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オーディオインターフェース【完全プロ向け】2022年版【業務用】

オーディオインターフェース【完全プロ向け】2020年版_アイキャッチ DTM・レコーディング系ノウハウ
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岩崎将史まさふみです。

オーディオ・インタフェースはスタジオや音楽制作システムではPCと同等かそれ以に重要な存在です。

オーディオ・インタフェースは僕の場合はPCと違って2~3年で買い換えるということはしません。
過去を振り返ってみて大体10年づつは使っています。

今回、新たにもう一つ新たに音楽制作とレコーディング用にシステムを組むなら
ということでオーディオ・インターフェースを選定してみます。

選定のポイント

選定のポイントは次の3つです。

  • サウンドクォリティ
  • 中長期のサポート
  • 使いやすさ

サウンド・クォリティ

サウンド・クォリティはもちろん最も重要な選定基準です。
選定の基準は、今スタジオ「フルハウス」で使っているオーディオ・インターフェース達と同等かそれ以上の音質であること。

ダウングレードする物は外しました。

中長期のサポート

サポートが弱いというはオーディオインターフェースの場合、かなり致命傷になります。
僕は痛い経験を何度かしてきました。

先日こんなツイート動画を投稿しました。

Avidの低価格帯インターフェースを3世代ほど使ってきましたが、サポートがとても弱かったのです。
発売から3年ほどすると、ファームウェアなどのアップデートを終了してしまい、最新のMacOSに対応してくれなくなります。
ですので、毎回買い換えないといけない。

今回も使えなくなって数年が経過していました。
忘れていたので試しに動画をアップしてみました。
お陰様で数分後にはたくさんメッセージを頂いて引き取り手が決まりました。

他もメーカーではその様なことはなく、10年以上使っている物ばかりです。
ただし、Avidのコンシューマー向け製品だけは、

  • Mbox
  • Mbox2
  • 002
  • Mbox-pro

など、いずれも数年しか使えなかったため、かなりトラウマになっています。
今後はAvidの低価格帯インターフェースは絶対に購入しない、と誓っています。^^;

使いやすさ

僕の考える「使いやすさ」とは、

  • 接続性
  • 可搬性
  • 堅牢性

などです。

接続性

特にライブ配信やコンサート録音の現場においては、接続の分かりやすさやはとても重要です。
僕の理想はアナログ入出力が全てD-sub25ピンであることです。
8チャンネルをマトメて確実に接続できるので、圧倒的に少スペースと時短が実現できます。

今回、全てがD-sub25ピンではありませんが、評価はその辺りも盛り込んで数値化しました。

可搬性

可搬性、堅牢性があることは仕事で使う上では何よりも重要です。
省スペースであることは、機器の運搬コストや空間の維持コストにも大きく影響します。
1Uあたり8チャンネル、できれば12チャンネルというのが現在の主流ですので、それ以下はカットしました。

堅牢性

新たなシステムということで、スタジオ常設よりもライブ配信やコンサート録音など持ち出して使うという可能性があります。
日々の運搬を考えて、メカ的な弱さが心配されるものもカットしました。

今回の掲載順はメーカー名のアルファベット順です。

総合的に利益を最大化できるかどうか

評価のポイントを要約すると、サウンドクォリティーと値段だけではなく、投資した際の利益を最大化できるかどうかです。

数十万円から数百万円の資本投下になりますので、稼働率や生産性向上にどれくらい影響を与えるかという視点でみています。

ANTELOPE|ORION 32HD GEN3

メーカー名のアルファベット順で見ていきます。
まずはANTELOPEアンテロープ

試したことは無いが、完璧なスペック

いきなりですが、僕は今、最も気になっているオーディオ・インターフェースです。
最初にお断りしておくと、この機種は試したことがありません。

今回取り上げる機種は、この「ORION 32HD」以外は全て仕事での使用経験があります。

そしてサウンドクォリティ的にはどれも業務用プロ用途としてオススメです。

この「ORION 32HD」だけは、使ったことがないのに気になる理由、取り上げる理由はこれです。

  • 1Uで驚異のアナログ32イン・32アウト (デジタル使うと64?)
  • ProTools HDXポートとUSB 3.0ポートがついている
  • MADI I/Oまで付いている
  • 他にもADATなど充実(使わないけど)

完璧です。
完璧すぎます。

ProTools HDXでもネイティブでもOK

これならスタジオではProTools HDXのI/Oとして使いながら、コンサート録音やライブ配信の時にはUSB 3.0でMacBookProと繋いで録音やミックスができます。

豊富なリアルタイムプラグイン

さらにリアルタイム・プラグインをサポートしているとのこと。

よく分かってないけど、これだけのプラグインがあれば、どんな現場も大丈夫そうです。

ギターアンプシミュレーターまで付いているみたいです。

視聴レンタルして決めます

今は次に取り上げるAPOGEEの Symphony I/O の初期モデルを使っています。

32イン・32アウトで2Uで、ProTools HDXとしてもUSBオーディオインターフェースとしても使えるということで、当時は素晴らしいコストパフォマンスを発揮していましたが、同じことが1Uでできてしまうなんて。

凄すぎです。

問題は音質。
コレばっかりは使ってみないとわからないので、ディーラーさんにデモを依頼してみようと思います。

また正体が分かったら加筆しますね。
楽しみにしてください。

Antelope Audio(アンテロープオーディオ) Orion32 HD Gen3【DTM】【オーディオインターフェイス】

APOGEE Symphony I/O MKII

まずはADコンバーターのサウンド・クォリティが評価されているApogee Electronicsアポジー エレクトロニクス 社のフラッグシップ・オーディオインターフェース「Symphony I/O MK II」です。

僕のスタジオ「フルハウス」では全モデルのMK Iを使っています。

岩崎将史の評価 4.2

必要なチャンネル数に合わせてカスタマイズできる

「Symphony I/O」の魅力は2Uのラックに2つのボードスロットがあり、自由に組み合わせを選べることです。

アナログ入出力、デジタル入出力、マイクプリアンプなどのいくつかの入出力カードがあり、ユーザーが利用に合わせて好みの組み合わせをチョイスできます。

16アナログI/Oを2枚指すことにより、2Uラック1台に32イン/32アウトが実現。
しかも入出力はD-Sub25ピンで統一という、まさに現場で使いやすいインターフェースとなっています。

ハイクォリティなのに価格が安い

そして音が良いのに、価格が安いことも魅力です。

ミニマムな組み合わせでは30万円を切っています。
最大にして32イン・32アウトという膨大な入出力にしても100万円を超えません。

後述するProTools純正のAvid MTRXがミニマムでも100万円を超えます。
今、僕のスタジオ「フルハウス」おな同じ入出力数にしようと思うと、300万円近くになるのです。
それを考えると「ApogeeのSymphony I/O mkII」は驚異的なコストパーフォーマンスだと言えます。

今のところ、第一候補の筆頭です。

10年に渡りスタジオとライブ録音で使用してきた実績

何よりも全モデルである「mk I」を10数年に渡ってスタジオやライブ録音などで使い倒してきたという安心感があります。

ライブ録音については僕の会社「フルハウス」のホームページに少しづつ記事を上げていってますので、良かったらみてください。

操作のノブが大きく、さらに液晶画面も大きい。
タッチスクリーンになっていて、一つ一つが大きく見やすいのが何より現場で助かります。

後述するRMEのオーディオ・インターフェースも使っています、液晶が小さく、既に老眼の症状が出てきている僕にはとても辛いのです。

ProTools HDX I/O のフリをする

そして僕がmk Iを購入した理由でもありますが、ProTools HD I/O のフリをするのです。
僕は32チャンネルに仕様にしていますが、スタジオのProTools HDソフトからは完全に2台のProToolsのI/Oとして認識しています。

「Mk I」は両刀使いができた

「Symphony I/O mk I」は標準でUSBとProTools I/Oのコネクターがついていました。
スタジオではProTools I/Oとして使えて、外現場ではLOGICやCubaseなどのネイティブDAWでも使えるという素晴らしさ。
1台でスタジオ内でも外に持ち出してもOKというオールマイティなオーディオ・インターフェースです。

「Mk II」ではどちらかだけ?

「Symphony I/O mk II」では残念ながら購入時に、

  • Pro Tools HD
  • Thunderbolt 2
  • Sound Grid

のどれかを選択してボードを入れてもらうタイプになっています。

これはもの凄い残念です。
今なら「Pro Tools HD」と「Thunderbolt 3」に両対応してくれていれば、最強だったのに…。

「Thunderbolt 2」を今、選択する意味はないので、購入すならPro Tools HDですが、そうするとNative DAWに直接続で使うことができません。

岩崎
岩崎

あ〜コレはマジ残念だモ〜。
僕にとってはまだまだ「Mk I」が運用面で最強だモ〜

USB 3.0でも良いから、本体に常設してくれればよかったのに…。
何か方法は無いものでしょうか…。

組み合わせラインナップ

購入検討の参考になるように、いくつかの代表的な組み合わせを紹介しておきます。

APOGEE|Symphony I/O MKII 8×8 Analog I/O

8チャンネル・アナログカード1枚の最低限のシステムです。
実はコレ以下の2チャンネルのシステムもありますが、敢えてそれをチョイスする必要はないと思います。

APOGEE|Symphony I/O MKII 16×16 Analog I/O

多くの人に需要がAありそうな、16チャンネルのシステム。

APOGEE Symphony I/O MKII SoundGrid Chassis with 16×16【国内正規品】

APOGEEアポジー|Symphony I/O MKII 16×16 A I/O+8×8 A I/O

小規模スタジオであれば、アナログ16チャンネルカードと8チャンネルカードを組合わせた24チャンネルで十分かも知れません。
25~32チャンネルはデジタルになっているので、使い勝手も良いです。

APOGEE|Symphony I/O MK II 16×16 A I/O + 16×16 A I/O

僕はこの組み合わせ一択です。
2Uでのアナログ32チャンネルの入出力。

スタジオでもコンサート録音やライブ配信でも最も使いやすい組み合わせです。

2台購入して、状況に合わせて32チャンネルにしたり、64チャンネルにしたりできます。

またPCなしのスタンドアローン・モードや、モニターコントロールなどもオプションでありますので、とても使いやすいです。

Avid|MTRX シリーズ

ProTools ユーザーであれば、真っ先に考えるであろう、純正Avidのインターフェースです。

フラッグシップの「MTRX」に加えて、低コスト版の「MTRX Studio」の2種類があります。

Avid|MTRX Studio

非常によく考えられたインターフェースだと思います。
D-sub入出力でヘッドフォン端子も付いている、さらにMADIやDANTEも付いていますので、小規模スタジオであれば十分です。

岩崎将史の評価 4.0

ProToolsソフトウェアのみの運用であればという評価です。
近年は色々なDAWを使うので…今回の僕の選択肢には入れませんが。

ProTools ソフトウェア限定?

ただし…。

ProToolsソフトウェア限定ですかね?
他のDAWで使ったことが無いので分かりませんが、そんな気がします。

もし他のDAWで使われている方がおりましたら教えてください。

ProToolsサブスク化で、2ndシステムはLOGIC Pro Xへ

ProToolsはソフトウェアもサブスクになっちゃったんですよね。
ですので、僕はProToolsは2システムから1システムに減らしてしまいました。

スタジオ「フルハウス」はProTools HDXをキープして、ライブ録音などは最近はLOGICで録音するようにしています。
PlayBackエンジンの音質は別にして録音に置いては全く差がありません。

そして、近年はDANTEやMADIで録音する機会が増えてきています。
その場合、ProToolsよりもLOGICの方が安定性高いという結果が出ています。

さらにLOGICだとiPadの無料アプリでフェーダーミキシングもできるので、外現場で便利なんですよね。

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AIVD|MTRX

AVIDのフラグシップ・インターフェースです。

ADコンバーターはDADという会社の物を採用しています。
DADは昔に使ったことがありますが、とても音がクリアで良いコンバーターで、購入を検討していた時期もありました。

AVIDが正式採用したので、それならDADではなくAVIDで購入したいです。
が、問題は価格だけ。

スタジオ「フルハウス」の機器入れ替えであれば、MTRXで良いと思いますが、今必要なのは2ndシステムとしてコンサート録音やライブ配信でも使い勝手の良いこと。

と考えると、MTRXはまだ先かなと。

昨今の音楽シーンはスタジオのインターフェースに300万円の投資をするという状況でもないですし。
今のシステムで困っているなら話は別ですが…。

岩崎将史の評価 4.0

凄く高音質で多機能なのは間違い無いです。
ただし、音質だけでいうとプロ用機器はどれも相当に高いレベルで整っています。

「MTRXが他より圧倒的に良すぎて、MTRXにすることでオーダーが凄く増える」とは考えにくいので、少し厳し目の評価をしています。

15年ほど前にProToolsが24mixから、192HDに進化した時は誰が聴いても革新的な変化でしたが、今回はそこまでの効果はないかなと。

RME シリーズ

RMEもプロユーザーのとても多いメーカーです。
僕も2001年にスタジオ「フルハウス」を作った時はRMEで揃えました。

ただその時は、あまり音が良くなかった。
安かったですけどね。

2~3年使ってましたが、ProToolsのHD I/Oが出てあまりにも音が違いすぎて、売却して乗り換えました。

ただ、近年は別物になっていて、僕もUFXなど使っていますが、とても良いオーディオ・インテーフェースです。

サウンドクォリティーに不満は一切ない。が…

今のRMEのオーディオ・インテーフェースにはサウンドクォリティーは一切不満がありません。
十分な音質になっています。

ただ、多分僕が選ぶには難しい問題が2つあります。

  • 入出力がTRS
  • 液晶が小さく、操作も困難

入出力がTRS

これが「ないわ〜」という感じです。
なぜD-Sub25にしない…。

マイクプリから立ち上げるのに、現場に毎回XLR→TRSの変換を何本も持っていかなければなりません。

MIlleniumのHV-3DやREVAV NM-800など、コンサート録音で使われるプロ用のマイクプリアンプの出力はここ10数年は全てD-Sub25出力です。

D-sub 25ならケーブル1本で8ch接続終わるのに。

仕込み時間が大幅に増えるので「ないわ〜」って感じです。

液晶が小さく、操作も困難

これも厳しいです。
見えない…。
特にコンサート現場では、常に適切な位置に機器を置けるとは限りません。
ラックの場所によっては、もう、本当に見えない。

そしてマイク入力のゲイン調整も液晶見ながらボタンを押して、階層深く入ってやっと触れるという…。
ないわ…。

オススメのラインナップ

とは、言えRMEは用途に合わせて実に多くのラインナップがあります。
数あるREMラインナップの中から、プロ用という観点で、ある程度の不都合はあったとしても十分にオススメできるものを選定してみます。

RME UCX

アナログは8入力ですが、ADATなどのデジタルを使えば最大18入力まで拡張できます。

1Uでシンプルに1台で、かつ低コストを求める人には良いと思います。

岩崎将史の評価 3.0

8chあれば十分という人にはコンパクトで良いと思います。
味も素っ気もない外観ですが…。

RME UFX+

最大の入出力は、94入力・94出力ですが、本体だけでのアナログ入力数は12入力。

僕はもう1セット、コンサート録音用に持ち出せるレコーディングのシステムを組もうと考えていました。

Symphony I/O mk II に続く第2候補になっています。

岩崎
岩崎

コロナの影響でコンサート録音が全滅中なので、
いつの事になるやら分からないけどモ〜

色々ネガティブ要因はありますが、これ1台で小規模なレコーディングなら対応できるのと、大規模な録音はMADIでADコンバーターを拡張すれば、扱いづらさは解決する?と考えているからです。

岩崎将史の評価 4.2

個人で仕事をするエンジニアなどにはベストだと思います。
多チャンネル案件がきた時は追加のADやMADIをレンタルするスタイルで。

RME UFX+ Fireface USB & Thunderbolt Audio Interface [並行輸入品]
Gotenna

RME UFX II

UFX+から、

  • MADI
  • USB 3 / Thunderbolt 3 端子を排除

してコストダウンした物。
紹介しておいてなんですが、僕は絶対に購入しません。
今、買うのにUSB3やThunderbolt 3じゃないって、不便だし将来性もなさ過ぎます。

「どうしても予算が」という人向けです。

岩崎将史の評価 3.0

UNIVERSAL AUDIO|APOLLO

ユニバーサル・オーディオも外現場での録音で何度かレンタルで使用したことがあります。

音質、サウンドクォリティーは申し分ないです。
そして操作性も良く、メーターも見やすいです。

岩崎将史の評価 3.5

凄くよいオーディオインターフェースなのに…

音も良く見た目も良いApolloシリーズですが、他の機器にはない大きな問題があります。

ドライバー・ソフトウェアのオーサライズが個人アカウントでPCに紐付いていることです。

ドライバーが1台のPCにしか入れれなかった

「Apollo X8」を動かすためのドライバーソフトにはオーサライズ認証が必要です。

そのため会社の備品として購入しても、使えるのは特定の1台のPCのみ。

1つのPCとセットでした運用できない

以前に何度かApolloをレンタルした際にも、自分のPCではドライバーソフトウェアを入れても、オーサライズができないので使えませんでした。
ドライバーソフトがインストールされたMacBookProと合わせてレンタルしなければならなかったので、これは業務用としては致命的です。

チームでの運用が不可能

会社で購入したとしても運用ができなさそうです。

コンサート録音の現場などは1日で複数箇所で入ります。

現場の規模感に合わせて適切なオーディオインターフェースをプランして持たせますが、録音するDAW側は使い慣れた各個人の物で対応したいのです。

こういうスタイルで稼働しているので、オーサライズ紐付けは厳しい。
チームとして使えないので、残念ながら購入の選択肢に上げることができません。

個人ユーザーであれば問題はない、が…

ただし素晴らしいオーディオインターフェースなので、個人ユーザーであればありです。

ただし、よくオーディオインターフェースの台数が足りない時に、仲間の個人からも有償レンタルする時がありますが、ApolloはPCと合わせて借りるしか無いので、自然とレンタルしなくなりました。

入力が基本TRS…

RMEの項でも書いたとおり、基本TRS入力なんですよね…。
ほんと、止めて…D-Subにして欲しい。

ラインナップ

という2つの問題点がありますが、それ以外は実に素晴らしいオーディオ・インターフェースです。

UNIVERSAL AUDIO |APOLLO X8 & X8p

もっともシンプルな物が8チャンネルのX8です。

X6というのもありますが、今回はプロ用ということで、中途半端な数は現場で使いにくくなるので外しています。

8チャンネルのマイクプリを搭載したX8pというのもあります。

コンシュマーユーザーだと、マイクを直接つなぎたい人が多いのでしょう。

ただし、僕はマイクプリは別に使いたい派です。
音の好みもありますが、それよりもオーディオインターフェースに内蔵されているマイクプリは操作性が悪いです。

サッとつまみを回してゲイン調整できることはプロの現場では必須です。

そして音質も、やはり専用機で納得できるものを手に入れるべきです。
マイクプリアンプは一生使えます。

岩崎
岩崎

1980年代にリリースされたNEVE系など、
僕のスタジオでもまだ現役ですからね。

UNIVERSAL AUDIO|APOLLO X16

アナログ 16イン x 16アウト で、最大18イン、24アウトに。
USB3ではなく、Thunderbolt 3 のみというのも高評価。
それにより、4台を接続させて64アナログ・インプットも実現可能。
もちろん、スルー用のThunderbolt 3端子も付いています。

音も良いし見た目も良いのはX8と同様。

そして最大の障壁が…。
X8と同様にドライバーのオーサーライズが個人アカウントにひも付きます。
そのために会社でのチームでの運用は不可能。

ということでこの1点だけで、僕、そして僕の会社であるフルハウスの選択肢には入れることがきません。
残念。

全体の総括

ひと通り調査して検討してみた結果。

どれも正に「帯に短しタスキに短し」状態…。

  • スタジオ用のリプレイスか外録音用にApogee Symphony I/O mk II
  • 可搬性やMADIとの拡張運用を考えたらRME UFX+
  • ProToolsでのスタジオ運用のみで予算が許すならAvid MTRX

Apogeeの「Symphony I/O mk II」が「mk I」同様に「ProTools HD」と「Nativi」両方に同時対応可能なら即決なのですが…。

今後は「Pro Toolsとそれ以外」でシステムは別に分けて用意していくことになりそうです。
ということで、まだしばらくは「Symphony I/O mk I」と「ProTools HDX I/O」達で感貼ります。

もし今のタイミングで、ハイクォリティ&多チャンネルのプロ用オーディオインターフェスを選定していたの人がいたら、参考になったら嬉しいです。

では、また。

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