こんにちは、岩崎将史です。
動画撮影用のキーライト用にLEDライトを購入しました。
Godox の ML60 です。
開封と初使用の様子はYouTubeにもしています。
よかったらご覧ください。
キーライトにはソフトライトと指向性を
撮影時には、
- キーライト
- フィルライト
- バックライト
の3つが最初の基本と言われています。
僕のスタジオ「フルハウス」では、映像機器用の激安中華メーカーであるNeewerの製品を使用してきました。
先日公開したコチラの動画でもNeewerを使用して、随所に写り込んでいます。
良いライトですが、動画撮影用のキーライトしては、少し難しい部分がありました。
ソフトライトと指向性が欲しかった
Neewerももちろんキーライトとして使えるのですが、用途が限定されるというか普段僕が必要になる灯りが得にくいライトでした。
そのため色々と工夫しながら対応していました。
キーライトとして僕は、
- ソフトライト
- 指向性
この2つが欲しかったのです。
理想はProfoto B10 シリーズ
ですが、あえて何故Neewerを使用していたかというと、キーライトとしてProfoto B10の購入を良きタイミングで狙っていたからです。
モノブロックタイプのストロボとしても使えるので(というかそちらがメインか)、どんなシチュエーションでも活躍します。
Profoto は写真家ではハイエンドプロ向けのフォトスタジオでは世界的に定番のメーカーです。
その良さを書くと長くなるのでココでは省きますが、問題は価格でした。
Profoto は高価
本体だけで20万円を超えてきます。
世界的なブランド(もちろん質が良い)というのもあって、本体もそうですが周辺付属機器も単価が高めに設定されています。
純正でソフトボックスなど1式揃えると30万円を大きく超えてしまいます。
それ故にNeewerでしのぎつつ、予算確保のタイミングを図っていました。
想定外の出費が…
そんな中、我がフルハウスに急遽想定外の出費が必要になってしまいました。
後日改めてブログに書く予定ですが、メインオーディオI/Oが不調の兆しがあったのです。
10年使ってましたので、ある程度覚悟はしていましたが、コレを入れ替えるとなると100万円以上の出費となります。
今季予算でのProfoto B10は諦めなければならなくなりました。
想定外の出費はコチラでした。
ProToolsで使用していたAPOGEE Symphony I/Oが急遽もう1台必要に…。
mk IIを購入しました。
後日このブログでもレビューします。
超激安なGodox
そこで選定したが Godox のML60です。
Godox は安価なストロボ、ビデオライトとして世界的に有名なメーカーです。
ハイエンドなプロはProfoto、潤沢な予算を掛けられない写真家や動画クリエイター、スタジオなどはGodoxを選択している場合が多いです。
僕が購入したのコチラのキット。
一通り全て揃って5万円以下という激安。
恐るべし中華メーカー。
過去の様々な情報を調べると、個体ごとの色味が安定していなかったり、バッテリーが発火して家事になったりと中々な情報が出てきます。
そういう意味でも絶対安定のProfotoが良かったのですが、もう誤魔化しながら作品作るのは辛いというか効率が悪いので、ココは僕の価値観に反する部分もありますがGodoxをポチりました。
質はどうなのか?
実際に購入してみてどうだったのか?
早速、試してみました。
開封日のこの日はシンガーソングライター加藤梨菜さんのレコーディングが入っていました。
このブログではお馴染みの方です。
試しに撮ってみた写真がコチラ。
とても良い感じじゃないですか?
影がパキッとハードではなく、少しづつ階調を経て落ちていってます。
これはかなり使えそう、というか申し分のないライトです。
コレで三万円台か〜。
すごい時代だモ〜
時間の無い人向けに使って見た感想をまとめると、
- 色味はかなり綺麗
- 照度はそれなり
- 見た目や作りは少しチープ
- 操作は良くもなく悪過ぎもしない
という印象です。
色味はかなり綺麗
まず最も心配していた色味については、かなり良いです。
ただし僕が購入した個体はと書いておいた方が良いかも知れません。
その辺りは複数購入したわけではないので何とも言えませんが、おそらく先ず大丈夫なのではないかという印象を持ちました。
照度はそれなり
照度、明るさについてはそれなりという印象です。
60Wですからね。
屋内でオン気味で使う分には、何の問題もないです。
屋外などでストロボの用に周辺をアンダーにさせるような使い方は無理でしょう。
ProfotoもB10とよりパワーアップしたB10Plusというのがあるので、照度を求める人はB10Plusにしましょう。
まあ、そもそもはビデオ用LEDライトとスチル写真用ストロボということで、目的や用途が違うものですけどね。
光量が足りなければ2台買っても…。
そういう誘惑に包まれています。
見た目や作りは少しチープ
見た目や質感は良くもなく悪くもなく。
少しチープと言えなくもないです。
Profotoの A10 というストロボを写真では使用していますが、コチラは格好良いです。
デザインも方向性が真逆です。
例えるならProfotoは銀河英雄伝説の帝国軍艦船、Godoxは同盟軍艦船というイメージでしょうか。
(分かる人にしか分からない例え)
まあ僕はどちらも好きですし、金額を考慮すると全く十分です。
操作性
操作性は至ってシンプルで感覚的に分かりやすいです。
シンプル操作とスムーズな照度調整
ビデオライトとして使うのに、本体の不都合は全く無いです。
常時使用するのは電源のON/OFFスイッチと、照度の調整。
上の写真の右側の黄色いDIMと記載されたノブがそれです。
これを回すだけで0%~100%にスムーズに照度が変わります。
Neewerはその辺りが雑で、照度を40%以下にすると突然LEDが消えます。
ぼやっとした光が作りにくいのですが、Godox ML60は大丈夫です。
1%限界までほんのりと点灯します。
リモコン付属は嬉しいが…
リモコンが付属しているので、照明スタンドに設置した後の設定も楽です。
照明スタンドで高い位置に本機を上げても、リモコンを使えば手元で調整できます。
ただし、照度の変更だけはリモコン行けていない部分があります。
押しっぱなしで0%→100%まで1%ずつ上昇するのですが、ボタン話した時じゃないと本体の明るさが変わらないです。
「80%にしよう」
と思って変更するのは簡単ですが、明るさを見ながら調整しようと思うと1回ずつボタンをオフにして確認していかなければいけません。
最大100回スイッチを押す可能性もあるので(先ず無いが)、その辺りはリアルタイムでリモコンに追随してくれたらと思います。
が、そこを対応しようとして1万円とか値段が高くなるなら今のままで良いです、ってくらいですが。
バッテリーは超便利
大型のバッテリーが2個付いていました。
これはとても便利です。
電源のないところでも使えますし、ハンドグリップになっているので、屋外などの撮影でスタンドを持っていけないシチュエーションでも使いやすいです。
さらにこのバッテリーは充電器が必要ないのです。
バッテリー本体にUSB-Cポートがあり、直接このポートから充電できます。
これは本当に素晴らしいです。
まずは出来ることが大切
購入した僕の現在の感想としては、
買ってよかった。
です。
そしてむしろもっと早く購入しておけば良かったとも思います。
1点だけML60の難点を上げると、色温度と呼ばれるケルビンの調整ができないことです。
写真や映像では色温度の調整が重要です。
Godox ML60Bi というアップデートされたモデルだと色温度の調整が可能です。
しかも2800Kから6500Kまでの調整が可能で、かなりレンジが広いです。
実は購入時にその辺りを良く確認してなくて、当然変化できるものと思い込んでML60を購入してしまった僕です。
しっぱいしたかモ〜
ということで、多分近日中に ML 60Bi を購入することになると思います。
その時はこのノーマルML60をどうするか…。
欲しい人います??
ということで、今回はこの辺りで失礼します。
では、また。