こんにちわ、岩崎将史です。
先日は、ヴォーカル西みほさんと北川美晃さんとのデュオによるレコーディングでした。
とあるクライアントからの依頼で、2曲をCD化したいとのこと。
サウンドの中身はまだ言えません。
後日、1曲はYouTubeに公開される予定ですので、このブログでもお知らせしたいと思います。
今回は、2曲のレコーディングからマスター音源の完成までが、どのように進行したのかを解説します。
ボーカル・レコーディングは声の調子が一番良い時間を選ぶ
あらかじめ西さんに「一番声の良い時間帯」をお聞きしておきました。
お昼頃からが一番良いとのことで、13時にスタジオに入って頂くようにしました。
ミュージシャンの入り時間に合わせてピアノ調律を仕上げる
僕はCDなどアート作品として販売するときは必ずピアノの調律を入れています。
13時にミュージシャンがスタジオ入りしますので、逆算して11時に調律師さんに入って頂くようにしました。
僕はいつも2時間くらいを調律時間として予定します。
希望すればもっと早く仕上げてもくれますが、慌ただしくなるよりもメンテ調整なども合わせてみて頂きたいので少し余裕を持つようにしています。
ミュージシャン入りからの打ち合わせ
13時に、西さんと北川さんがスタジオに入りました。
どんなアレンジ、伴奏で行くか打合せをします。
打ち合わせが終わったら、リハーサルスタート
リハーサルを始めます。
ボーカルの西さんからは、ピアニスと北川さんは上の写真のように見えます。
僕はポップスの場合はボーカルとピアノを別の部屋でレコーディングします。
クラシックの場合は、同じ部屋で録音することが多いです。
クラシックを同じ部屋で録音する理由は、声楽曲のスタジオ録音動画|シューベルト「野ばら」の記事でも書いています。
ピアニスト北川さんから、西さんはこのように見えます。
本番レコーディング開始。テイク3で完了
リハーサルが終わり、本番のレコーディングが始まります。
初めて合わせる曲にも関わらず、とても順調に録音が進みます。
僕は、コントロールルームよりディレクションを行っています。
最初のリハーサルをテイク1として録音、軽く打合せしたのちテイク2を録音します。
テイク1とテイク2を聴いてみて、ふたたび軽く打ち合わせ。
念のためにもうテイク3を録音します。
40分ほどでレコーディングが終了しました。
レコーディングが終わったら編集とミックス作業へ
2曲を計、1時間半くらいで録音終了。軽くテイクをつなぎます。
テイク2が良かったのでほとんどはテイク2をそのまま使い、2箇所だけテイク1とテイク3に差し替えました。
演奏と歌唱が何も言うことがないとても素晴らしい出来でしたので、ミックスは特別なことはしませんでした。
ボーカルの音量調整をするだけ。
上は別の曲の写真ですが、ミキサーのボリュームフェーダーを細かく調性していきます。
30分ほどでミックスが完了しました。
その後、マスタリングを行いCDマスターを作成して、本日のレコーディング業務は全て完了しました。
レコーディングからマスタリングまで3時間のセッション
掛かった時間は合計3時時間ちょい。
とても良いレコーディングセッションでした。
もちろんこの日も192Khz32Bitのハイレゾでレコーディングしました。
現時点でできるベストを常に追求しています。
レコーディングの相談、いつでも受け付けています。
ではまた。
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