こんにちは、岩崎将史です。
今回は「マス工房 model 359II」について書きます。
「マス工房 model 359II」ハンドメイドカスタムのコンデンサーマイクです。
全てこのマイクで録音するとどうなるのか?試して欲しい
とのことで、15本を貸してくれました。
マイクの性能もさることながら、全てを同じマイクで録音したらどの様になるのか?
非常に興味が湧きます。
最高の単一指向性コンデンサーマイク
結論としては「もの凄く良いマイク」でした。
今回のセッション以外でもしばらくお借りして作ってみましたが、7本の購入を決断しました。
1本20万円のマイクなので費用の捻出は中々大変です。
その為の足しになるようにヤフオクでAKG C-414TL II のステレオペアキットを売却しました。
年末に向けて整理。
— 岩﨑将史(Masa Iwasaki) (@masafumi_iwa) December 2, 2023
AKG C414TLII
ヤフオク:https://t.co/C2MsexehIG pic.twitter.com/L5raP3shji
それくらい価値のあるマイクだと感じました。
ただ全てのマイクに置き換わるわけではなく、それぞれキャラクターの違いはあります。
少なくともC-414は元々出番の多くないマイクでしたので、「model 359II」が来たら僕には必要ないなと。
マス工房とは?
マス工房とは静岡県にある知る人ぞ知る完全ハンドメイドの音響機器メーカーです。
主に
- マイク
- マイクプリアンプ/DI
- ヘッドフォンアンプ
を製作しているメーカーで、僕は以前にヘッドフォンアンプを購入して使用しています。
音響予算に高額を注ぎ込める某放送局などはマス工房のマイクを大量に導入し、録音などで賞を取ったりもしています。
今回のセッションの為に15本を新造
マス工房が今回の録音セッションの為に15本を新規製作してくれました。
実際の僕が収録した音が動画で公開されています。
今回のセッションでは録音だけでなく映像収録・編集なども担当させて頂きました。
EQはほぼ不使用
今回の音源ですが、EQはほとんど使っていません。
詳細は記憶していませんが、ブースト方向は無しで薄くカット方向で微調整しただけだったかと。
ダイナミクス系はボーカルのみ
ダイナミクス系はボーカルにだけコンプレッサーを使用しました。
コンプレッサーはTube-TechのCL1B。
録音時の使用です。
ミックス時のボリューム・オートメーション (フェーダーライド) は行っています。
「model 359 II」は単一指向性のみ
マス工房のコンデンサーマイク「model 359 II」は単一指向性のコンデンサーマイクです。
有名なコンデンサーマイクにはスイッチで指向性を変更できる物もありますが、「model 359II」は指向性の選択はできません。
これがサウンドには良い効果をもたらしている1つの要素とも言えるでしょう。
位相感良し、空間良し、存在感良し
マス工房のコンデンサーマイク「model 359 II」は位相感がとてもよい空間がわかるマイクです。
その割に音像はクリアでしっかりと集音できます。
他のセッションでも使っていますが、一般的なマイクより50cm~1m程話して距離感が揃う感じです。
かといって近くで集音しても嫌な感じにはならない。
スッと自然に低域から高域まで伸びやかに立ち上がってきます。
収録の様子はVLOGで
今回の収録セッションの様子をVLOGにしてみました。
僕の仕事振りと合わせて是非ご視聴頂けたらと思います。
これからのメインマイク確定
今回の収録を踏まえて、更にこの後も1ヶ月ほど「model 359II」をお借りし、これからの僕のメインマイクとすることに決めました。
全部で7本の「model 359II」を購入しまし、これから様々な現場で活躍してくれる予定です。
もし興味を持ったあなた、是非マス工房のWEBサイトから問い合わせてみてください。
その際に「岩崎将史さんのブログを見て問い合わせました」とお伝え下さい。
何かおまけがまってる?!
それでは今回はこの辺で。
ではまた。