こんにちは、岩崎まさふみです。
今回は1万人の大人がいたら99万9,999人には知っていると思われるような内容です。
若い人もほとんどは知っていると思いますが、知らない人は知らないという感じですので、一度ブログ記事にしておきます。
若いミュージシャンやクリエイター、大学生アルバイトなどと接していると敬称の使い方を説明しなければならない機会がちょいちょいとあります。
敬称といっても会話時の呼び方ではなく、請求書や領収書など金銭のやり取りをする書類で間違った敬称で頂くことがあるのです。
一般企業などへの就職経験などがないと、その辺りの知識を身につける機会がなかった人もそれなりにいらっしゃると思います。
つい先日もそんな経験がありましたので、解説しておきます。
色々な敬称がある
敬称と言っても多くの種類があります。
- 様
- 御中
- 行
- 宛
- 各位
- 殿
ビジネスとしてメールや文書を送る際には、これらのいずれかの敬称が名前の後に付いていることが殆どでしょう。
その中でも最も使用頻度が高いのが「様」と「御中」です。
僕がこの記事をお伝えすると想定している若い方は、まずこの「様」と「御中」だけを理解して頂ければ、実践で困ることの80%は解決します。
その2つにフォーカスを絞って解説します。
様とは?
「様」は個人宛にメールや書類を案内する際に使用する敬称です
送る対象が目上や目下などは関係なく使用できます。
同様に個人宛の敬称として「殿」がありますが、こちらは目下の人が目上の人に送る場合に使われます。
ただし今日のビジネス、少なくとも僕が携わっている音楽やエンタメ、インターネット業界で目にする事はまずありませんので気にしなくて良いです。
「様」と漢字で書かれる事が一般的です。
ただし近年ではeメールなどでは、平仮名で「さま」と表記する場合もあります。
次の説明は僕の個人的な感覚での理解ですが、メールで全て漢字で表記をすると「岩崎将史様」となり、少し読みにくい漢字がします。
「岩崎将史さま」と書くと名前と敬称が別れてスッキリと読みやすくなるので、実はeメールでは僕は「さま」を割と使ったりします
ただし手紙や請求書、領収書などのフォーマルな文書は必ず「様」と漢字で表記します。
「さま」は少し砕けた感じ、気さくにやり取りをする際に使う感じです。
御中
「御中」は法人や団体などに使われる敬称です。
個人に使うことはなく、個人の集合体である団体や企業などの法人、グループ宛に使います。
こちらは「様」と違い漢字表記の一択です。
様と御中の併用はしない
注意点としては「様」と「御中」を併用する事はできません。
例えば
という風に合わせて使うことはできません。
団体と個人を併記する場合は、
団体名には敬称を付けず、個人だけに付けます。
また間違っても、
この様に個人名に敬称を付けないのは大変失礼になりますので絶対に避けましょう。
一度知ってしまえば簡単
「様」と「御中」の使い方は、一度知ってしまえば何も難しいことはありません。
僕が知ったのは確か受験か何かで願書を書くときでしたでしょうか。
母親に教えてもらった記憶があります。
皆さんも適切に使い分けてみてください。
ではまた。