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SONY「α7s III」を2ヶ月ほど使ってみて

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この記事は約14分で読めます。

岩崎将史まさふみです。

今年 (記事執筆時) の2020年10月9日に発売されたSONYの「α7s III」というカメラがあります。

僕は発表があった8月に早々に予約をし発売日にゲットしていました。

使い始めてから約2ヶ月ほどが立ちましたので、実際に使ってみた感想をレビューします。

これまではAPS-C機と呼ばれるフルサイズよりも一回り小さいセンサーを搭載したカメラを使っていました。

  • CANON x7i
  • SONY α6400

などです。

主にこれらのカメラとの比較をしながら、APS-C機や小型カメラからのバージョンアップや、他社メーカーのカメラからの乗り換えを考えている人の参考になればと思います。

岩崎
岩崎

2ヶ月間、毎日使い倒してきた感想を率直に書くモ〜

良い点

開封時に撮影した動画

完璧なカメラ

最初に総評としては、僕の用途には完璧なカメラです。

こうだったら良いのにという不満は今の所は1つもありません。

画素数が話題になるけど

と書くと、詳しい人からは

そんな事は無いでしょ。
画素数少ないじゃん。

という意見がおそらく真っ先に上がってくると思います。

でかいポスター写真を撮りたい人には足りないと思います。

そのような人は迷わずに、SONYであれば「α7Rシリーズ」を購入しましょう。

高画素機が欲しいならRシリーズ

僕はHPやブログで使う写真と動画が主な用途ですので、画素数は全く問題を感じません

コレについては後ほどさらに詳しく書きます。

適度な大きさと重さ

大きさも重さも僕にとってはとてもマッチしています。

人によっては「より小さく、軽く」というのを求める人もいるかと思います。

手が小さい女性などは、少し大きく重く感じるかもしれません。

その点では「α7sIII」と同月に発売された「α7c」にも注目が集まっています。

ただし、僕は同じく小型軽量が売りの「α6400」を使ってきた経験から、「α7C」は選択肢に乗せませんでした。

小さ過ぎるカメラは僕には厳しい…

確かに軽いに越したことはないです。

ただし大きさについては僕にとっては小さ過ぎることはネガティブです。

「α6400」はとてもコンパクトなのですが、小さすぎる事によって、

  • 液晶が見づらい
  • ファインダー見づらい
  • スイッチ類が小さくて見づらい
  • HDMIやUSB端子などがマイクロで見づらい

といった事があり割と困るシチュエーションが多かったのです。

α7Cの液晶ファインダーは中々良い。
先日、実機を見てきましたがα6400と同様に小型の液晶ファインダーながら、かなりの高精細でした。これなら十分に日常使いでストレスがないと感じました。

老眼も合わさり小さいものが見にくい

スイッチや表示が小さいと見づらいのです。

20代、30代なら良かったかも知れませんが、40代になり目が…。

はい、老眼ですね。

小さい物は本当に困ります。

薄暗いシチュエーションではかなり困った

ましてや僕はスタジオやコンサートホールなどで使うことが多いのですが、基本的にそういった場所は暗いのです。

スイッチの表記ややコネクタなどが小さすぎると、暗いシチュエーションでは全然見えません。

状況的にライトを付ける事ができない場合もあり、触った感覚での操作が必要な時があります。

「α6400」では、少し連れて隣のボタンを押してしまうなどという事が頻繁に起こっていました。

というか、むしろ正確に押せたためしがないかも知れません。

「α7s III」は適度な大きさと距離感を持っているので、ストレスなく感覚で操作することができます。

ミラーレスでないCANON「X7i」の方が…

「CANON X7i」は「α6400」よりも少し大きめでしたので、こちらの方が僕には程よく手に馴染む大きさでした。

ミラーレスではなく一眼レフということも大きさには影響を与えていたると思います。

CanonのXシリーズは2020年の5月に発売された「X10i」が最新モデルです。

「α7s III」はさらに手に馴染むサイズ感になっています。

写りが最高

このカメラを購入した最大かつ唯一の理由と言えますが、とにかく写りが最高です。

暗闇でも撮れる

暗闇でも撮影できるのが売りの「S」シリーズですが、試してみてこれは本当に驚きました。

暗いところではISOと呼ばれるセンサーの感度を上げることになります。

「α6400」や「X7i」は感度ISOを1,600位まで上げると、画質がノイズまみれでとても残念な感じでした。

3,200とかはザラザラな映像になって見てられない。

ISO 16,800でもノイズ感がない

ところが「α7s III」は16,800とか32,000とかまで上げても、それほど気にならない。

拡大してみればノイズは見えてきますが、今までのガッカリ感と比べると天と地の差があります。

コレだけでも購入して良かったと思わせてくれます。

GoPro Hero 9との暗所での撮影テスト比較をしてみました。

4K120Pで撮れる

「α7s III」をメイン・カメラにしてからは、動画撮影時の解像度は4Kでフレームレートは60pをデフォルトにしています。

クロップのない4K撮影

「α6400」は4Kで撮影するときには周囲がクロップされてしまっていました。

「α7s III」ではクロップなし。

いつもの画角でそのまま撮影できるのは、とても運用が楽です。

「α7C」を見送った理由の1つには「4K60P」だとクロップ発生するという問題もありました。

60pを体験すると30pには戻れない

僕は長いこと動画は24pで作成していました。

コマ数を増やしても、それほど人間の知覚は変わらないと考えていたのですが…。

別次元でした。

60pは兎に角なめらか。

一度見てしまうと、もう24pや30pには戻れません…。

数曲であれば熱も大丈夫

そして10~15分くらいであれば熱で止まる事なく撮れています。

流石に長尺の場合は「熱いよ」アラートが出て、その後止まりますが、これまでを考えたら異次元です。

4:2:2 10 Bit HDR (2020 HLG)

4:2:2 の 10 Bit という色の解像度で撮影できるのも期待していました。

そして期待どおりのクォリティでした。

データ量が爆発的に重くなるので、編集での大変さは増しましたが、コレももう4:2:0 や 8 Bit、Rec 701などには戻れないです。

HDRで撮影してみた動画がコチラ。

HDR対応のモニターで見ると、YouTubeの設定に「HDR」の表記が現れます。

なんの調整もしていない動画なのですが、色の精細さや輝度が全然違うので感動しました。

iPhone 12で「Dolby Vision HDR」での撮影が可能になりましたが、それと同じ別の種類みたいな規格で撮影できます。

抜群の安定感と安心感での運用

クォリティだけではなく、運用上の超絶な安心感、安定感も凄いです。

速く的確なオートフォーカス

「α6400」もオートフォーカスが優秀との評判でした。

実際に過去モデルに比べればとても優秀でした。

少し問題のあった「α6400」のオートフォーカス

ただし、実際の運用上は1つだけ不満点がありました。

それは動画撮影時には瞳フォーカスが使えないことでした。

演奏動画を撮影する時には瞳フォーカスが機能しないので、手前のマイクなどにオートフォーカスが合ってしまうなどと事が多々ありました。

スチール撮影時には全く不満がありませんでしたが、主に動画撮影用に購入していたので、コレはかなり残念でした。

動画撮影時も完璧なフォーカスコントロール

一方で「α7s III」の瞳フォーカスは完璧です。

これまで10曲以上の演奏動画を撮影してきましたが、被写体との適切な距離を保っている限りにおいて、フォーカスが外れたことは一度もないです。

液晶ファインダーが美しく見やすい

液晶ファインダーについては、購入時にはあまり選定評価に入っていませんでした。

「α7s III」が到着して使ってみて最初に驚いたのは、ココかも知れません。

  • 大きい!
  • 高精細でめっちゃキレイ!

とにかく見やすくて驚きました。

マニュアルでのフォーカスも正確にビシバシと決められます。

そして、日中屋外での撮影でもファインダーが見やすいので、確実性が大幅にアップしました。

「α6400」の時は日中の屋外だと、液晶見えないしファインダーは小さくて荒すぎて良く分からなくて、かなり当てずっぽうで回してたんですよね。

「α7s III」では液晶ファインダーが精緻なので、的確に画角やISOなどの設定を確認して撮影できます。

有人カメラマンには液晶ファインダーの画素数の大切さを聞いていましたが、まさかココまでの違いと効果があるとは。

余談ですが、「α7c」もサブカメラとして購入を検討したのですが、見送くりました。
液晶ファインダーが「α6400」とあまり変わらなさそうというのが大きな理由の1つだったのですが、実際の所どうなんでしょうね?

液晶タッチパネルがサクサク

液晶タッチパネルが素晴らしく抜群に使いやすいです。

機能の割り振りが的確

設定ページの機能の割り振りが物凄く整理されていれて、サクサクと目的の項目にたどり着くことができます。

「α6400」では、目的の設定ページにたどり着くまでに、10回以上ページ切り替えボタンを押さなければならないことが多く、

岩崎
岩崎

どんだけ、ボタン押させるモ〜!!

いつもイライラしていました。

デフォルトのままで十分

そこで「α6400」では「マイ・メニュー」といって、良く使うメニューを登録したり「ファンクション・メニュー」に登録したりという工夫が必要でした。

「α7s III」でも同じ用に、不満に感じるメニューがあれば登録しようと思っていますが、今の所は無登録で全てデフォルトで運用しています。

絞りやISOやフォーカスなど毎回触る項目はデフォルトでどれかのキーやノブにアサインされていますし、設定を3つカスタム登録できるので、カスタムキーなども含めてデフォルトのままで何も困っていません。

これは複数台をチームで運用するような場合にはとても大事です。

その人専用に属人的にカスタマイズされてしまうと、事故の元になるんですよね…。

適切な解像度

そしてもう一度、解像度の話になりますが、1280万画素というのは実によく出来た数値です。

  • 4Kやデジタルコンテンツにピッタリ
  • データ容量が適切になる

2000万画素以上は絶対に必須と考えていてWEBや動画用途でのデジタルコンテンツしか作成してない人は、一体どのような使い方をしているのだろうかと思います。

適当に広角で撮っておいて、後で半分とかに切り出してクロップして作りたい、とかでしょうか?

それならば理解できますが、それって撮影の醍醐味を放棄していませんか?

少し調整や修正程度のトリミングなら分かりますが…。

1280万画素というのは4Kと同じ様な感じですので、実際の運用状況に近くデータ容量も適正になります。

1つ1つの工数が早いというのも、運用の安定性にはとても重要です。

4Kの解像度は3840×2160ピクセルです。
1280万画素というのは、画素数でいうと820万画素。

なおWEB関連の写真は横幅が640ピクセルから1280ピクセルくらいまでが一般的。
大きくても横幅1920ピクセル位までです。

それ以上の写真は、通信運用上よろしくないので、サーバー内で勝手に小さい画像に変換して表示されたりしているのが一般的です。

3840ピクセルで「少なすぎる」と言っている人たちは、でっかいポスターなんかを手掛けている人達が多いのだと思います。

他にも良い点は多くあるが数え切れない

他にも良い点を上げるとキリがありません。

例えばデータ転送がめちゃくちゃ速くて、100GBの取り込みが数分で終わるとか。

「α6400」では数十分です。

記録用メモリカードも2枚させて同時にバックアップされるなど、まだまだ良き点は多くありますが、今回はコレくらいにしておきます。

悪い点

悪い点も書こうとは思うのですが…特にないんですよね。

強いて言えば、購入時の値段の高さだけだと思います。

40万円オーバーですからね。

α6400なら3.5台購入できます。

「ファインダーが高精細過ぎる」という不満を見かけた…

このような記事を見かけました。

ですが、1200万画素の低画素機にこんな高解像度で高倍率のファインダーが必要なのでしょうか?
当然ながらこの分コストはかさみますので、正直無駄としか思えません。

α7S IIIのガッカリ14連発

僕にはちょっと意味が分かりません。

先に書いたように僕が「α7s III」を導入して良かった事の1つが高精細な電子ファインダーです。

「値段が高価でも良いので、屋外の日中でも的確にかつ確実にその場で判断できる、高精細な電子ファインダーが必要」というのが僕の見解です。

小型の荒い電子ファインダーだったら、せっかく良い写りで撮影できるスペックなのに、持ち帰って動画データをみたら微妙に意図と違う映像が多々ある…、みたいな事になりかねません。

CANON R6 は迷ったが…

上記記事の筆者はSONY「α7s III」よりもCANON「R6」を押しています。

僕もスチール機を求めるのであればCANONのR6を選択したと思います。

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僕にはCANONはあり得なかった理由

ただし、CANONは今の僕の選択ではありえなかったのです。

最初に述べておくと、CANONのカメラを使ってましたしCANONの写りは大好きです。

ただし、1つの致命的な問題がありました。

動画撮影が30分まで

致命的な問題は「動画が30分までしか撮れない」ということです。

音楽用途だとどうしてもライブの撮影収録の機会が多いのです。

一般的なライブ公演は1時間以上ありますので、CANON機はそれだけで完全に対象外でした。

同様にFUJIFILMなども30分縛りがあって断念してきました。

その点では長時間の動画撮影が可能なPanasonic LUMIX系かSONYのα系しか選択肢がなかったのです。

スローモーションで音が録れない

そしてもう一つの致命的な問題は「スローモーション撮影時に音声が録れない」問題です。

フレームレートやスローモーションなどは、撮影時にどの様に使うかが見えてない場合もあります。

そういった時はとりあえず高フレームレートで撮影しておくのですが、CANONだと「スローモーションで撮影では音声が収録できない」という情報を得ていました。

音屋さんなので…音が常に録音できていることは絶対条件ででの動画撮影です。

2台目のオーダー

人によって使う目的や意図が違うので、万人にパーフェクトという物はないと考えますが、僕にとっては現行機種ではSONY「α7s III」が最もベストな選択肢でした。

そして何と先日、2台目の「α7s III」をソニーにオーダーしてしまいました。

11月の初旬にオーダーをしたのですが、ソニー・マーケティングの担当者曰く、

ソニー担当者
ソニー担当者

現在、供給が追いついてなくて早くて1月初旬の出荷になります。

との事。

来年になってしまいますが、少し待ちたいと思います。

2台目をオーダーした理由

2台目をオーダーした理由は3つです。

  • 全編 10Bit HDRの音楽動画を作ってみたい
  • スタジオで撮影が入ると、僕が個人的に使えない
  • 「α7s III」での撮影の様子を「α7s III」で撮影できない

上記を実現するためには、どうしても2台が必要でした。

来年になりますが、そうした動画もアップしていく予定です。

こんな感じで現場が重なっている時でも、積極的にお仕事紹介動画なども撮っていきたいと思っています。

レンズは標準ズーム「24mm-70mm Gマスター」

2台目のレンズは標準ズームにしようと考え「24mm-70mm Gマスター」を選定しました。

マイクと同じで「まずは一番良い末永く使える物を買っておけ」精神です。

1台目はスタジオ内収録がメインということで、広角のGMレンズ「16-35mm」にしていました。

標準ズームが揃ったことにより、ほぼ今必要な画角は撮れそうな感じです。

佐藤実絵子さん の新曲MVでも使ってみた。

佐藤実絵子さん(元SKE48)の新曲「Make it blue」のPV撮影にもa7sIIIを使ってみました。

4:2:2の10 Bit HLGでの撮影ということもあって、かなり綺麗に撮影できたと思います。

間違いなく損しないカメラ

ということでSONY「α7s III」を2ヶ月ほど使ってみての正直な感想を書いてみました。

「α7s III」購入を検討している人や、どのカメラを購入しようか迷っている人の参考になれば幸いです。

では、また。

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