こんにちわ。
連日、スタジオ籠もり〜の岩崎将史です。
今日は数件の制作作業を同時に進めております。そのうちのひとつが「佐藤ユウカ」のレコーディングです。
彼女との出会いは、それこそ7~8年近く前になるかもしれません。当時、彼女が活動していたバンドを、スタジオ「フルハウス」にてCDを録音・プロデュースをさせて頂きました。とても魅力的な声でしたので、その後は、歌の仕事などを何回かお願いした事があります。
ここ数年はソロで活動し、自宅録音などで楽曲を制作していた模様です。そして昨年、きちんとした作品を制作したいとの相談を受けて、ひとはだ脱ぐ事にしました。
その後、彼女が作詞・作曲をしてきた楽譜を、空き時間で何度か添削。そのやり取りを何回かし、アレンジの方向性も見えてきた所で、今回のレコーディングの運びとなりました。
とてもセンスの良いオシャレなポップスですので、ライブの受けも良いのでしょう。小さい会場ながら、次のライブは既にソールドアウトだそうです。
現在録音中の作品は2月中には仕上がると思います。またお知らせしますので、是非、聴いて頂きたいです。
フルハウスでは、そんなプロデュース案件もやってます。今年はより積極的に進めていきたいなぁと思っています。「CDが売れない時に、なんて時代錯誤な!」と業界を知る人なら思うと思います。はい、その通りです(笑)
ただし、
また、別の機会に書きたいと思いますが、スタジオ「フルハウス」を作った理由のひとつには、東海エリアのアーティストを東海エリアで制作して、発信する、というテーマがあったからです。これまで実に多くのアーティストに関わらせていただきました。僕自身が、20代前半の時に、名古屋で商品クォリティーの作品を作るのに凄く苦労した経験などもあるからです。
2001年のスタジオ設立当初は、丁度HIP-HOPが流行る直前黎明期で、沢山のアーティストを携わらせてもらいました。そして、HIP-HOPというそれまでのマイナーなカテゴリーだったジャンルに紅白まで出場するという状況になりました。
その後の、ストリート・フォークでもこのエリアからメジャ・デビューまで。そして、アイドルの時代が来て、栄発の大人数アイドルの録音も何十曲となど、実に色々なプロジェクトのお手伝いをさせて頂いてきました。
で、話を戻して、、、
時代は進んでCDの売れない時代。その影響を諸に受けうるのがレコード会社や録音スタジオなんだと思います。例えば、今まで1万枚売れていたCDが数百枚とかになるわけで、多くのバンドがこぞって予算を掛けない自宅録音とかになっていくわけです。レコード会社からの仕事もどんどん予算がダウンで、プロデューサーやディレクターが収録データ持ち帰って、自宅やホテルで編集、なんてのもすっかり珍しくなくなりました。
(そして、その結果で「より売れる」方向になれば、それもありだと思うのですが、結果は、、、大抵の人がより下がるというループに落ち入っているように思います。競合優位性、差別化、参入障壁、すべてないですから、、)
そんな時代ですので「レコーディング」を相談されると、結構、予算的に成立する提案が難しいことがあるのが実際です。アーティストのやりたい事、掛けられる予算と、掛けたい時間が、折り合わない事もあります。
それに対して「プロデュース」を相談されると、成立する場合があります。色々な要因がありますが、大きな要因としては2つ、
1. アーティスト主導のレコーディングセッションは非常に非合理(無駄)的な事が多い
2. 制作と運営の連携がないので、発展性が乏しい
という事が多いからです。その辺りを改善すると、いろいろ見えてくる部分が、、という感じです。
別の機会にと書きつつ長くなってしまいましたので、ひとまずココまでにして、仕事に戻ります。今のクダリは何が言いたいかというと、ようは、
「良い作品を作りたいので、それができる方法を一緒に考えましょう〜」
ということかな?と。
では、また。