こんにちは、岩崎将史です。
先日は名古屋、栄になる宗次ホールにレコーディング言ってきましたので、少しだけその様子をご紹介します。
高い天井高と豊富で艶やかな残響
宗次ホールは室内楽向けに設計されているコンサートホールです。超高い天井高が作る自然な残響は本当に素晴らしく、いつも「う〜ん、スタジオごと、ここに引っ越して来たいなぁ」と思っています。
レコーディングのためだけのホール使用
CDのためのレコーディングですが、内容はまだリリース前なのでちょい伏せておきます。
コンサートなどをCD化する際には、頻繁にお声がけ頂いている宗次ホール。
今回はコンサートの録音ではなく、CD用のレコーディングのためだけのホールを使うことができました。お客さんからの見た目を気にすることなくバーンとマイクスタンドを立てました。
こんな感じです。
ソロマイクがピアノの前に林の様に立っておりますが、ピアノ用ではありません。この前に別の楽器群が来ます。
何が来るか?ってのは、またリリース時にお知らせできると思います。
普通、クラシックホールでの録音では吊りマイクをメインマイクとして使用するのが定番ですが、レコーディングのみの時は使わないのが最近の主流です。
理由はその方が音が良いからと、シビアに調整できるからです。
コンサート録音との違い
ちなみに、コンサート時はこんな感じでした。
メインマイクは吊って、ピアノマイクはスタンドを使わず、お客さんから目立たない様にセット。ソロ用のマイクもお客さんの視線を妨げない様に、ちょろっと下から顔を出せいて生やして上げました。
ウィングマイクもバルコニーから目立たない様にこっそりと。
録音される音質だけで言えば、もちろん録音用に立てるポジションがベストですが、コンサートはあくまでコンサートが目的でそれが最重要。
シチュエーション、ロケーションに合わせたマイクポジションを、常に模索して対応しています。
曲に合わせて残響量を調整可能
宗次ホールは吸音カーテンというのが装備されていまして、部屋の響、残響量をかなり自由に調整できます。
今回も曲に合わせて微妙のカーテンの位置を変えながらサウンドを作っていきました。
コンサート録音と両方収録予定
今回の録音ですが、コンサート時の録音版と、録音のためだけにホールを使用した録音版が両方収録されるっぽいです。
そうすると比較して聴き比べられますので、リスナーにどう認識されるのか、凄く興味があるところです。
「だから何のCDだってばよ?」
ってなるかと思いますが、どのタイミングで告知できるのか、また確認しておきま〜す。
では、また。
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