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コンサート・ライブ配信の裏側「マスターズ・ブラス・ナゴヤ 彦根特別公演」

DTM・レコーディング系ノウハウ
この記事は約6分で読めます。

こんにちは、岩崎まさふみです。

今月の10月19日~10日にかけて僕は彦根に行っていました。
コンサートのライブ配信の仕事です。

その配信映像でダイジェスト動画を作成しました。

今回は「コンサートライブ配信の裏側」と称して、少し僕が行っているライブ配信の考え方やポイントを解説します。

名古屋を代表するウインド・オーケストラ

「マスターズ・ブラス・ナゴヤ 彦根特別公演」の本番前のステージ

今回のコンサートは「マスターズ・ブラス・ナゴヤ」という名古屋を代表するウインド・オーケストラでした。
名古屋を中心に活躍するプロ奏者を集めた大規模な楽団です。

ウインドオーケストラとは?

「ウインドオーケストラ」とはオーケストラからストリングスセクションを省いた、

  • 木管楽器
  • 金管楽器
  • 打楽器

が中心のいわゆる吹奏楽になります。
とはいえ「コントラバス」という低音を担当する弦楽器だけはいるんですけどね。
理由はまた別な機会に解説記事にでもしようかと思います。

ちなみに「ブラスバンド」というのはそこから木管楽器を省いたものを指します。

そんな「マスターズ・ブラス・ナゴヤ」のライブ配信を担当させて頂きました。

ちなみに、今回のライブ配信にあたり9月に現場下見に行ってきました。
その時の様子をVLOGにしてますので、時間のある変人さんは覗いてみてください。

ただの個人的な記録VLOGですので、何も学ぶものはありません(笑)

僕らの世代にピッタリの名曲たち

今回の彦根特別公演は僕の世代には感慨深い選曲。

  1. ドラゴンクエスト
  2. エヴァンゲリオン
  3. 東宝SFファンタジー

という多くの人に耳馴染みのある名曲たちでした。

ドラクエは僕の世代にはビンゴ

特に「ドラゴンクエスト」は僕が中学生時代に1作目から3作目までのオーケストラバージョンのサウンドトラックが発売されており、全部覚えるほど聴いていました。

僕はオーケストラアレンジの10代初期の数分の1はこれで学んだと言っても過言ではありません。
1970年代生まれの同世代は多くの作編曲家がそうだと思います。

当時はまだCDは一般的には普及していなくて、高価な最新オーディオ機器という位置づけでした。

LPと呼ばれる大型のレコード盤を学校に持っていて友人と貸し借りをし、カセットテープにダビングをして聴くという時代でした。
その時のテープは今も倉庫に眠っています。

なお大人になって僕は、ドラクエシリーズのオーケストラアルバムのレコーディングのエンジニアと何回か仕事をご一緒する機会がありました。
若いときに聴いていた作品と同じスタッフ、同じ録音機器などで仕事をするようになっていたのは感慨深かったです。

ゴジラなどの楽曲を収めた「東宝SFファンタジー」は知っていましたが僕より少し上の世代でしょう。

エヴァンゲリオンに関しては、ごめんなさい。
実は僕はほぼ見たことがなくて。

チャレンジしたんですけどね。
TV版の第1話でギブアップでした…。
作品が悪いわけではなくて、僕の性格と合わなかっただけだと思います。

奇しくもすぎやまこういち先生が

ライブ配信の準備を進めている本番数日前のさなか、突然の訃報でした。

コンサートのライブ配信で気をつけていること

マスターズ・ブラス・ナゴヤ 彦根特別公演の配信システムの一部

ライブ配信は面白い仕事で、映像と音声のネットワークの融合です。

3つの技術

ライブ配信では次の3つの技術スキルが必要になります。

  • 音楽サウンド関連
  • 映像関連
  • ネットワーク関連

音声に関しては音楽とレコーディングでは誰にも負けないと自負していますので、専門中の専門です。

映像の仕事もここ10年ほどで増えていっていた中、新たに「生」という要素が加わり、より音楽や楽器の事を呼吸レベルで理解している深さが必要です。

そしてネットワークやPC関連のスキルも。

スキルを統合して運用

そして最も重要なのが「1人では絶対にできない」という事です。

どれかを僕が担当してしまうと、他の技術セクションとの橋渡しができなくなる、最終的なコンテンツの完成度を下げてしまいます。
どれだけ音が良くても映像が音楽にマッチしていなければ見ていて楽しめません。

僕は20歳前後より曲作りやアレンジだけでなく、レコーディングディレクションも含めた仕事が増えました。
そして30歳前後よりサウンドプロデューサーやとして立ち回る仕事が中心になっていました。
40代に入っては映像作品のプロデュース、TVコマーシャルの製作まで頼まれる機会もでてきてしまいました。

こうした現場スキルを活かして、人を集めてチームを作り運用する。
録音も映像も自分自身が直接に触ることはライブ配信ではできません。
それだけに育てた人材とノウハウを最大限に活かしながら、全体が円滑に進むようにコントロールしていく。

僕が生まれてきてから幼少期よりずっとやって来ていたことの総合的な仕事なので、実に楽しくというか迷いなくできてきます。

オーケストラやクラシック音楽のライブ配信では

今年は毎月毎週の様に各地のホールやスタジオからライブ配信を行ってきました。

そうしたライブ配信時、オーケストラやクラシック関連で特に意識しているのが、

特に意識しているのが、次の3つです。

  1. クラシック音楽のレコーディング同じシステムで配信音声
  2. スコアを読みながらの意図を持ったアングル作りや映像の切り替え
  3. 絶対に配信が止まらないシステム構築

この3つについては、また次回以降の記事で詳しく書いていこうと思っています。

今回のライブ配信は2つ目の「意図を持ったアングル作りや映像の切り替え」、ここだけ反省点があります。
ちょうどその1週間前の名古屋フィルハーモニー交響楽団のライブ配信では僕が全体ディレクションをしながら、各カメラなどにスコアラーを用意しました。
今回は日程の都合で、そこを十分に確保することができず、僕の指示を映像担当者が汲み取りきれず思ったように絵が作れない場面も多々。

ただし、それによって限られた条件でも解決できるようなアイディアも湧いてきたので、次回以降では役立ててさらにレベルアップしたライブ配信にしたいです。

全編はアーカイブ配信で

ハイエンド音楽レコーディングと同じシステムを持ち出しての音楽収録

今回おこなった「マスターズ・ブラス・ナゴヤ 彦根特別公演」のコンサートですが、11月1日までコンサートの全編がアーカイブ配信で視聴できます。

是非、期間内で視聴してみてください。

では、また。

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