音楽や音楽の活動、製作などを学べる記事

PC・スマホ・タブレット

LASTGASPのアルバム「PLAYER」のステム・マスタリング

マスタリングの仕事
この記事は約3分で読めます。
記事内に広告が表示されます

こんにちは、岩崎将史です。

今日は僕がマスタリング担当させて頂いた動画を見つけました。

LASTGASP」というロックバンドのCDアルバムで1月にリリースされています。

過去には「弱虫ペダル」のOPテーマも手掛けたバンドです。

祝オリコン ウィークリー 11位

マスタリング自体は12月の年末に作業していました。
担当ディレクターが、リリース情報を全然、教えてくれないんですもん(笑)

今日、ディレクターに情報を聞いてみたらオリコン週間ランキングで11位を獲得できたと言うことでした。
惜しくもトップ10圏内には入いりませんでしたが、インディーズバンドとしては素晴らしい結果だと思います。

ステム・マスタリング作業

マスタリングですが今回は担当ディレクターと相談して少し実験的な試みをしてみました。
その名も

「ステム・マスタリング」

です。

この手法、セルフ・ミキシングで頑張っているインディーズや自主制作アーティストには超オススメのマスタリング手法です。

ステムとはステム・ミックスとも言います。

通常のマスタリングはミキシング作業が完了した2トラック・ミックスマスターと呼ばれるオーディオファイルを搬入いただきます。
一昔前ならファイルではなくテープでしたが。

そこから、全体のEQやコンプレッサーの処理をしつつ、マスターデータを作成していきます。

ステム・マスタリングの場合は、2トラックのミックスではなく、6~8トラックミックスと言うのが適切かもしれません。
全ての楽器を一つにまとめるのではなく、ドラム、ベース、リズム楽器、上物、歌、コーラスなどのように4~8つ程度に別々にまとめてファイルを生成いただく。
それらのファイルを並べると完全に2tr.ミックスが再現される、という物です。

ステムだと何が良いかというとマスタリングで問題を感じた時に、EQなどの処理が楽器群別に触れると言う事です。
例えば、

「キックの低音が出すぎだけどベースは低音足りないので〜」

などと言う時に個別にEQができます。

ミックスエンジニアの意図を極力壊さずに、よりベターな処理をできる可能性が増します。
何も問題を感じなければ、もちろん何も触らずに通常の2tr.マスターと同様の処理をしていきます。

僕へのマスタリング・オーダーを検討している方は、ステム・マスタリングも是非、考えてみてください。
もちろん、どちらも喜んで対応します。

そんな感じで、できた「LASTGASP」のサウンドがこちらです。

それでは、また。

メールアドレスをご登録いただけますと、岩崎将史の最新情報やブログ更新情報などをお届けいたします。
岩崎将史メルマガ登録はこちら
Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました