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ANTONIO FUSCO 5ET – PEACEFUL SOUL【レコーディング】

スタジオ・レコーディングの仕事
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こんにちは、岩崎まさふみです。

ブログの更新期間が空いてしまっています。
2022年に入り更に一段と仕事が忙しくなってしまいました。

僕の会社「フルハウス」は人員を増やし、仕事のフローを色々と改善中です。
できるだけ早いタイミングで時間を作ってブログや動画などペースを取り戻したいと考えています。

今回は「Antonio Fusco 5ET」のアルバムが発表されました。

アルバムの中の1曲「18TH FLOOR」がYouTubeで公開されています。

今回はこのアルバムの紹介をしつつレコーディングについてプチ解説しようと思います。

「Antonio Fusco 5ET」とは?

JOYSOUND601でAntoni Fusco 5ET メンバー

イタリア人ジャズ・ドラマーAntonio Fuscoさんがリーダーを務めるバンドです。

メンバーは、

  • トランペットにNoah Hockerさん
  • サックに小濱安浩さん
  • ピアノに平手裕紀さん
  • ベースに徳田智史さん

からなるメンバー。

今回はAntonioさんのオリジナル曲を中心にレコーディングしました。

レコーディングは2年半前

Antonio Fusco 5ETのレコーディングセッティング

今回のアルバムのレコーディングは実はかなり以前です。

時期は2019年の秋。

この記事を書いているアルバム・リリース直後から数えると2年半ほど昔になります。

レコーディングを終え、2019年の11月から2020年の1月頃に掛けて少しづつミキシング作業を進めていきました。

基本的には僕が進めて各プレイヤーへmp3を案内し、リクエストを伺ってまた修正するという作業を繰り返しました。

そうした中、マスター音源が完成した直後に世界的大問題が発生してしまいました。

そう、新型コロナ・ウイルスです。

これにより音楽業界は全ての予定を狂わされてしまいました。

このタイミングでアルバムをリリースしても、リリースのイベントやライブなどを打つことができません。

販売する機会が無くてはリリースする意味がありません。

そのため「一度フリーズして、タイミングを見ることにした」という連絡を頂いていました。

そして少し落ち着いてきた2022年の春、いよいよリリースとなったようです。

JOYSOUND 601でのレコーディング

Antoni Fusco 5ET レコーディング中のProTools画面

今回のレコーディングは「JOYSOUND 601」にて行いました。

このスタジオについては当ブログでも度々登場しています。

このスタジオはマイクやプリアンプなど相談を受け僕が使いやすい様に揃っています。

今回「JOYSOUND 601」を選択した理由は単純で「フルハウスが空いていなかった」からです。

2管+ピアノトリオ編成ので録音はスタジオ「フルハウス」でも頻繁に行っています。

ところが今回のレコーディング相談を頂いた際には希望の日程は既に埋まっていました。

そこで「JOYSOUND 601」での録音を提案しました。

サックスの小濱安浩さんとは、ビッグバンド「CUG Jazz Orchestra」のレコーディングを以前に「JOYSOUND 601」で一緒に行っていました。

その時の同じ様に「JOYSOUND 601」でレコーディングをし、その後の調整と仕上げは「フルハウス」で空いてる時に進めていうこと言うことになりました。

元々「フルハウス」で入っていたレコーディング案件は、担当である山田貴希力に任せて、僕の体とフルハウスのマイクを「JOYSOUND 601」に任せて録音しました。

ドラマーがリーダーアルバムのマイキング

Antoni Fusco のドラムレコーディングセッティング

ドラム奏者であるAntonioさんのリーダーアルバムということで、先ずはドラムのマイキング。

オーバーヘッドにはB&Kの4006を使用。

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全体をまんべんなく拾います。

スネアドラムには、Audixオーディックスのi5かShureシュアーのSM57のどちらかだったかと思います。
記憶が曖昧。
写真も隠れて分からないですね…。

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バスドラムはATM25とR-121のコンビにて。

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各楽器の部屋割り。

正規の演奏ブースは3部屋。
楽器は5パートになります。

そこで、

  • ピアノとベースは同じへ
  • サックスは調整室

という部屋割りで行う事にしました。

持込みアイソレーションボードに映る岩崎

ピアノとベースの間には自作のアイソレーションボードを持ち込んで使いました。

アクリル板を張り合わせて作成したボードで絶大な遮音効果があります。

昔に3枚制作してスタジオ「フルハウス」の倉庫に保管、必要に応じて出して使っています。

マイクやプリアンプなども持込み

追加で持ち込んだマイクプリアンプ Millennia HV-3D

スタジオ機材だけではマイクプリアンプが足りないので、Millennia HV-3D を2台持込み。

スタジオのプリンアンプと合わせて多チャンネルに対応。

マイクのドラムやピアノ、トランペットなど要所要所にフルハウスから持ち込んで対応しました。

こんな感じでレコーディングしていった「Antoni Fusco 5ET」です。

もっと詳細を記事にしようかと思いましたが、中々にバタバタ写真素材などあまり押さえてなかったようです。

ということで、簡単でしたが録音の様子でした。

CDを日本国内で購入するには?

今回のCDアルバム「Antoni Fusco 5ET – PEACEFUL SOUL」ですが、日本国内での購入方法はまだ未確認です。

確認できたら当記事でも購入リンクを追加します。

今回はこの辺で。
ではまた。

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