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東海市芸術劇場でのコンサートのレコーディング

ホール・レコーディングの仕事
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こんにちは、岩崎将史まさふみです。

先日は愛知県の東海市芸術劇場というというところで、クラシックコンサートのレコーディング依頼でした。

初めて訪れたホールで、とても綺麗。

まだ新しく3年目とのこと。

アンサンブルは、ストリングス・カルテットにソロバイオリン、ピアノという組み合わせ。

曲は全て古典派でした。

朝10時に機材とともにホール入り。

録音はMacProを持ち込んでProTools HDXにて。

Microphoneは、Main、Wing (Hall)、Closedの定番のポジションにしました。

ここのホールは、プロセニアム・タイプの多目的ホールで、反響板を降ろしてコンサートホールになるスタイルです。

ですので、ステージは若干凹みなってしまい、楽器位置をちょっとでも後ろ目にすると、かなり音が前に飛びにくくダンゴになってしまいます。

そこで、演奏者と楽器位置の検討を重ね、舞台前ツラに固めることにしました。

ピアノ位置もセンターや下手でではなく、あえて上手側に。

これで、弦楽器群とピアノ音の混ざり具合を調整されます。

客席で聴いて良いサウンドにまずは舞台を仕上げる。

そのあと、レコーディング用のマイクボジションを確定。

コンサートなので、レコーディング・サウンドのみを考えてのマイキングはできません。
ほどよきところを狙っていきます。

ちょっとだけ遊んでみたのはMAIN MicrophoneにSHOPESのマイクとリボンを、それぞれABとORTFでトライ。

それぞれを補完し合うコンビネーションなので、どういうサウンドになるかな、と試してみたいのですが、とても良い感じでした。

マイクポジションが確定したらリハーサル開始。

万が一のリハーサルテイクを使いたいとなっても対応できるよう、リハーサルから録音開始。

2時間ほどのリハーサルのあと、そのまま本番へ。

とても良いコンサートでした。

録音したオーディオファイルをクライアントへ送って、ひとまず第1フェイズは完了。

CDになるのかはまだ分かりませんが、次の作業へ進めると良いな。

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