こんにちは、岩崎将史です。
この前の日曜日はZeep名古屋でのライブレコーディングのオーダーでした。
名古屋の男性グループ、Cool Xという5人組のライブ。
前日にシステムチェックをして入念な確認
ライブレコーディングは時間が決まっていて一度しかないので、失敗が許されません。
前日に本番と同じシステムを構築し入念にチェックします。
システムを組んで実際にまわしてみて、途中で止まらないか?問題がないか?を確認します。
今回もセットアップから始めると半日ほど時間を費やしました。
こうした入念な確認がライブレコーディングの無事故記録を更新していきます。
メインとバックアップの万全の2セットのレコーディングシステム
今回もいつも通りにメインとバックアップの2台のレコーダーシステムを用意しました。
- メインレコーダー
- ProTools
- APOGEE Symphony I/O
- Millenia HV-3D & REVAC NM-800
- バックアップ
- Logic pro X
- RME Fireface UFX
- Millenia HV-3D & REVAC NM-800
マイクスプリッターにて完全にパラレル分岐したあとに、それぞれのゲインアンプを通ってレコーディングします。
デジタル分岐だと、大元のデジタルI/Oがトラブルを起こすと、その時点でレコーディングができなくなってしまいます。
少しコストは上がりますが、32チャンネルまでの小規模チャンネル数の場合、僕はまずはアナログをおすすめしています。
早朝に入りライブレコーディングのシステムをセットアップ
本番は午後の公演でした。
僕らは6:00に機材を車に積み込み、7:00にZepp名古屋に入りました。
搬入口より積み込んで、ステージ上手袖にセットアップ。
電源、マイク回線などを繋ぎこみます。
ワイヤレスマイクや音楽ソースが、問題なく記録されていることを確認。
この辺はPAさんとの関係上、先に確認しておきました。
ライブレコーディングで重要なオーディエンスマイク
ライブレコーディングではオーディエンスマイクが欠かせません。
これはPA音響には必要がないものなので、レコーディングチームが別に立てます。
完成の入っていないライブ映像とかを見ても、面白くないですからね。
下手にも立てました。
マイクはいつものB&K4006。
絶対に落ちないように3重に固定。
ちょっと湿度が高い日でしたので出すのを躊躇しましたが、徐々に空調が効いてきて安定してきましたので設置しました。
客席から見たときに、邪魔にならないかをチェック。
コネクタのラベルテープの色が気になるかもと思いましたので、黒のテープで隠しました。
本番に向けて全員でリハーサル
関係各所のセットアップが終わり、リハーサルが始まりました。
全員で少しでも良い本番にするために、必要があれば変更が加えられます。
レコーディングチームもそれらに追随して、調整を追い込んでいきます。
良い感じでリハーサルも終わり、本番の時間を待ちます。
当日にハードディスクにコピーしてクラアインとへお渡し
無事に本番が終了しました。
本番の中身については、流石に書かない方がよいともうので、割愛します。
プロデューサーから書けと言われれば追加するかも(笑)
本番終了と同時に、クライアントからお預かりしたハードディスクに収録データをコピーを開始。
15分ほどでコピーが終了しましたので、プロデューサーにお渡しし納品完了となりました。
ただし、もしもの事態を考えて、データはしばらくこちらでも保管します。
万が一、後日の作業でデータが読めなくなったなどのトラブルがあれば、連絡いただければ対応するようにしています。
その後、機器を順番にバラしていきます。
再び車両に機材を積み込んで、スタジオへと戻りました。
1日の業務が無事に終了。
皆さま、お疲れ様でした。
ライブレコーディング、どこへでも行きます。
こんな感じで、全国どこへでも出張もしております。
それでは、また。
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