こんにちは、岩崎将史です。
オススメのアンプシミュレータのプラグインを4つ紹介します。
どれも僕は現在、会社のスタジオで使っているものばかりです。
普段に皆さんがメディアを通して耳にしているであろうプラグインばかりです。
オススメのギターアンプシミュレータ4選
僕が使っているオススメのアンプシミュレータのプラグインは下記です。
- 4位 Native Instrument |Guitar Rig5
- 3位 Waves|GTR3
- 2位Avid| Eleven
- 1位 Slate Digital| OVERLOUD-THU
他にもいくつか手に入れてましたが、今は上の4つに落ち着いて居ます。
ギターアンプや、ベースアンプのシミュレータープラグインです。
それぞれの詳細
それぞれのプラグインを順番に見ていきましょう。
Native Instrument | Guitar Rig 5
DTMユーザーには欠かせない「Native Instrument 社」の「KOMPLETEバンドル」に含まれているので、持っている人は多いと思います。
正直にいって今回ご紹介する他のギターアンプ・プラグインの中ではサウンド的には1番下です。
そのため単体での購入はオススメしません。
ただし、DTMユーザーであればプラグインシンセは揃えたいところです。
プラグインシンセといえばまず最初に購入するべきは「Native Instrument 」社の「KOMPLETE」。
これはもう鉄板です。
その「KOMPLETE」に入っているので、
ひとまず色々なプラグインを揃えていきたいんですよね。
ギターアンププラグインも
という人にまずオススメしたいです。
購入するならKOMPLETEバンドルで
「Guitar Rig 5」 は単体のプラグインですが、単体で購入する人は今はいないと思います。
「Native Instrument 」社のKOMPLETEというプラグインバンドルに含まれていて、そちらで購入した方がはるかに徳だからです。
多くのソフトシンセやエフェクトも手に入る
もしソフトシンセなどもこれから揃えていきたいと考えているなら、迷わずKOMPLETEを購入しましょう。
数多くのプラグインがひと通りセットになっている通称「バンドル」と呼ばれる物です。
DTMユーザーならまず最初に買うべきバンドルだと思います。
そのあと、ゆっくりと費用に応じて専用音源を買い足していくのがオススメです。
できればULTIMATEがベスト
「KOMPLETE」を導入するのであれば少し高価ですが、一番上位グレードの「KOMPKETE ULTIMATE」が良いです。
グレードは2種類あります。
- KOMPLETE (ノーマル)
- KOMPKETE ULTIMATE
「KOMPLETE」のノーマル版は主要なプラグインはひと通り入っていはいますが、いくつか入っていないものがあります。
「KOMPKETE ULTIMATE」の良いところは、
- MASSIVE Xなど最新のソフトシンセなども全て付いてくる。
- あらゆる種類のソフトシンセが全て網羅されている。
- ビンテージモデルのEQやコンプなどMIX用途のプラグインも使えるものが多い。
などです。
僕は「KOMPKETE ULTIMATE」にしていますが、予算的に厳しい方は、もちろんノーマル「KOMPLETE」で良いと思います。
ノーマル「KOMPLETE」に含まれていないプラグインが欲しくなったら「Up Grade Kit」で「KOMPKETE ULTIMATE」にできます。。
?!今気づいたけど、もしかしてアップグレードで購入した方がお得モ〜??
WAVES GTR3
WAVESのGTR。
僕の記憶が間違っていなければ初代の2000年前半頃から使っていたはず。
当時はスタジオでプラグインというとWAVESとMcDSPくらいしかなかった、というと言い過ぎですが、そんな時代。
ProTools 24MIXとかの頃でしたでしょうか。
WAVESの初代GTRはサウンドにプラグインっぽさがありました。
やっぱりギターアンプは本物に限るぜ〜!
という意見がまだまだありました。
やがてLINE6がPODを発売し、2000年代前半はそちらを使うギタリストやプロデューサーが多かった記憶があります。
amazonより
当時はこれ、この赤いデザインでした。
バージョンアップしつつ今も発売されているんですね。
ある案件では数百曲で使い倒した
とこらがそのGTRもVersion 3に進化して、GTR3になってからはめちゃくちゃ使えるようになり、2008年〜2013年くらい(だったと思う)頃には使い倒していました。
当時、僕が音楽を担当していた原作は某漫画のタイトルではロックギターが重要で、色々試して「GTR3が一番良いよね」という当時の結論でした。
おかげさまでサウンドトラックもシリーズ累計でCDが20万枚近く、配信関連も100万オーバーだったそうで、GTR3様々でした。
残念ながら守秘義務契約の案件で、
何かは書けないんだモ〜
サンプリングレートは96Kまで対応しています。
単体よりもバンドルを購入した方が良い
WAVESのGTRはこちらにないます。
ただし、WAVESのプラグインを購入するのであれば上記のGTRのみの単体製品はやめたほうが良いです。
特にプラグインをこれから揃えていきたいという人なら、GTRも含めて色々なプラグインが入っているバンドル製品を購入するのがオススメです。
「WAVESのプラグイン・バンドル」は入っていないスタジオは、ほぼないと言いえます。
それくらい世界中で定番中の定番ですので、導入して損はないです。
オススメのバンドル
「WAVESプラグイン・バンドル」の問題は種類が多すぎることです。
現時点で次の5種類があります。
音楽人には圧倒的にHorizon
音楽ユーザーにオススメは圧倒的にHorizonです。
僕はHorizonを購入して使っています。
音楽制作やミックスで使うプラグインは殆ど入っていてコスパが最も良いと考えています。
僕が買ったときは何十万円かしたはず…
3万円弱って…
ノイズリダクションとサラウンドは弱いけど
Horizonが弱いのは次の2つ。
- ノイズリダクション系
- サラウンド系
この2つの系統のプラグインが含まれていません。
WAVEのノイズリダクションは絶対に必要ない
ですが、ノイズリダクションは正直現在はiZotpeのRXシリーズが最強すぎます。
そのためWAVESの中では絶対に必要のないプラグインとなっています。
僕はその昔にレストレーションバンドルというのを購入して持っていました。
これはWAVESのノイズリダクションのプラグインだけを集めたバンドルです。
使えん…
ゴミだモ〜…
一度も使えた試しがありません…。
他社プラグインの方が100倍以上優秀です。
サラウンドのプラグインも多くの人には必要ない
サラウンドに至っては…。
多くの音楽家はサラウンドの制作環境すらないと思います。
Avid Eleven MK II
このギターアンプシミュレータープラグインだけはProToolsユーザー限定の話です。
ProTools HDXのDSPで使えるのが魅力のプラグインです。
HDXのDSPパワーを利用することで、レコーディング時もギタリストは音の遅延を気にすることなくバンバン使えます。
サンプリングレートは96Kまで対応しているのでほとんどのプロジェクトに対応します。
ちょっと高め…
僕はレコーディングの時は100%、Elevenです。
ただし、少々お値段が、、、。
Avidのオンライショップのみでの販売で、こちらがその購入画面。
フルライセンスだと¥59,000(記事作成時点)ということで、他社のプラグインと比べると一際高いです。
Elevenからのアップグレードだと¥11,700でそれなりにお手頃ですが…。
Eleven Rackも流行った
ElevenにはEleven Rackというのがあって、一斉を風靡しました。
僕が講師に行っている名古屋音楽大学にも何台か入っています。
ただし近年はKEMPERの評価が世界的に高く、こちらがハードウェア型のギターアンプシミュレーターとしては定番になってきています。
Slate Digital |OVERLOUD-THU
ここ1年くらいは、ミックス時の1stチョイスのプラグインです。
サンプリングレートも192Khzまで対応しいます。
GTR3やElevenだと、192Khzのセッションでは使えないで、その点でも有利です。
僕は192Khzを選択することが多いので、ギターやベースをラインレコーディングできるというのは嬉しいのです。
今あらたに購入するなら検討している方にはイチオシです。
ただし…、僕はSlate Digitalのオールバンドルのサブスクに入っているので使えています。
単体売りはググって見ましたが、見当たらずでした。
可能だとは思うのですが。
サブスクは月額3千円ほど。
Slate Digitalのプラグインは今や定番といって良いので、サブスクに入る価値は十分にあります。
どんどん新しいプラグインが増えていってるので購入よりサブスクの方が個人的にはオススメです。
Slate Digital VMR
アンプシミュレーターのプラグインではないですが、ミックスを自分でするならばVMRというのが定番で使いやすくオススメです。
スタンダードなSSLやNEVEなどのコンソールをAPIモジュールのように組み合わせて使えます。
サウンド聴き比べ、は意味がないのでしないです
同じテイクでのサウンド聴き比べを用意しようとも思いましたが、正直意味がないという結論になりました。
どのプリセットを使うかで、それぞれ全くの別物のサウンドにになります。
サウンドのバリエーションは事実上、無限にありますし…。
基準の作りようがないので、今回は見送りました。
総合評価まとめ
個人的な印象というか好みも交えて、順位をつけるとするとこんな感じです。
- ミックスではサウンドクォリティでSlate Digitalの Overloud-THU
- レコーディングではProTools DSPが使えるのレーテンシーのないEleven MK II
- 上記たちとキャラの違う質感が欲しい時はGTR3
- DTMユーザーはKONTAKTに付いている「Guitar Rig 5」でも十分
という感じです。
僕のスタジオ「フルハウス」では録音時にEleven MK IIを使用して、ミックス時にはOverloud-THU に差し替えるという事が多いです。
以前はMcDSPもアンププラグインを出していて、割と良くてたまに使っていました。
最近、スタジオのProToolsのプラグインリストに出てこないなぁと思っていて、今回調べたらMcDSPのプラグインリストからもう外れてますね。
エレピの歪にとかに相性よかったんですけどね。
というわけで、参考になったか分かりませんが、僕が普段使っているアンプシミュレータープラグインについてでした。
なお、僕も全てを試して選択しているわけではありません。
もしかしたらもっと良いものがあるかも知れません。
その時は、ぜひ情報をお寄せください。
では、また。
EギターやEベースでのレコーディングは2つの音を同時に録音しましょう。