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クォリティーの高い演奏動画が1日で完成|フルート・バイオリン・ピアノクラシック音楽アンサンブル編

スタジオ・レコーディングの仕事
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こんにちは、岩崎将史まさふみです。

コンサートのリハーサルを兼ねて演奏動画の収録。
リハーサルから収録、動画完成まで4時間ちょい。

完成させた動画がこちらです。

今回は録音・撮影から完成までの流れや方法などを解説します。

コンサートに向けての最終リハーサルを兼ねて収録

コンサートの最終リハーサルを録音スタジオで満吉香苗さん(Flute)、武市莉佳さん(Violin)、河内みく(piano)さん

今回の収録は翌日に開催されるコンサートの最終リハーサルということで集まって頂きました。

上記コンサートの最終リハーサルを僕のスタジオ「フルハウス」にて行い、ついでに録音や撮影もして演奏動画を作ってしまおうという企画です。

「フルハウス」はリハーサルスタジオではなく録音スタジオです。
リハーサルスタジオとして営業してるわけでないのですが、リハーサル用途で使って頂くことに寄ってこんな動画が作れたり色々なメリットが得られます。

録音スタジオでリハーサルを行うメリット

フルハウスにてリハーサル中のViolin 武市莉佳さん

最終リハーサルを録音スタジオで行うことのメリットは主に3つ。

  1. クリアな録音サウンドで演奏の些細なニュアンスまで確認できる
  2. 録音したテイクが良ければ後日、音楽配信やCD化なども可能
  3. 撮影も同時に行い動画コンテンツとしてアピールできる

クリアな録音サウンドで演奏の些細なニュアンスまで確認できる

録音スタジオでは、クリアなサウンドで録音しすぐに聴いて演奏を確認することができます。

音色や細かいアーティキュレーションやタイミング、音価など入念に合わせ、実際に聴いて確認することができますので、本番演奏でのクオリティアップに繋げる事ができます。

録音したテイクが良ければ後日、音楽配信やCD化なども可能

録音は高品位なPCMデジタルレコーディングで行います。
サンプリングレートが96Khzや192Khzと呼ばれる高解像度、ハイレゾリューションにて録音しますので後日に、ハイレゾ音楽ストアで配信したり、CD化して販売したりなどが可能です。

撮影も同時に行い動画コンテンツとしてアピールできる

さらに「フルハウス」では照明や映像機器も充実しているので、撮影も行い演奏動画を作成することもできます。

映画撮影などでも使われるプロ用カメラを複数台使用した収録を行っています。

演奏動画はその日の内に完成させることもでき、今回の動画もリハーサル、撮影から動画完成まで4時間ほどでした。

リハーサルから収録、動画完成までをVLOGに

バイオリン収録のマイク | ROYER R-121 と B&K 4006 をそれぞれステレオペアで

実際の録音から完成までの様子をVLOGにしてみました。

進め方や雰囲気が伝わればと思います。

アイソレーションブースを使用した演奏動画

今回は敢えてアイソレーションブースも使った、モダンスタイルのレコーディングにしてみました。

モダンスタイルというのは僕が勝手に付けた名称ですが、楽器の部屋を分けてサウンドを分離(アイソレーション)させて収録する方法です。

これまでも同じ部屋によるクラシック音楽の演奏動画は多く作成してきました。
ただしクラシック音楽でのモダンスタイルによる演奏動画は、あまり取り上げることができる物がなかったので今回はこのスタイルで収録させて頂くことにしました。

スタジオ「フルハウス」は録音に最適化していますが、撮影までを考えると3人の演奏の映像を良い感じで撮影するには少し狭い。

部屋を分けてカメラの位置や照明の位置などの自由度を少しでも取りたいというのがありました。

サウンドの為ではなく映像のために部屋を分けたという感じです。

4時間ほどで完成

今回の動画編集画面

この様なマルチカメラによる演奏動画。
録音と撮影から最終的な完成まで、今回は4時間ほどの作業時間となりました。
その内訳を次を見ていきましょう。

収録時間

録音と撮影のいわゆる収録は2時間ほどでした。
ただし2時間と言っても、準備やコンサートのリハーサル時間も含まれているので、実質的には1時間程度です。

  • スタジオセットアップ
  • 翌日のコンサートのリハーサル
  • 照明やカメラのセットアップ
  • 2テイク+αのレコーディング
  • 上記の視聴確認

上記作業を2時間で行っていきました。

編集・ミックス・マスタリング

収録後は録音音源の編集やミックスなどを行っていきます。

複数収録した演奏のベストな箇所を繋ぎ、OKテイクを作成。
その後、各マイクのボリュームやリバーブ感などを細かく調整していきます。

調整が終わったらマスタリング。

サンプリングレートが96KHzというハイレゾリューションで録音ミックスされた音源を動画用の48Khzに専用のアナログ機器を使い最適化していきます。

動画編集

音源が完成したら動画編集。

動画編集ソフトであるAppleのFinal Cut Proに撮影したカメラ素材を全て並べていきます。
そして編集。

スタジオ録音セッションの動画化で少し面倒なのはテイク管理です。
完成した音源のテイクと映像データのテイクを全て合わせていかなければならないので、少し手間が必要。

僕は既に何百曲と演奏動画を作成してきていますので、管理や作業方法の効率化する独自のスタイルを確率しています。

その為、それほど時間をかけずに編集が出来るようになっています。

様々な音楽や場所に合わせた演奏動画の制作

僕は様々な演奏動画の制作も承っています。

映像屋さんと違い、

  • 音楽専門のプロの録音
  • 楽器、楽譜、作曲のプロによる映像制作

というのを売りにしています。

映像屋さんとは違うとはいっても、映像専門業者からTVコマーシャルや、プロモーション映像、大手レコード会社や事務所からミュージックビデオや販売用ライブ映像作品などの制作も依頼されており、映像技術も負けていません。

スタジオだけでなくコンサートヨールやライブハウス、リハーサルスタジオや演奏ラウンジでの収録など、どこでも対応しています。

また作品づくりだけでなく、コンクールやオーディションまで対応しています。

コンクール動画審査用の収録をフルハウスで行うフルート 満吉香苗さん

フルート満吉香苗さんとの出会いも、音楽コンクールの動画審査用への提出動画の収録でお問い合わせ頂いたのがきっかけでした。

そんな感じで録音作品や映像作品が必要になった際には是非お問い合わせください。

今回はこの辺で。
ではまた。

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