こんにちは、岩崎将史です。
今日は、昨年末にマスタリングを依頼頂きました曲のMVがアップされてましたので、ご紹介です。
ピアノとサウンドプロデュースを担当しているKISSINさんからの依頼でした。
何の縁での出会いだったかはっきりとは覚えていませんが、僕がまだ20代の頃に個人レッスンに通ってくれていました。
特段、レッスンの看板を掲げたり宣伝はしていませんでしたので、知人の紹介とかだったかと思います。
ちなみに、もう15年近く、個人レッスンなどは一切受けておりません。
GETKO ナミダゴイ
- ボーカル&ギターKOICHI
- サウンドプロデュース&ピアノ KISSIN
マスタリングって何するの?
今回はYouTubeと音楽配信サービスでの展開とういことで、それに合わせたフォーマットにミックスファイルを置き換えていきます。が、その時にサウンドに色々美味しい色をつけることがあります。
LOGICでのデジタルミックスに、アナログサウンドを付加
録音とMIXまでをKISSIN自らが手がけられました。
彼は僕と同じDAW「LOGIC pro X」を使っていて、LOGICでのミックス。
ようはPC(MACですけど)での完全なデジタルミックスとなっているようです。
英語圏の人たちは「Mix in the BOX」という言い方をします。
便利だけど、デジタルミキシングのサウンドの弊害を皮肉マジりに「まあ、PCの中だけでのミックスだから〜」みたいなニュアンで使うことが多いです。
KISSINさんからは、これまでも定期的にマスタリングのオーダーを頂きますが、気をつけているのはミックスバランスを壊さずに、そのMIX in the BOXにアナログサウンドの温かみとサウンドの広がりを加えること。
ツヤを出しながらグッと存在感のあるサウンドを作るようにしています。
そんなマスタリングに欠かせないツールの一部であるコンプレッサーとEQ。
MANLE SLAM Mastering Version
欲しいサウンドによって使い分けていますが、今回のコンプレッサーはMANLEYのSLAM Masteirng Versionを使いました。
サウンドにレコードのような絶妙な味付けをしてくれます。
特にローエンドの低音の粘りとトップエンドの柔らかさが最高です。
逆に、ソリッドなシャキッとしたサウンドを求められるクライアント、プロデューサーの時は違うコンプレッサーを使ったりします。
MANLEY Massive Passive EQ Mastering Version
そして、EQは、MANLEYのMassive Passive EQ Mastering Versionにしました。
他にもいくつかの重要な機器があります。
普段DAWのみでミックスをしているクリエイターやミュージシャンの方々に、「本来のマスタリングされたサウンド」を知って欲しいといつも思っています。
メジャーなスタジオやアーティストの作品がプラグインなどのデジタルのみでマスタリングされている、という事はほとんどありません。
最終的なサウンドの出来をリスナーに印象付ける重要な行程なのです。
スケジュールのやりくりは大変ですが、ぜひ諦めずご連絡頂ければ、、、。
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