性は、当たり前、問題外として)

僕が今、10代でもし漫画家を目指すとしたら多分、出版社に持ち込まないと思うんですよね。

大手をかますメリットとデメリットがあると思うのですが、

2000年前後の音楽業界が、みんなそんな雰囲気だったと思うのです。

音楽の場合、著作権が割とかっちりとしているので、その点でいうと個人やインディーズレベルでも作品を発表しやすい。

漫画などの絵や映像版権は詳しくありませんが、もしその辺が音楽のようしっかりしているなら、大手に持ち込まなくても、

自分でWEBサイト作って、無料で見られるようにして、自分で広告貼って収入を得る、なんてことはちょっとググってプログラム勉強すれば誰でもできちゃうわけです。

そうなると、「面白い漫画を描く」というスキルはあたりまえで、同時に「WEBプログラミングの基本は必要」が必須スキルに。

プログラムっていっても昔みたいに高度のコードを書かなくても(シャレです)、GUIで簡単て作れるサービスもいっぱいるので、むしろ出版社はそう言うのやったほうが良いんじゃないのかなと。

って、感じでどんどん時代が変わって面白くなっていってるので、僕もついていかなきゃ。

と思いつつ、今日はこれから仕事に忙殺されます。

今日は、これから「とある映画の挿入歌」の編曲です。契約上、詳細は一切言えないらしくて僕もよく分かってません(笑)

なんとなくの世界観のイメージしか教えてくれてなくて。

Macに向かってトラックボールとキーボードで楽譜作りながらってのが、

「なんとも90年代な前近代的な感じだな〜」

と思うのですが、それに変わるデバイスがまだないので、、、

まだ今年は、肩と首の懲りと張りと戦う日々になりそうです。。。。。

大学とか舞台の現場なんかだと、例えば「ケーブル巻き」みたいなのが入り口のスキルとして、遊びとは言え大会みたいになってますが、個人的には10~20年後には無いじゃん、と思っています。さすがにマイクも「無線でハイクォリティ」ってなっている、というかなっていなかきゃヤバいかと」

この手の話を書き始めるとキリがないので、この辺で今日の仕事始めます。

改めて皆さんに感謝の意を伝えつつ、、、今年も生き延びて参りましょう。

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