サックス奏者のSumikaさんがリリースしたCD「音の辞書」が11月15日に発売されました。
ミックス(の一部)とマスタリングを担当させて頂きました。
動画がアップされました。
パチパチパチ〜♫
物凄く良いCDなので紹介します。
CD「音の辞書」が発売
クラウドファンディングにて制作したようです。
その辺りの詳細は僕は分からないですが、ツィッターはパトロンになるべきだったという呟きも。
ソプラノ・サックスとピアノのデュオによるオリジナル楽曲
ソプラノ・サックスとピアノのデュオの作品です。
かしわ丸餅さんによる作曲で、全て素晴らしい曲ばかりです。
クラシック・サックス奏者という位置づけですが、僕からすると良い意味でクラシックのカテゴリーではないです。
どういうことかと言うと、誰でも楽しめる分かりやすいキャッチーなテーマとその展開だからです。
クラシックと言うと「難しい」「良くわからない」と感じてしまう人も多いと思います。
今回の作品は決してそんなことは無い、と断言できます。
そしてクラシックではないと僕が感じる理由の一つが、いわゆる現代音楽ではないからです。
日本の音大関係者なら分かると思いますが、いわゆるクラシックの系譜に位置付けされる作曲活動は無調性などの現代音楽が溢れていました。
今でのそうなのかは分かりませんが、多くの人はそれらの音楽は、より一層「訳が分からない」となります。
普段J・POPやロックやR&Bなどを聴いている人からすると十分にクラシックというカテゴリーになるかと思いますが、誰でも楽しめるメロディと展開構成です。
Sumikaさんとは?
現在はサックスの本場、フランスへ留学中。
僕がSumikaさんを知ったのはツィッターでした。
彼女の記事が時々バズっておりまして、一度絡んだこともありましたが、特にフォローフォローワーの関係ではありませんでした。
その時に軽くYouTubeなどを見て、とても興味深い人だなと感じていました。
音楽はもちろん、活動の姿勢が素晴らしい
音楽が素晴らしいのはもちろんですが、何よりも活動の姿勢がとても素晴らしい感じました。
僕は10年以上前に既にYouTubeに実験的に楽曲を上げていました。
効果はとても高かったので、とうじプロデュースなどを依頼されていたアーティスト何人かに、CDよりも音楽配信やライブやリハーサルの動画、そしてSNSなどのウェブマーケティングなどの重要性と移行を訴えていましたが、ことごとく拒否された記憶があります。
当時はこれからはセルフで何ができるか?が重要な時代と考えていましたが、
- CDショップに並べたい
- レーベルやレコード会社の名前が外れるのは嫌だ
- SNSなどで自分でプロモーションしていくのはアーティスト性を低くみられる気がする
などで全然、受け入れられませんでした。
近年これらは当たり前になっています。
が、やはりアウトプットのスピード感がおそかあったり、そもそもPCが苦手だったりで、「う〜ん、それだとどうしようもないなぁ」という相談が未だに多いです。
僕が見ている限りでではSumikaさんはSNSやYouTubeを精力的に活かしていて、パーフェクト。
YouTubeはチャンネル登録者数がもうすぐ4万に達しようとしています。
僕の今回の仕事はミックスとマスタリング
僕が今回、担当させて頂きたのはミックスとマスタリングです。
といってもミックスは終盤を一部、引き継いだという感じですが。
最初はマスタリングのオーダー
最初はマスタリングのオーダーでした。
フルハウスのホームページよりオーダーを頂きましたが、ツィッターで知っていた音楽家からオーダーを頂くというとても嬉しい体験ができました。
ステムミックスでの調整
頂いたサウンド面のオーダーをより的確に進めるにはミックスから少しだけ手を加えるのが良い状況でした。
ただし、ミックスは既にとても良い感じで出来上がっていますので、大きく変わってしまうのは本意ではない。
ということで、ステムミックスを頂いての再調整を提案させて頂きました。
ステムミックスというのは、ミキシングが完了した状態の音を楽器ごとに別々のオーディオファイルになっている状態です。
ステムはまた別の機会に記事にしたいと思います。
マスタリング前の最後の微調整をさせて頂きました。
マスタリング
マスタリングはもちろん完全アナログのピュアマスタリング。
これまでも何度も書いてきていますので、ここでは割愛します。
マスタリング完了のプレス用マスターデータを直接プレス会社へ発送しました。
CDの購入方法
完成したCDですが、Sumikaさんの注文ページから購入できます。
そしてもSumikaさんのホームページも是非、御覧ください。
そして、ミックスやマスタリングのオーダーもいつでもお待ちしておりま〜す。
では、また。