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手ブレを無くす DJI 最新ジンバル・スタビライザー『RS3』最速レビュー

スタジオ機材
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こんにちは、岩崎将史まさふみです。

6月に発表されたDJIの新しいジンバル・スタビライザー『RS3』を早々に予約していました。

おかげで発売日に到着。

今週の平日5日間は毎日使い込んでみました。

今回は、その1stインプレッションです。

最高のジンバル

購入したDJI RS3(中央)と旧モデルのRSC2(左)とZHIYUN CRANE M3

結論から書くと、最高のジンバルです。

今回使ってみて機能的な不満点はほぼなく、良い所ばかりでした。

ただし「本格的な撮影用途には」という注釈を付けます。

いわゆる『ガチ撮影』用のジンバルです。

流石にそれなりの大きさと重量があります。

普段かばんに入れる日常VLOGを撮るようなジンバルではないです。

その辺りは後半に書きますので、是非最後まで読んで言ってください。

今の気持ちは、1年半前に購入した旧型『RSC2』を売却してもう1台『RS3』が欲しいです。

それくらい大幅に進化しています。

旧モデルを持っている人は買い替えて損はないです。

その辺り詳しく解説していきます。

『DJI RS3』の良かった所

購入から5日間。毎日使ってみました。

良かった所は主に次の4つです。

  1. 自動ロック機能
  2. Bluetoothリモート対応
  3. 操作感の向上

それぞれ詳しくみていきましょう。

自動でロック/ロック解除

旧モデルまで手動だったロック機構が自動手動両方に対応した。

今回のモデルチェンジの最大の目玉は『自動ロック/ロック解除』でしょう。

実際の動きは下の投稿動画をご覧ください。

この機能のおかげで使用頻度がとても増えました。

一般的なジンバルは使う時に、

  • チルト軸
  • ヨー軸
  • パン軸

の3つのロックを手動で解除していって初めて電源を入れることができます。

これが中々に面倒くさいのです。

使えば圧倒的に綺麗で滑らかな映像が撮れるのに、ついつい手持ち撮影をしてしまう。

そんな時がコレまでは多かったです。

これはとても大きな改善です。

Bluetoothリモート対応

もう1つ大きな変化はBluetoothリモートに対応したことです。

今まではカメラを操作するのにUSBケーブルなどでカメラと有線接続する必要がありました。

当然ながらコレは相当に面倒くさい。

僕は写真と動画の両方を撮るので、ジンバルから頻繁にカメラを脱着させたいのです。

無線であればクイックリリースプレートでワンタッチでカメラを外せます。

有線だとそうはいかないので、結果有線で使うことは全くなくなっていました。

Bluetooth で何が操作できるの?

Bluetoothリモート接続をつかてカメラのRECボタンをジンバルの手元で操作することができました。

RS3のコントロール部分

上記写真の赤い丸のついたRECボタンを押すとカメラが撮影を始めます。

カメラはSONYのα7SIIIとα7IVで試しました。

カメラ側がBluetoothリモートに対応していれば、メジャーなカメラは出来るはずです。

対応表がDJIのコチラのサイトにありますので、詳しくは確認してください。

おそらくですが前ダイヤルなどで、パワーズームなんかも動かせるのではないか?と推察しています。

SONY純正のハンドグリップであれば、パワーズームレンズをリモートで操作することができます。

SONY純正のハンドグリップ

写真の純正ハンドグリップで普段はZV-E10のRECやズームのリモートの制御をしています。

同じ事をα7シリーズで検証したいみたいのですが、僕はフルサイズ用のパワーズームを持っていないんですよね。

先月発売になったパワーズーム16-35mmのGレンズ欲しい…。

もし購入できたら実験したいと思います。

操作感の向上

良かった所の3つ目は『操作感の大幅な向上』です。

  • 前後の調整がノブ式に
  • モード切替が物理スイッチになった
  • 液晶がカラーで見やすく操作しやすくなった
  • 持ち運びしやすくなった

というのが操作感の向上に寄与しています。

前後の調整がノブで出来る

ノブを回してプレートの前後を調整できる

カメラの前後の微調整がノブで操作できるようになりました。

上の写真の丸いツマミを回すとプレートが前後にスライドします。

これはめっちゃ楽です。

VLOGで説明してますので下記動画をご覧ください。

前後調整の所から再生されます

モード切替が物理スイッチに

3つのモード変更は物理スイッチになった

旧型まではボタンを押してモードを順番に切り替えていました。

RS3はこのモード切替が物理スイッチになっています。

今、何モードのなのかが体感的に把握しやすくなっています。

ただし、スイッチ中央にあるPFモードにセットするのが少し難しいんですよね。

スイッチを押す時に勢いがついてPTFやPOVモードまで行ってしまうことがよくあります。

液晶が見やすく操作しやすくなった

液晶ディスプレイがカラーになり、見やすくなりました。

そして操作感も良くなっています。(体感です)

各機能のアイコンが凄く分かりやすくなっていて、マニュアルを見なくてもやりたいこと、設定したいことは一通りできました。

持ち運びしやすくなった

トータルとしてとても持ち運びやすいジンバルに進化しました。

体感上はかなり軽く感じるようなりました。

実際のスペック上の重さはそれほど変わらないです。

デザインがスッキリし、計上やバランスが変わっているからでしょうか?

もち比べると割と違う感じがします。

持ち運びに時にバッテリーグリップと本体が分離できるのでカメラバックで運ぶのも容易になりました。

持ち出す機会が確実に増えそうです。

『DJI RS3』の残念な所

残念な所は…特に見当たりません。

強いてあげれば1つだけ。

ヨー軸の微調整がめっちゃ難しいです。

硬くて調整するのに時間がかかります。

奮闘している様子もVLOGに入ってます。

該当箇所から再生されます

残念な所はそれくらいです。

ガチ撮影派には今一番オススメのジンバル

『DJI RS3』は今、フルサイズのミラーレスカメラを載せるジンバルを購入するなら1番オススメです。

僕はもう1台欲しいと感じています。

岩崎
岩崎

カメラが複数台あるのでRSC2とRS3を並行して運用するつもりだったモ〜。
RS3を触った後にRSC2触ると…かなりテンション落ちるモ‥

より思いカメラやレンズを載せたいならRSC Pro という選択肢なるでしょう。

違いは耐荷重です、RS3は3Kgまでのカメラとレンズ。RS3 Proは4.5Kgまでとなっています。

2Kgを超えるようなカメラとレンズを載せることは僕は絶対にないので、RS3で十分です。

SONYのフルサイズカメラα7シリーズにクソ重たいGマスターのズームレンズをあわせても1Kg~2Kgまでです。

ほとんどの人には十分でしょう。

と、コレまでべた褒めしてきましたが…。

RS3が活躍するのは、それなりに気合の入った本格的な撮影シーンです。

「街中で気軽に撮影したい」というシーンで持ち出すのには流石に大きく重く、目立ち過ぎます。

そういったシチュエーションには僕は最近は『Zhiyun CRANE M3』を良くつかっています。

Zhiyoun Crane M3 と SONY ZV-E10の組み合わせ

ZV-E10との組み合わせでカメラバックに常に入れています。

岩崎
岩崎

α7IV, α7SIIIに合わせて3台をいつもカバンに入れてるモ〜

ZV-E10とCRANE M3の組み合わせはプライベートなVLOGには最強かも

α7SIIIを載せたいのだけど、16-35mmのGマスターレンズは重すぎてCRANE M3には載らないんですよね。

写りは最高ですが、重量が600g超えとCRANE M3には重い

RS3では余裕ですが、RS3は毎日持ち歩くようなジンバルのサイズではありません。

Crane M3(右)サイズのジンバルをDJIが出したらどうなるのか?

こうなるとそろそろDJIには小型のハイパワージンバルを出して欲しい。

CRANE M3に真っ向から対抗するジンバルを是非。

最後に話がそれてしまいましたが、DJI RS3、本格的な撮影には完璧なジンバルだと思います。

今回の開封や設定、使ってみた感想などはVLOGにもしています。

ep.1~3と長いですが、よかったらどうぞ

ということで、今回はこの辺で。

ではまた。

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