音楽や音楽の活動、製作などを学べる記事

PC・スマホ・タブレット

アンブレラ比較「透過と反射でどう違う?」ストロボ撮影

カメラ・映像・ライブ配信
この記事は約6分で読めます。
記事内に広告が表示されます

こんにちは、岩崎将史まさふみです。

開発中案件などで商品写真を正しく撮る必要もあり、以前から購入を考えていたストロボ撮影用のアンブレラを購入しました。

2種類のアンブレラを購入しましたので、購入した

  • 理由
  • 特徴
  • 違い

などを解説します。

光の拡散ディフューズの最初はアンブレラから

ストロボの光の拡散にはアンブレラ以外にもソフトボックスなども使います。

ソフトブックスなどに比べてアンブレラには大きなメリットが3つあります。

  1. 小さく持ち運びが楽
  2. 値段が安い
  3. 準備が簡単で早い

小さく持ち運びが楽

構造としては通常の傘です。

使おうと思えばいざという時にはそのまま傘として使えるらしいです。

僕は使ったことはありませんが。

僕はコチラの「折りたたみ傘」タイプを購入しました。

「折りたたみ傘」タイプであれば僕のカメラバックのサイドポケットに収納できます。

サイドポケットを他で使う時には中に入れることもできます。

持ち運びを考えると断然に「折りたたみ傘」タイプがオススメです。

値段が安い

1本2,000円前後で手にいれる事ができます。

ソフトボックスタイプだとProfotoなどの高級なものだと5万円ほど。

安価な中華ブランドでも1万円前後します。

比較するとアンブレラはとても安価です。

準備が簡単で早い

準備は傘を開いてスタンドに指すだけ。

直ぐにで完了します。

ソフトボックスタイプだと広げて組み立てて、デュフューザーを張ってなどいくつもの工程が必要です。

そのためにそれなりに時間も必要です。

トータルのコスパとオールマイティー性

まずはスタジオ内でも屋外でも必要に応じて持ち出せるというオールマイティーな能力。

そして抜群のコストパフォーマンスということでアンブレラにしました。

アンブレラの種類でどう違う?

一言でアンブレラと言ってもいくつかの種類があり、主に2つの要素で分類できます。

  1. 透過型か反射型か

透過型か反射型か

光を透過させて使う透過型と、反射させて使う反射型の2種類があります。

透過型=トランスルーセント

透過型はトランスルーセントととも呼ばれます。

僕が購入したコチラの1本がトランスルーセントタイプです。

こんな感じでストロボの光を傘を透過させて拡散させます。

反射型=バウンス

そして反射型はバウンスと呼ばれます。

ストロボの光を傘に反射させて逆方向 (左下側) を照らします。

反射面には主に2つの色がありまして、

  • シルバー (銀)
  • ホワイト (白)

が定番です。

それぞれ光の質が変わってきます。

created by Rinker
UNPLUGGED STUDIO
¥3,285 (2024/03/29 14:32:40時点 Amazon調べ-詳細)

2本を購入して比較

アンブレラには複数の種類があるのですが、全てのタイプを購入するのは流石に効率が良くありません。

とは言え1つだけでは「より良いものを常に目指す」という意味での効率性は落ちてしまいます。

何事も比較対象があってこそより良い方を選択できます。

楽器や音響機材、作品づくりでもそうですが僕は可能な限りABチェックと言ってAとBの2案を比較しながら詰めていきます。

白の透過型トランスルーセント反射型バウンスを購入

今回は結果として正しいかどうかは分かりませんが、

  • 透過型の白
  • 反射型の白

の2種類を購入しました。

ストロボは profoto A10 を使用

ストロボはプロ用クリップオンストロボの大定番である Profoto の A10です。

以前にレビュー記事などを書いています。

created by Rinker
Profoto
¥212,136 (2024/03/29 15:52:16時点 Amazon調べ-詳細)

正面での比較

タップで拡大するよ

正面での比較画像です。

RAW撮影したものをLIGHT ROOMで現像していますが、判断しやすいようにホワイトバランスなど露出以外のパラメーターは全て同一にしてあります。

見ていただくと分かりますが、透過型トランスルーセントの方が影がマイルドで光の質がより柔らかく広がっています。

反射型バウンスの方はアンブレラ無しのストロボ直接ほどハードな光と影ではありませんが、透過型トランスルーセントよりもくっきりとしな陰影になっています。

反射部分の色に関しては今回は比較はできないので止めておきます。

がぜんホワイトシルバーでどれくらい変わるのか好奇心が湧いてきましたので、そのうち試して見るかも知れません。

斜めでの比較

斜めからだとほとんど違いがわからないように見えます。

ですが首にできてる影をみると深さの違いが分かります。

バンスの方が陰影がくっきりでています。

そして背景にも薄っすらと影が出ています。

バウンスの方がトランスルーセントより光の拡散範囲が狭く、少し指向性がありますので、その差が出ていると考えられます。

アンブレラ「あり」と「なし」の比較

最後にアンブレラありと無しの比較もやってみました。

ポーズが違いますので、画角が違いますが影の違いがはっきりと出ています。

首にできている影がアンブレラなしだとくっきり。

そして背景への影もくっきりと出ています。

ホワイトバランスは同一にしてありますが、ストロボと背景LEDのバランスで色味が若干変わっています。本当は全てのライトのケルビンを合わせるべきですが、背景用が安価なLEDで追い込むのが難しく、そこまではできませんでした。

最初に買うなら透過型トランスルーセント

試してみた結果の僕の印象としては、最初に買うのが1本だけなら透過型トランスルーセントが良いと感じました。

光を柔らかく全体に広げてくれます。

逆に光に指向性が欲しい場合はソフトボックスなどを使った方が効果が高いので、2つ揃えるならばどソフトボックスにして両方に振り切った方が良いかもしれません。

そんな感想を持ちましたが、アンブレラは2000円前後で購入できますでの特にリスクはないと思います。


今回の撮影テストの様子はYouTube動画にしています。

コチラの動画の中ではバウンスタイプの色が「銀」になっています。
「銀」をオーダーつもりでしたが動画配信後に購入履歴を見たらまさか発注ミスで「白」でした。撮影時は暗くて気づきませんでした…。よって動画の中での「銀」は全て「白」と置き換えてください (苦笑)

合わせて見てみてください。

ではまた。

メールアドレスをご登録いただけますと、岩崎将史の最新情報やブログ更新情報などをお届けいたします。
岩崎将史メルマガ登録はこちら
Verified by MonsterInsights
タイトルとURLをコピーしました