岩崎将史です。
ライブ配信の依頼が増えてくる中で、安価な20m以上のHDMIケーブルを物色していました。
そして「ATZEBE 光ファイバーケーブル 30m」を購入しました。
中々良いケーブルでオススメできます。
- なぜコレにしたのか?
- 使ってみてどうだったのか?
を解説します。
「ATZEBE 光ファイバーケーブル」30mを2本購入
30mの距離ということで距離が長いため、ちゃんと使えるのか不安がありました。
結論としては全く問題なしです。
いくつかのカメラ
- CANON EOS Kiss X7i
- SONY α6400
- FUJIFILM XV100
- iPHONE XR
- iPHONE 8s
- iPHONE SE
で試しましたが、いずれも良好で接続後、すぐに映像信号を受信できました。
相性なども全く問題がないと捉えて良いようです。
「ATZEBE 光ファイバーケーブル」30mにした理由
ATZEBEの光ファイバーケーブルにした理由は主に3つあります。
- 価格が安い
- プロの映像屋さんがススメてくれた
- コネクター変換があって便利
価格が安い
まず何と言っても光ファイバー以外の方法で30mを用意するよりも価格がやすかったです。
30mのケーブルが1本1万円を切っていました。
ところが今、アマゾンをみると1本あたり2万4,000円ほどで出品されています。
どういうことでしょうか?
僕がたまたま運が良かったのか、今週に入って価格が高騰しているのでしょうか…。
プロの映像屋さんのオススメ
お付き合いのある映像屋さんがオススメしてくれたから、というのも大きい理由の1つです。
以前の記事を書いた直後に、
うちはコレを使ってますが、全く問題ないですよ!
とのメッセージをいただきました。
音楽公演やミュージカルなど、音楽の舞台もふんだんに撮影を行っているプロ中のプロの映像屋さんですので、間違い無いでしょう。
様々な撮影現場で 既に使っているとは、心強い限りです。
コネクタが便利
コネクターが凄く便利なのです。
メインの理由ではないですが、背中を推してくれた理由の1つでもあります。
どういうことかと言いますと、通常はソース側は普通のHDMIケーブルです。
ところがキャップ式になっていて、このキャップを抜くと「Micro HDMI」のコネクターが出現します。
別途変換コネクターを購入する必要がないのと、変換コネクターは相性や管理の問題も出てくる可能性があるので、最初からどちらも使えるという商品なら安心です。
そして最近のミラーレスカメラやスマホカメラのHDMIアダプターは、ほとんどがマイクロUSBですので、汎用性が高くなります。
とはいえ、「Micro HDMI」よりも少し大きい「Mini HDMI」などのカメラもまだまだありますので、「HDMI」→「Mini HDMI」の変換コネクターも同数を用意して、どんな現場にいっても、どんな機器でも刺さるように用意しました。
状況をみながら揃えていきたいので、今回は2セットを購入しました。
配信のオーダーが増えるようであれば、徐々に増やしていこうと考えています。
光ケーブルのメリットと注意点などさらに詳しく
「AEZEBE光ファイバーケーブル」にした理由を、さらに詳しく掘り下げます。
そしてメリットが多いですが、注意点もあるので解説します。
SDIにしなかった理由
別の映像屋さんには、
SDIにしないの?
というメッセージも頂いていました。
プロの現場ではSDIが基本
そう、プロの現場ではHDMIではなく、基本SDIなんです。
同軸ケーブルを使い長い距離もケーブルを引き回せます。
業務用のカメラやスイッチャーではSDIの入出力が付いています。
SDIで機器を全て揃えておけば、距離も気にせずに安定して使えますよ
知ってます…。
大丈夫です。
その様な本格的な現場はきちんとお願いします。
リーズナブルな手軽さが求められる音楽ライブ配信
ただこの様な機種や変換器などは高価なのです。
2019年までは僕の仕事で録音撮影やライブ配信というと、ガッツリとハイクォリティーを目指したものばかりでした。
第一線のカメラマンと業務用のTVカメラを手配してなど、それなりにコストをかけていました。
ところが新型コロナウイルス騒動以後は、
- 映像は酷くなければ、それなりで良い
- 音楽ライブなので音は良くしたい
- 経費をとにかく極限まで落としたい
という要望は増えました。
そこで安価なミラーレスやスマホなどを複数組み合わせての安価なライブ配信のサービスを検討することになりました。
機器コストが上がれば、その分はサービス価格を上げなければいけません
そうしたときにSDI変換せずにある程度の長さを引き回せる光ファイバーケーブルが丁度良いのです。
ライブ配信の趣旨や予算に合わせて使い分ける
これも冒頭に述べましたが、僕はどちらかというと映像はプロの映像業者とコラボしてがちな撮影をという仕事が多かったです。
予算がある案件は今後もそのようにするつもりですが、今回はそれは違うと。
トータルコストを最も押さえて30mを引き回せるというとうことで、この「光ファイバーケーブル」にしました。
「光ファイバーケーブル」の注意点
この「光ファイバーケーブル」には、大きな問題は何もないです。
ですが、少しだけ注意点があります。
- 折り曲げ厳禁
- ケーブルの向きがある
折り曲げ厳禁
ケーブルはパイプ状になっていて、中を光が通ります。
パイプ状ですので、直角にすると折れて使えなくなります。
直角にしないまでも折り曲げや過度にRを小さく丸めてはいけません。
といっても普通に使っている分にはそんな事にはなりませんので安心です。
ケーブルの向きがある
ケーブルには方向があります。
カメラなどの入力ソース側と、ビデオスイッチャーやビデオキャプチャーなどの出力アウトプット側の向きが決まっています。
逆に接続すると信号は伝送されません。
外からの見た目はパット見が一緒なので気をつける必要があります。
「ソース」側と「ディスプレイ」側の記載がある
ただし、コネクターに、
- SOURCE
- OUTPUT
と書いてありますので、ちゃんと見ればわかります。
思わぬ良かった点
購入してみて思わぬ良かった点がありました。
元箱が無駄がなくて凄く良い感じなのです。
ケーブルは管理が結構大変で気を使います。
特に僕とフルハウスの場合は、メインは音楽なので映像ケーブルはそれほど頻繁に使うわけではありません。
箱が余分な大きさや無駄な装飾などがなくシンプルでコンパクトでした。
使用後は元箱にしまって備品棚へ収納。
箱に「HDMI→Mini HDMI」の変換も収まるので、「何でもつながるHDMI 30mキット」として管理することにしました。
こうしておけば現場が入った時に、必要な数の箱を車両に積み込めばOK。
現場について、
あ!変換コネクター忘れたモ〜!
などということはなくなります。
同時に購入した「HDMI」→「Mini HDMI」変換コネクターケーブル
ちなみに購入した変換コネクターはこちらです。
特に相性問題のトラブルもなく使えました。
「ATZEBE 光ファイバーケーブル」にして大正解でした
結論、この「ATZEBE 光ファイバーケーブル」は使っていて、とても快適でした。
取り急ぎ安価に長い距離をとにかく安く引きたい人にオススメです。
ではまた。