自身で作成されている楽曲のミックスをスタジオやエンジニアへ依頼する時の、マルチトラックの作成方法について、Studio Oneの場合のです。
何故マルチトラックでの搬入が必要なのか?はこちら
Studio Oneはステム機能が便利
スタジオワンにはステム機能といのがあり、とても便利です。
ステム機能とは〜【簡単な説明と特徴など】
マルチトラックWAVファイルの書き出し方法
そのステム機能を使った簡単にマルチトラックのWAVファイルを作成する方法です。
範囲を選択
タイムライン上をドラッグして、書き出す範囲を 指定します。
書き出し後の作業効率向上のためにも 楽曲の頭から範囲を指定するのがオススメです。
ステムをエクスポート
メニューから「ソング」→「ステムをエクスポート」を選択します。
詳細設定
書き出したいトラックをチェック
書き出したいトラックをチェックします。
書き出す場所を選択
「ロケーション」の項目にて書き出すマルチトラックファイルの保存先を指定します。
書き出しのフォーマットを選択
書き出すオーディオファイルのフォーマットを決めます。
- ファイルフォーマット→WAVファイルを選択
- 解像度→もっとも高い数値を選択(32Bitフロート)
- サンプリングレート→Studio Oneで制作時と同じサンプリングレートを指定
書き出し範囲を指定
マルチトラックWAVファイルを書き出す(=エクスポート)する範囲の方法を指定します。
今回の場合は、最初に「ループ間」として曲の先頭から最後までを指定していますので「ループ間」にします。
オプションのチェック
オプションは次の2つにチェックを入れます。
- モノトラックを維持
- エクスポートを閉じる
OKを教えて書き出し開始
「OK」ボタンを押下するとマルチトラックオーディオファイルの書き出しが始まります。
エフェクトを使っている場合は、有りと無しの両方を
Studio OneでEQやコンプレッサー、リバーブなどのエフェクトを使っている場合は、「あり」と「なし」の両方があると、ミキシング作業が効率的になります。
上記のやり方は「エフェクトあり」にて書き出されますので、全てのインサートとセンドをバイパスにして、同様の作業をもう一度行って下さい。
エフェクトをバイパスにする
センドやインサーションなどのエフェクトをバイパスにする方法は、上記ミキサー画面の点滅部分をクリックして下さい。
上記画像のように点灯が消えて、各ミキサーチャンネルのインサートとセンドのランプも消えていればバイパス状態です。
この状態ではエフェクト処理は全て無視して、マルチトラックパラデータが書き出されます。
その際には書き出し先のフォルダ名を”曲名”+”_Dry”などとしておくと、受け取った際に分かりやすくなります。
書き出したデータの送り方
書き出されたデータをフォルダごと、アップロードして頂ければ大丈夫です。
僕のスタジオ「フルハウス」では、ホームページから問い合わせを頂ければアップロード先と方法をメールでご案内しています。
お使いのPCブラウザから簡単にアップロードできます。
他にもマルチトラックの作成時のコツを書いてますので、ご参考ください。
では、また。
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