岩崎まさふみです。
マイクってそもそも何でしょうか?
今、日本で生活を
あまりマイクは使わないですね〜
という人はいないでしょう。
例えば、そのスマホにもマイクが内蔵されていますよね?
マイクがどんな原理で、どの様な役割を担っているのでしょうか?
知らなくても日常生活で困ることは一切ありませんが、知っておけば色々と得があります。
そしてもしあなたがプロの音楽家やクリエイターを目指しているのであれば、知らない事は犯罪です (笑)。
是非、この機会に最後までお付き合いください。
この記事の難易度
超初心者向けです!
音声を電気信号に
マイクの役割とはズバリ「音を電気信号に変換する装置」です。
電気信号に変換する事で、音声を様々に活用することができます。
これで全て理解できたと悟った人は、もしくは悟った方はブラウザバックをして大丈夫です。
この一文に尽きるのですが、もう少し掘り下げていきます。
マイクが必要な3つのシーン
マイクが必要とされる目的は主に次の3つが多いです。
- 音を残す
- 音を伝える
- 音を大きくする
言葉を置き換えると
- 音を記録する
- 音を伝達する
- 音を拡声する
とも言います。
音を残す (記録)
音楽家やクリエイターであれば、日々、作品を録音したり撮影したり、何かしら記録していると思います。
その際には必ずマイクを使って音を拾い、何かしらに記録していますよね。
スマホやカメラ、そして専門的な録音機器などに。
音を伝える (伝達)
音を伝えるというので真っ先に思い浮かべるのは電話ではないでしょうか?
電話にも声を披露部分にマイクが付いています。
そして他にもインターホンなども日常的に使われますし、2000年からはZOOMなどのオンライン会議やオンライン飲み会などで、マイクを使う人も増えたと思います。
スマホやPC、カメラなど通信で使われるものには、まずマイクが付いていますよね。
音を大きくする (拡声)
マイクは声などの拡声にも使われます。
拡声とは音量を増幅、つまり拡大することで専門的にはPAやPA音響などと呼ばれます。
声の拡声は実に多くの場所で使われています。
- 店舗でのセール情報の案内
- 施設での呼び出しアナウンス
- 電車、バスなどでのアナウンス
- カラオケでの歌唱
他にも無数にありますが、これらを一度も耳にしたことがないという人は、現代日本ではおそらくいないでしょう。
どうやって電気信号に変換しているのか
マイクがどのような原理で音声を電気信号に変換しているのかを解説します。
まずは音について知ろう
マイクの原理を知る前に、まずは「音とは何か?」というのを理解しておく必要があります。
音とは5Hz〜20Khz以内で振幅する空気の粗密の振動です。
これについては過去記事に書いてるので、知らない人はまず先に読んでください。
空気から電気への変換方法
マイクが空気の振動を電気に変換する原理はとても単純です。
マイクにはダイアフラムと呼ばれる金属の薄い板があります。
ダイアフラムが空気の振動に合わせて揺れる用に設置されています。
このダイアフラムの振動、つまり動きを検知して電気信号に変換しているのです。
電気信号への変換の方法はマイクによる
ダイアフラムの動きを電気信号に変換する方法は、マイクによって違います。
大きくは3種類あり、
- ダイナミックマイク
- コンデンサーマイク
- リボンマイク
があります。
この3つについては過去記事で解説しています。
振動をグラフにすると
空気の振動を電気信号に変換すると、下のグラフの様な形で目視することができます。
左から右に時間が進み上下がダイアフラムの動きを記録しています。
音が振動であるということが見て分かりますね。
この様に目で見て分かる状態になっていることを「波形」といいます。
連続した信号が波の様な形になっているからです。
まとめ
最後にまとめです。
- 音とは空気の粗密の連続的な変化。つまり空気の振動。
- マイクは空気の振動を電気信号に変換する装置。
- 変換の方法にはいくつかの種類がある。
- 電気信号に変換することにより拡声・記録・通信などが可能になる。
至極当たり前の事ですが、改めて整理して解説してみました。
ではまた。