こんにちは、岩崎将史です。
今回は18年前 (※記事執筆時) の2003年の録音作品の紹介です。
何故かというと、本日から音楽配信を始めたからです。
舞踏詩|望月雄史
今回紹介するのはギタリスト望月雄史さんの「元」CDアルバム「舞踏詩」です。
曲は坂野嘉彦さんという作曲家。
楽曲の詳細は望月さんサイトで紹介されると思うので割愛しておきます。
CDが完売
「元」と付けたのは理由があります。
「舞踏詩」は僕が18年前に
- レコーディング
- ミキシング
- マスタリング
などのサウンドプロデュースを行いCD化しました。
その後、望月さんのライブ会場などでの販売を中心に展開していましたが、初回製造分をほぼ完売し在庫がない状態が続いていました。
2021年の今、新たに追加でCDを製造するというのは中々に難しい時代になっています。
多くの人の音楽を聴くプラットフォームがCDからスマホなどを中心とした音楽配信サービスに既に移っています。
そこで今回は望月さんと相談の上、音楽配信のスタートを再販に変えようという事になりました。
アートーワークを再撮影
音楽配信でも再販に当たって1つだけ大きな問題点が発生しました。
アートワーク、いわゆるCDの表紙あたる部分をどうしようか?問題です。
CDの時は黒のベタ塗りに少しトーンの違う黒の文字載せるだけどいう、見た目はシンプルですがCDカバーとしては相当に奇抜なデザインを当時のデザイナーが制作してきました。
その時のデザインを音楽配信で使ってしまうとデジタルデータ上は「真っ黒」になってしまいます。
そしてそれよりも、当時のデザインデータが見つからない。
2003年当時のHDDを探してみました。
音源や他の作品のデータは全て残っているのですが、何故か「舞踏詩」のデザインデータのみ無いという。
そこで、今回は写真1枚にすることにしました。
そして撮影したのがこの1枚。
僕のスタジオ「フルハウス」で逆光1灯にて撮影しました。
当時のCDジャケットであり楽曲のイメージの沿った「黒」を踏襲しながらクラシックギターの作品というのが伝わるアイキャッチを狙いました。
今回は使ったカメラは「SONY α7S III」に「FE 24-70mm F2.8 GM」の組み合わせ。
照明にはGodoxのML60を使いました。
2003年当時の録音システム
2003年の当時にどの様に録音したのか?はあまり明確な記憶がありません。
というか、ほぼ覚えていません。
WindowsとSteinberg「NUENDO」での録音
当時はProTools HDXになる前で、一時期だけMacからWindowsにしてNUENDOで録音していた時代だと思います。
NUENDOというのは、基本的にはCubaseと同じDAWでサラウンド機能など、よりポストプロオーディオ向けの機能が加わったDAWでした。
Audio-TechnicaのAT4050/CM5
マイクはおそらく当時はAudio-Technicaの「AT4050/CM5」をメインで使っていたと思います。
2001年にスタジオ立ち上げて、最初の数年は高価なマイクは買えず、最初に購入した「AT4050/CM5」をひたすら使い倒していた記憶があります。
このマイクは今でも登場頻度が減ったとはいえ、未だにスタジオで使っています。
製品自体もディスコンにもなっておらず、息の長いマイクです。
過去作の音楽配信化
今回のように既にCDの販売ができなくなってしまった作品などは、音楽配信にしていくと良いですよね。
もし過去の僕のクライアントさんで、自分では難しいという人はご連絡いただければお手伝いします。
誰でも簡単にできるけどモ〜
ということで、今回はこの辺で。
ではまた。
コメント
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